機種変更をした時に、必ず行うのが「データ移行」です。2年おき、3年おきのスマホの買い替えとなると、前の機種変更でどんな手順でデータ移行をしたのか詳しく覚えていないという方が多いかもしれません。
そこで本記事では、機種変更後にデータ移行する方法をiPhone・Androidに分けて解説します。スムーズにデータ移行を済ませるためにも、手順の流れを確認しておきましょう。
更新日:2025.9.10
データ移行には、以下の4通りがあり、移行前・移行後のスマホがiPhoneなのか、Androidなのかで移行方法はそれぞれ異なります。
機種変更の際のデータ移行の手順を、この次で詳しくみていきましょう。
iPhoneからiPhoneへの機種変更では、「クイックスタート」という機能で、無線で直接データを転送することができます。クイックスタートの登場で、以前に比べるとスムーズかつ簡単にデータ移行が完了できます。
クイックスタートでのデータ移行の方法は、次の通りです。
1.新しいiPhoneの電源を入れて、現在使っているiPhoneの近くに置く
2.現在使っているiPhoneに、クイックスタートによる設定を開始するための画面が表示されます。Apple Accountを確認の上、「続ける」をタップする
3.新しいiPhoneにアニメーションが表示され、現在使っているiPhoneでカメラが起動するのでアニメーションを読み取る
4.新しいiPhoneでパスコードを入力する
5.Face ID、Wi-Fiなど各種設定を進める
6.データを転送するための画面表示後、「続ける」をタップする
データ転送はBluetoothで行うため、現在使っているiPhoneのBluetoothが「オン」になっているか事前に確認をしておきましょう。
AndroidからAndroidへのデータ移行は、Googleアカウントにバックアップを取り、新しいスマホでデータを復元する手順で対応できます。
データをバックアップする手順は次の通りです。
1.現在使っているAndroidで「設定」アプリを開く
2.「Google」>「バックアップ」をタップする
3.「今すぐバックアップ」をタップすると、手動でバックアップできる(自動バックアップを設定する場合は、「Google One バックアップ」をオンにし、画面上の手順に沿って操作する)
現在使っているAndroidスマホでバックアップを済ませておけば、後は初期設定で新しいスマホにGoogle アカウントを追加することで、データや設定が復元できます。
AndroidからiPhoneへのデータ移行では、Apple公式の「iOSに移行」アプリが利用できます。
現在使っているAndroidスマホで、Google Playから「iOSに移行」のアプリをダウンロードし、次の手順でデータ移行を進めましょう。
1.iPhoneの初期設定で「Androidからデータを移行」をタップする
2.Androidで「iOS に移行」アプリを開く
3.iPhoneで6桁または10桁のコードが表示されたら、Androidでコードを入力する
4.iPhoneが一時的な Wi-Fi ネットワークを作成したら、案内に従いAndroidでWi-Fiに接続する
5.Androidで転送するコンテンツを選択し、「続ける」をタップする
6.iPhoneで読み込み状況のバーが表示されたら、最後まで進んでAndroidで「完了」をタップする
iPhoneからAndroidへのデータ移行は、Googleドライブへのバックアップを利用して行うことができます。
データ移行の手順は次の通りです。
1.App Storeから、iPhoneにGoogleドライブをインストールする
2.Google ドライブの「設定」を開き、「バックアップ」をタップする
3.iPhone の「設定」に移動して、iMessageとFaceTimeをオフにする
4.バックアップに使用したGoogle アカウントで、Androidにログインする
新しいAndroidでGoogleアカウントへのログインが完了すると、写真やカレンダー、Googleコンタクトなど各アプリのデータが自動的に利用できるようになります。
次に、機種変更時にデータ移行する際の注意点を紹介します。
アプリやサービスによっては、個別でデータの引き継ぎ作業が必要です。個別で引き継ぎが必要なアプリ・サービスには、主に次の3つが挙げられます。
各サービスの公式サイトなどで引継ぎ方法が確認できます。手順を1つずつ確認しながら引き継ぎを進めていきましょう。
スマートフォンを売却する場合は、初期化が必要です。中古ショップでは、基本的に初期化が済んでいないスマホは受付してもらえません。
端末を拭いたり、付属品や外箱を揃えたりといった準備と合わせて、端末の初期化を済ませましょう。
なお、Androidのおサイフケータイのデータは、端末を設定から初期化する前に別途初期化のための操作が必要です。おサイフケータイのデータは「FeliCaチップ」に別個で保存されているため、端末を初期化しただけではおサイフケータイのデータをリセットできません。
おサイフケータイのデータについては、おサイフケータイアプリ内で各サービスを削除することで、初期化できます。スマホを売却する前に、おサイフケータイについても忘れずに初期化を済ませましょう。
機種変更時にスマホの月額料金を安く抑えたい場合は、携帯電話会社の乗り換えもぜひ検討したいところです。
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| LINEMOベストプラン | LINEMOベストプランV | |||
|---|---|---|---|---|
| データ量 | 3GB | 〜 10GB | 30GB | |
| 月額基本料※1(税込) | 900円 (990円) |
1,900円 (2,090円) |
2,700円 (2,970円) |
|
| LINEギガフリー※2 | 対応 | 対応 | ||
| 国内通話料 | 20円(22円)/30秒※3 | 5分以内無料※4 | ||
| データ量超過後の速度 |
10GB超:300kbps 15GB超:128kbps |
30GB超:1Mbps 45GB超:128kbps |
||
| テザリング |
利用可能 (追加料金なし・申し込み不要) |
|||
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家族や友人とのやり取りで日常的に使うLINEアプリを気兼ねなく使えるのは、うれしいポイントです。
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ぜひ、機種変更と合わせてLINEMOへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
本記事では、iPhoneとAndroid、それぞれのデータ移行の方法を紹介しました。
データ移行は、バックアップやアプリを利用することで簡単に対応できます。アプリやサービスによっては個別でデータの引き継ぎが必要になるので、このあたりも合わせて事前に確認が必要です。
この記事を参考に、1つずつ確実にデータ移行の手続きを進めていきましょう。
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