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ただし、白ロムは利用する前にネットワーク利用制限がかかっていないか、SIMロック解除はされているのかなど注意すべきポイントがあります。
本記事では白ロムや赤ロムの違い、利用する際のメリット、デメリットなどをわかりやすく解説します。
更新日:2025.9.10
白ロムとは、SIMカードが入っていないスマホを指します。
携帯電話会社との契約時に使用するSIMカードには、電話番号や契約者に関する情報が記載されており、その情報に基づいて利用者を識別しています。
購入したスマホに携帯電話会社と契約したSIMカードが入っている状態を黒ロム、入っていない状態を白ロムと呼びます。
SIMカードに契約者を識別できる情報が入っているため、白ロムのままだとモバイル回線やキャリア通話が利用できません。ただし、Wi-Fiに接続して、アプリやWEBサイトを開くことは可能です。
また、白ロムの携帯電話会社と一致したSIMカード、またはスマホ端末にSIMが組み込まれたeSIMを利用すれば、インターネットや電話が使用できます。
SIMフリーとは、SIMロックが解除されている状態、あるいは最初から設定されていない状態を指します。
つまり、白ロムはSIMロックが解除されているかは不明のスマホで、SIMフリーはSIMロックが解除されているスマホです。
SIMロックを解除していない白ロムは、同じキャリアのSIMカードのみ利用できます。しかし、他社契約のSIMカードだとSIMロック解除をする必要があります。
一方で、SIMフリーはSIMロックが解除されている、あるいは最初からかかっていないため、他社契約のSIMカードでも差し込めばすぐにインターネットや電話を利用できます。
赤ロムは、携帯電話会社からネットワーク利用制限がかかっている状態のスマホを指す用語です。
端末の未払いなどの問題があると、携帯電話会社から端末のネットワーク利用制限がかけられます。制限がかかった端末は、電話やインターネットを利用できなくなります。
中古ショップやオークションサイトで赤ロムを購入してしまうと、SIMカードを差し替えても利用できないため、赤ロムでないかよく確認してから購入を決めましょう。
						 
					
白ロムを利用するメリットは以下の通りです。
白ロムは自宅のWi-Fiに接続してインターネットを利用できるので、ゲームやアプリなどを利用する2台目として活躍します。
電話などを使わない場合は、Wi-Fiでインターネットに接続すれば、大学や仕事用としても使用可能です。例えば、メモアプリを使用すれば、会議での決定事項を議事録として残すことができ、調べものをする際にも利用できます。
ネット利用目的であれば、SIMカードが不要のためスマホの通信費の節約にもつながります。
白ロムは、携帯電話会社の中古端末販売窓口、オンラインショップなどで購入でき、新製品でも比較的安く入手できる可能性があります。
スマホの購入にかかる費用を下げたいと考えている方は、白ロムの購入を検討してみましょう。
白ロムを利用するデメリットは以下の通りです。
白ロムは中古品である場合が多く、新品に比べて性能が劣っている可能性があります。
バッテリー以外にもメモリやCPUなどの部品も劣化しているなどの理由で、白ロムは新品と同程度のスペックを発揮できないケースもあります。
スマホには契約しているキャリア専用のアプリがインストールされています。
専用SIMカードを利用しているうちはキャリア専用のアプリが利用可能ですが、白ロムを購入して他社のSIMカードを差し込むと、あらかじめ入っているキャリア専用のアプリを使えなくなる場合があります。
白ロムは、SIMロックを解除しなければ他社のSIMカードを利用できません。
例えば、ソフトバンクの白ロムはソフトバンクのSIMカードは対応しますが、ドコモやauのSIMカードには対応していません。
また、SIMロックを解除しても、スマホと携帯電話会社の周波数帯(バンド)が合っていないと、インターネットにつながらない可能性もあります。
白ロムは確認すべき項目が多いため、スマホに慣れていない、あるいは知識が少ない方は白ロムよりも、SIMフリー端末を購入したほうが良いでしょう。
白ロムのメリット、デメリットを踏まえたうえで、白ロムを使ってみたいという方に向けて、以下では白ロムの購入方法を紹介します。
白ロムは実店舗やECサイトだけでなく、フリマアプリを通じて購入可能です。ただし、白ロムを購入する際はいくつかの注意があります。
中古スマホを購入する際の注意点は以下の通りです。
SIMカードにはサイズがあり、白ロムによって適用サイズが異なります。
| SIMカードの種類 | サイズ(縦×横) | 
|---|---|
| 標準SIM | 25mm×15mm | 
| microSIM | 15mm×12mm | 
| nanoSIM | 12.3mm×8.8mm | 
白ロムと差したいSIMカードのサイズが合わない時は、契約している携帯電話会社にSIMカードのサイズ変更を依頼しましょう。
赤ロムの場合には、SIMカードを差してもインターネットや電話を利用できません。そのため、中古スマホを購入する際は、白ロムと赤ロムを見分けることが重要です。
白ロムと赤ロムを見分ける方法は以下の通りです。
| 携帯電話会社 | 確認方法 | 
|---|---|
| ソフトバンク | 1.https://ct99.my.softbank.jp/WBF/icvにアクセス 2.中古スマホの製造番号(IMEI)を入力 | 
| ドコモ | 1.http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.phpにアクセス 2.ネットワーク利用制限の確認を選択 3.中古スマホの製造番号(IMEI)と画像認証を入力 | 
| au | 1.https://my.au.com/cmn/WCV009001/WCE009001.hcにアクセス 2.中古スマホの製造番号(IMEIかMEID)を入力 | 
IMEI(MEIDともいう)とは、スマホの端末識別番号です。電話番号や回線契約とは関係がない、スマホが持つ固有の番号です。
各携帯電話会社で番号を検索すれば見分けられるので、フリマアプリやオークションで白ロムを購入する際は売主からIMEIかMEIDを聞いて確認しましょう。
オークションやフリマサイトなどで購入した白ロムは、SIMロック解除や端末の初期化がされていない場合があります。
端末が初期化されていないと、パスワード設定が残っていて問題が生じる可能性があるので、購入前にSIMロック解除や端末の初期化の確認をおすすめします。
なお、SIMロックがかかっていると、他社のSIMカードがすぐに利用できません。SIMロック解除は、インターネットでの手続きは無料ですが、店舗で依頼する場合は3,300円(税込)の手数料がかかります。
周波数帯とは、データの通り道のことで、キャリアごとに使用可能なバンドは異なります。
例えば、ソフトバンクで使用できるバンドは、以下のとおりです。
| キャリア | 4G(LTE)通信 | 5G通信 | 
|---|---|---|
| ソフトバンク | Band 1M Band 3 Band 8 Band 11 Band 28 Band 41 Band 42 | n3 n28 n77 n257 | 
基本的にキャリアで販売されているスマートフォンは、キャリアで割り振られているバンドに対応しています。しかし、キャリアごとに対応バンドが異なるため、購入した白ロムが契約している携帯電話会社のSIMカードに対応していない可能性はあります。
白ロムとSIMカードの携帯電話会社のバンドを事前に確認して、問題が無ければ購入へ進みましょう。
スマホにかかる費用を抑えたいなら、白ロムの購入とともに携帯電話会社の料金プランも見直してみましょう。おすすめのブランドは「LINEMO」です。
| LINEMOベストプラン | LINEMOベストプランV | |||
|---|---|---|---|---|
| データ量 | 3GB | 〜 10GB | 30GB | |
| 月額基本料※1(税込) | 900円 (990円) | 1,900円 (2,090円) | 2,700円 (2,970円) | |
| LINEギガフリー※2 | 対応 | 対応 | ||
| 国内通話料 | 20円(22円)/30秒※3 | 5分以内無料※4 | ||
| データ量超過後の速度 | 10GB超:300kbps 15GB超:128kbps | 30GB超:1Mbps 45GB超:128kbps | ||
| テザリング | 利用可能 (追加料金なし・申し込み不要) | |||
LINEMOは30GBで2,970円/月(税込)の「LINEMOベストプランV」と、3GBまで990円/月(税込)、10GBまで2,090円/月(税込)の「LINEMOベストプラン」の2種類を用意しています。
たくさんデータ通信を使うなら30GBが使える「LINEMOベストプランV」がおすすめで、データ量が多いため、映画や音楽のストリーミング再生や、オンラインゲームをじっくりと楽しみたい方におすすめのプランです。
もう1つのプランは少ないデータ通信で済むなら「LINEMOベストプラン」がオススメです。こちらのプランは、3GBまでなら基本料金が月額990円(税込)で、10GBまでなら2,090円/月(税込)です。「LINEMOベストプランV」に比べるとデータ量は少ないですが、月額基本料が抑えられているのでスマホの通信費を節約したい方におすすめのプランです。
さらにLINEMOは、LINEのトークや音声通話、ビデオ通話がギガ(データ容量)の消費がゼロになる「LINEギガフリー」のサービスをご利用いただけます(※2)。LINEのトークやデータのアップロード、ダウンロード、音声通話、ビデオ通話などをどれだけ利用してもギガ(データ容量)の消費はゼロであるため、ご家族や友人などとのトークや通話を思う存分楽しむことができます。
白ロムにLINEMOのプランを契約したSIMカードを挿入して、家族や友達との通話やメッセージなどをLINEアプリで行えば、スマホの通信費を節約できるでしょう。
白ロムはSIMカードが挿入されておらず、端末だけでは通話ができない状態の携帯電話を指します。
通話はできませんが、Wi-Fiにつなげればゲームやアプリを利用でき、新製品でも比較的安く入手できるなどのメリットがあります。
ただし、白ロムの使用前には確認すべき点が多くあるため、慣れていない方はSIMフリーのスマホを選びましょう。
白ロムでスマホの費用を節約したいと考えている方は、あわせてLINEMOのプランも検討してみてください。
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