「格安SIMにすると安くなるって聞くけど、どういう仕組みなのだろう?」と疑問をお持ちの方がいるかもしれません。
最近ではお得に使える格安SIMを、広告やCMで目にする機会も多くなっています。ただ、興味はあるけど何となく不安で、乗り換えを迷っている方も多いと思います。
そこで本記事では、格安SIMがなぜ安く使えるのか、メリット・デメリットはあるのかなど、格安SIMを検討中の方が気になるポイントを解説します。
更新日:2023.5.25
格安SIMとは、格安の料金プランで携帯電話の通信・通話のサービスを提供している事業者のことです。
大手キャリアから回線を借りてサービスが提供されるか、あるいは大手キャリアのサブブランドやオンライン専用のブランドとしてサービスが提供されています。
では、なぜ格安SIMにすると料金が安くなるのでしょうか。その理由として、大きく以下の2つが挙げられます。
格安SIMの中でも、大手携帯電話会社から回線を借りて サービスを提供している事業者を「MVNO(エムブイエヌオー)」といいます。MVNOは「Mobile Virtual Network Operator」の略で、日本語では「仮想移動体通信事業者」と訳されます。
MVNOでは、自社で回線設備を保有していないため、設備の維持費や管理の手間が発生せず、通信技術の開発のためのコストもかかりません。大手携帯電話会社で通信設備を保有するために発生しているコストが、MVNOではカットできます。
費用がカットできる分、利用者に低価格でのサービス提供という形で提供ができます。
店舗を保有する格安SIMは少なく、サポートはオンライン対応が主となります。
店舗を保有するとなると、店舗の賃料や人件費などの店舗運営のコストがかかります。格安SIMでは多くの場合、オンラインサポートを中心にして店舗運営のコストを削減しています。
店舗を利用する機会が機種変更の時ぐらいで頻度は多くないという方や、オンラインでのサポートでも問題ないという方は格安SIMが合っています。
もちろん、格安SIMでもチャットサポートなどを用意しているところは多く、基本的には困った時の相談はオンラインなどから可能です。全くサポートがなくなるわけではなく、あくまでオンラインがメインとなります。
料金が安いこと以外にも、格安SIMへ乗り換えるメリットがいくつかあります。具体的なメリットとしては、以下が挙げられます。それぞれ見ていきましょう。
格安SIMでは、1GBや5GBなどの低容量プランが豊富に用意されているサービスも多いです。
3GB以下が月額1,000円以下で使える格安SIMもあり、データ通信量が少なめな方も利用状況に合わせて料金プランを選択できます。
格安SIMも、大手キャリアの回線を借りたり、大手キャリアの回線をそのまま使用してサービスを提供しています。
使用する回線自体は大手キャリアの回線で変わらないので、同じエリアで電波がつながります。格安SIMにしたからといって通信エリアが狭くなることはないため、その点は特に不安を感じる必要はありません。
格安SIMでは、大手キャリアにはない独自のサービスを提供しているところも多いです。
対象サービスのギガの消費がゼロになるギガフリーやプランに無料通話が付くなど、サービス内容は格安SIMごとに様々です。プランの料金やデータ量などと合わせて、どんなサービスが利用できるのかも注目してみましょう。
格安SIMのメリットを中心に紹介してきましたが、一方でデメリットもいくつかあります。格安SIMのデメリットとしては以下の2つです。それぞれ見ていきましょう。
回線を借りてサービスを提供しているMVNOの格安SIMの場合は、大手キャリアなどに比べるとお昼時や通勤時間帯などの回線混雑時に通信速度が低下しやすい傾向にあります。
通信エリアは大手キャリアと同じですが、通信速度は大手キャリアと異なるので注意が必要です。
冒頭でも触れましたが、格安SIMのサポートはオンラインが中心です。
店舗のサポートがないとどうしても不安な方は、店舗サポートが充実した格安SIMを利用するか、大手キャリアを利用しましょう。
いざ格安SIMを選ぶ時に、どこに注目して選べば良いのか迷う方もいるかもしれません。ここからは、格安SIMを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
まずは、ご自身に合うプランがあるかチェックしましょう。
格安SIMの場合には、プランを絞ってシンプルな料金体系をとっているところも多いです。ご自身の使い方にぴったりなプランのある契約先を選べば、同じ使い方でもより安く使える可能性があります。
ご自身の使い方に合うデータ量、サービスのプランがあるか事前に確認しましょう。
格安SIMごとのキャンペーンにも注目しましょう。
格安SIMでは、ポイントバックや割引など、様々なキャンペーンが実施されています。豪華なキャンペーンが実施されているのであれば、それを決め手に契約先を選ぶのも方法の1つです。
通信速度を重視して格安SIMを選びたいと考えている場合は、大手キャリアの提供する格安SIMに注目しましょう。
大手キャリアからも、サブブランドやオンライン専用の新料金ブランドとして、格安SIMが提供されています。
例えば、ソフトバンクからはLINEMOやワイモバイルなどのサービスが提供されています。大手キャリアの自社回線を使用したサービスとなるため、MVNOに比べて安定した速度での通信が期待できます。
格安SIM選びで、通信の品質も料金の安さもどちらも妥協したくない方には「LINEMO」がおすすめです。
LINEMOはソフトバンクの提供する格安SIMです。ソフトバンクの回線をそのまま使用できるため、回線を間借りしてサービスを提供するMVNOの格安SIMと比べると、混雑時も比較的高速な通信が期待できます。
料金プランは、20GBが使えるスマホプラン、3GBが使えるミニプランの2種類です。格安SIMならではの料金の安さで、毎月の支払いが抑えられます(※1)。
スマホプラン | ミニプラン | |
---|---|---|
データ量 | 20GB | 3GB |
月額基本料(税込) | 2,728円 | 990円 |
LINEギガフリー | 対応 | 対応 |
データ量超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大300kbps |
契約後のプラン変更 | ミニプランに変更可能 | スマホプランに変更可能 |
いずれのプランも、LINEMOならではのサービス「LINEギガフリー」が付いています。LINEアプリのトークや音声通話、ビデオ通話などが、ギガのカウントなしで利用でき、普段の家族や友人とのやり取りでLINEアプリがギガを気にせずに利用できます(※2)。
通信品質にも料金の安さにもこだわりたい方や、LINEギガフリーに魅力を感じる方は、LINEMOへの乗り換えをご検討ください。
本記事では、格安SIMが安い理由や格安SIMのメリット・デメリット、格安SIMの選び方などを紹介しました。
格安SIMは、回線を借りたりオンライン中心でサポートを提供したりすることで、低価格なプランを実現しています。
通信速度は不便なく使えれば問題ない方や、店舗のサポートはあまり必要としていない方は、格安SIMに乗り換えて利用状況に合った使い方をすることで、携帯料金がもっと安くなる可能性があります。
格安SIMでも通信速度を重視したい方は、LINEMOのようなキャリア回線をそのまま使用できるサービスがおすすめです。料金もしっかり抑えられるので、通信品質と安さの両方にこだわりたい方に合っています。
ぜひ格安SIMに乗り換えて、もっとお得にスマホを使いましょう。
※当ページの内容は公開日時点の情報です。
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