「格安SIMや格安スマホについて調べるとMVNOをよく見るけど、一体何なの?」と疑問をお持ちの方がいるかもしれません。
現在は、さまざまなMVNOが格安SIM事業を提供していたり、MNO(大手キャリア)でも格安ブランド・プランを提供していたりします。ただ、それぞれの違いについてよくわかっていない方もいるでしょう。
そこで本記事では、MVNOがどういったものか、メリットやデメリット、MVNOを選ぶ際のポイントなどを詳しく解説します。
更新日:2026.7.27
「MVNO(エムブイエヌオー)」とは、「Mobile Virtual Network Operator」の略です。日本語では「仮想移動体通信事業者」と訳されており、大手通信事業者(大手キャリア)から通信回線を借りて、通信サービスを提供している通信事業者を指します。
通信料が安価な「格安SIM」「格安スマホ」と呼ばれているものは、MVNOや大手キャリア(MNO)のサブブランドが提供しているサービスとされています。MVNOが低価格なSIM(通信契約)のみを提供している場合には、そのSIMカード(またはeSIM)およびサービスを「格安SIM」と呼びます。
「格安スマホ」は、「機種代金が安いスマホ」だけを指すと勘違いされることがありますが、そうではありません。たとえば、大手キャリア(MNO)のサブブランドや大手キャリアから回線を借りている事業者(MVNO)が提供するMVNOのSIMカードと10万円以上するハイスペックなスマホとの組み合わせも、格安スマホと呼ばれることがあります。
MVNOとあわせて登場することの多い「MNO(エムエヌオー)」とは、「Mobile Network Operator」の略です。MVNOに回線を貸し出している大手キャリアを総称し、自社で携帯電話通信網を設置して運用している通信事業者を指します。
| MVNO | MNO |
|---|---|
| Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者) | Mobile Network Operator(移動体通信事業者) |
| 大手通信事業者(大手キャリア)から通信回線を借りて、サービスを提供している通信事業者 | MVNOに回線を貸し出している大手通信事業者(大手キャリア) |
日本における大手通信事業者(大手キャリア)といえば、「NTTドコモ(ドコモ)」「KDDI(au)」「ソフトバンク」「楽天モバイル」を指し、そのサブブランドとして、「ahamo」「UQmobile」「LINEMO」「ワイモバイル」などを提供しています。
MVNO、大手キャリア(MNO)のサブブランドは、一見するとどれも似たような価格帯でスマホを利用できるため情報が混同しがちですが、サービスを提供している通信事業者がMVNOかMNOかを見極めることで、違いが明確になるでしょう。
LINEMOをはじめとした、MVNO(格安SIM提供会社)は実店舗を持っていないまたは実店舗が少ないことが特徴です。多くのショップを構えているMNO(大手キャリア)と異なり、実店舗を多く持たないMVNOでは、店舗の運営に必要な家賃や人件費などのコストをカットできます。
そのほかにも、さまざまなコストをカットした結果、MVNO(格安SIM提供会社)は格安SIMや格安スマホとしてサービスを提供できるというわけです。
MVNO(格安SIM提供会社)が提供している格安SIMや格安スマホのデータ通信速度や通信エリアは、そのMVNO(格安SIM提供会社)が借りているMNO(大手キャリア)の回線に依存します。
各MVNO(格安SIM提供会社)は、どのMNO(大手キャリア)の回線を使用しているか明確にしていますし、MVNO(格安SIM提供会社)によっては複数のMNO(大手キャリア)から好きな回線を選択して契約できます。また、通信速度について公表しているMVNO(格安SIM提供会社)もあります。
ただ、同じMNO(大手キャリア)の回線を使っていても、MVNO(格安SIM提供会社)によって通信速度が違うことがあります。これは各MVNO(格安SIM提供会社)がMNO(大手キャリア)からどれだけの回線帯域を借りているか、また、借りた回線帯域に対して利用するユーザー数の多さによって、通信速度が左右されるためです。
ユーザー数に対して十分な量の回線を借りているMVNO(格安SIM提供会社)だと、快適に通信できます。
MVNOのメリットとしては、以下の2つが挙げられます。
それぞれについて見ていきましょう。
MVNOの最大のメリットは、月額料金を安く利用できる場合がある点です。データ使用量などに制限はあるものの、月額1,000円前後から提供されるプランも存在しているため、毎月使用するデータ量が少ない方や月額料金をなるべく安くしたいとお考えの方は、MVNOへの乗り換えを検討してみるとよいでしょう。
MVNOのサービスは、用意されている料金プランがシンプルでわかりやすいのがメリットです。複雑なオプションや割引などの設定がなく、目的に合わせて選ぶことで失敗するリスクは減らせられるでしょう。
通信料金プランのデータ容量や月額料金から自分に合ったものを選べるため、オプションなどで迷うことがありません。
先ほど、MVNOのメリットを紹介しましたが、一方でデメリットもいくつかあります。MVNOデメリットは、主に以下の3つです。
それぞれのデメリットを詳しく見ていきましょう。
MVNOの場合、MNOで使えていた一部サービスが使用できない場合があります。これまでMNOの独自サービスを利用している方がMVNOに乗り換えた場合、慣れるまでデメリットに感じることもあるでしょう。
例えば、MNO(大手キャリア)と契約すると独自のメールアドレス(○○@softbank.ne.jpなど)や、有料アプリや有料コンテンツの支払いをスマホ利用料と合算する「キャリア決済」もMNO独自のサービスです。
MVNOに乗り換えることで使えなくなるサービスがあることも把握しておきましょう。
MVNOは、通話定額プランが少ない場合があります。
そのため、通話機能を多用する場合などは通話料定額プランを提供しているキャリアを使用した方が、最終的な通信量は安くなる可能性があります。
通話を多くするといった方は、MVNOが向いていない可能性があるため乗り換え前にしっかりと検討しましょう。
なお、LINEMOではLINE通話も使い放題になる「LINEギガフリー」というサービスがあり、そういったサービスで日々の通話が代替できないかも検討すると良いでしょう。
※トークでの位置情報の共有、スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧など、一部LINEギガフリーの対象外があります。
※時間帯により速度制御される場合あります。
格安SIMや格安スマホに乗り換えを考えたときに、どのMVNO(格安SIM提供会社)を選択すればよいのでしょうか。MVNOを選ぶ際のポイントは以下の3つです。それぞれ見ていきましょう。
現在MNO(大手キャリア)の回線を使用している場合、同一の回線のMVNOへ乗り換えする際には乗り換え特典などが使えない可能性があります。(例:ソフトバンクからLINEMOへの乗り換えなど)乗り換え先のMVNOがどこのMNO(大手キャリア)の回線か、特典の条件に含まれるかなどは事前に確認しましょう。
自分が毎月どれほどのデータ量を使っているのかを把握して、自分に合ったプランの格安SIMを選びましょう。
例えば通勤・通学など、Wi-Fiのない環境で1日1時間のYouTube動画を毎日観るなど多くのデータ使用量を使うこともあれば、日常でのLINEのやり取りや音楽を聴くなど、さまざまな用途でデータを利用することもあるでしょう。
日々どのぐらいのデータ利用をしているかを把握し、自分にあったプランを選択しましょう。
MVNOを選ぶ際は、事業者のサポート体制を確認するのも大切です。Webサイトの解説が充実しているか、Webサイトから目的の情報を見つけやすいかなどを確認してみましょう。
例えば、チャット機能で直接質問できる場合、目的の情報をすぐに探すことができます。電話で問い合わせるのが苦手な方でも情報を集めやすいのがメリットです。
MVNO(格安SIM提供会社)とはどのようなものかわかっていただけたでしょうか。
MVNO(格安SIM提供会社)とMNO(大手キャリア)との関係がわかれば、なぜ格安SIMが格安なのかも理解できますし、格安SIMとキャリアサブブランドの格安プランとの違いも明確になるでしょう。
~格安SIMのデメリット10選を一挙に紹介!乗り換えるならココは注意~
なお、通信料を安くしたいとお考えの方は、MVNOのほかにも、大手キャリアのサブブランドであるLINEMOがおすすめです。LINEMOでは2つのプランを提供しており、月30GBまで利用できる「LINEMOベストプランV」は月額基本料2,970円(税込)、段階性の「LINEMOベストプラン」は~月3GBまで月額基本料990円(税込)~月10GBまで月額基本料2,090円(税込)となります。(※)
| LINEMOベストプラン | LINEMOベストプランV | |||
|---|---|---|---|---|
| データ量 | 3GB | 〜 10GB | 30GB | |
| 月額基本料※1(税込) | 900円 (990円) |
1,900円 (2,090円) |
2,700円 (2,970円) |
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| LINEギガフリー※2 | 対応 | 対応 | ||
| 国内通話料 | 20円(22円)/30秒※3 | 5分以内無料※4 | ||
| データ量超過後の速度 |
10GB超:300kbps 15GB超:128kbps |
30GB超:1Mbps 45GB超:128kbps |
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| テザリング |
利用可能 (追加料金なし・申し込み不要) |
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