現在地から目的の場所までのルートを確認したい時や、出先でタクシーを手配したい時に使われる機能が「位置情報サービス」です。スマホを使っているとたびたびオンにすることを求められますが、素直に従って設定して大丈夫なのでしょうか?
この記事では、位置情報とはそもそも何なのか、位置情報はオンにすべきかオフにすべきかについて解説します。
更新日:2022.11.18
位置情報とは、GPSや使用している基地局情報、無線LANのアクセスポイントから割り出される、ユーザーの現在地情報を指します。
GPSは、英語のグローバルポジショニングシステム(Global Positioning System/全地球測位システム)の頭文字を取ったものです。
スマホでは、地球の周囲を周回する4つのGPS衛星から発する電波を受け取り、それぞれの衛星からの距離を計算して現在の位置を割り出します。
GPSの測定誤差は数十メートル以内といわれていますが、GPSがWi-FiやBluetoothと連携すると、より高精度な特定が可能になります。
最近はスマホの位置情報をオンにすることで、便利に利用できるアプリが増えています。
スマホの位置情報が有効に使われるアプリには、次のようなものがあります。
一方で、インターネット上では「プライバシーの観点から位置情報をオンにすることはおすすめしない」という意見もみられますが、それぞれのアプリがどのように位置情報を使用するのか、ユーザーがどのような使い方をするのかによってオンにすべきかどうかは異なるため、一概にどちらが良いとはいえません。
おすすめは、アプリごとに位置情報オン/オフの判断をし、ご自身が安心して利用できる設定にしておくことです。
位置情報をオンにするメリットや注意点を把握して、安全に利用しましょう。
最近のアプリは、位置情報をオンにすることで本来の目的をより便利に活用できるものがあります。
たとえば、「地図アプリ」で現在地のマップを表示したい場合、地名を入力して表示するという方法もありますが、位置情報をオンにするとアプリ起動後にすぐに現在地の周辺マップを表示できます。
また、位置情報はリアルタイムに更新されるため、地図上でご自身の動きを把握するために役立ちます。
なかには、デバイスの位置情報をオンにしていないと目的を果たせないアプリもあります。お子さまやご家族の見守りアプリがその例です。
位置情報をオンにする際の注意点は、2つあります。
1つ目は、位置情報をオンにしたままの状態だと、データ通信量を消費する点です。
実際には、位置情報と連動するアプリ内での画像や地図データの読み込みで、通信量が多くなります。
2つ目に、位置情報をオンにすると便利なシーンが増えますが、一方で、いる場所が他人に伝わり、プライバシーの流出につながる可能性があるのが怖いところです。
たとえば、「カメラアプリ」の位置情報をオンにすると、撮影した写真や動画内に撮影場所のデータも保存できます。しかし、自宅で撮った写真をSNSにアップロードした結果、住所が特定されてしまうケースもあります。
撮影したカメラの情報や撮影場所などの情報は、最近のSNSなどでは自動的に削除される傾向にありますが、こうした問題を回避するには、撮影時の位置情報を「許可しない」にしておいた方がよいでしょう。
上記の観点を踏まえると、スマホの位置情報はアプリごとにオン/オフを設定する方が望ましいでしょう。デバイスによって若干の違いがあるものの、どちらも「設定」アプリから簡単に行えます。
スマホには、デバイス自体の位置情報のオン/オフの設定のほかに、アプリごとにもオン/オフを設定する機能があります。
後者の設定は優先度が高いため、位置情報を利用したくないアプリはあらかじめオフに設定しておくことで、デバイス自体の位置情報をオンにしてもそのアプリ上の設定はオフのままなので、逐一設定をする必要がなくなります。
おすすめの設定は次の通りです。
iPhoneの場合、位置情報の設定は、「許可しない」、「次回、または共有時に確認」、「このAppの使用中のみ許可」の3段階用意されています。
Androidもバージョン10以降からは、「常に許可」、「アプリが使用中の場合のみ許可」、「拒否」から選択し、それぞれのアプリが位置情報にアクセスする許可を管理できるようになりました。
iPhone、Androidそれぞれでの設定方法をご紹介します。
iPhoneで、アプリごとにオン/オフを設定する方法は次の通りです。
1. 「設定」アプリをタップする
2. 「プライバシー」をタップする
3. 「位置情報サービス」をタップする
4. 下にスクロールして、目的のアプリをタップする
5. オプションの選択項目で、「許可しない」、「次回、または共有時に確認」、「このAppの使用中のみ許可」から目的の項目を選択する
デバイス自体の位置情報のオン/オフを設定する方法は次の通りです。
1. 「設定」アプリをタップする
2. 「プライバシー」をタップする
3. 「位置情報サービス」をタップする
4. 「位置情報サービス」のオン/オフを切り替える
Androidで、アプリごとにオン/オフを設定する方法は次の通りです。デバイスやOSのバージョンによって項目名や細かな手順は異なります。
1. 「設定」アプリをタップする
2. 「位置情報」をタップする
3. 「位置情報へのアプリのアクセス」をタップする
4. 設定を変更したいアプリ名をタップする
5. 「常に許可」、「アプリが使用中の場合のみ許可」、「拒否」から目的の項目を選択する
デバイス自体の位置情報のオン/オフを設定する方法は次の通りです。
1. 「設定」アプリをタップする
2. 「位置情報」をタップする
3. 「位置情報の使用」をタップしてオン/オフを切り替える
最近では、便利なアプリが増えています。アプリをフル活用したい方にも、省エネで月額料金を抑えたい方にも、LINEMOはおすすめです。
LINEMOでは、ご自身のスマホの使い方にあわせて選べる2つの料金プラン(※1)をご用意しています。
容量たっぷりのスマホプランは毎月20GBが月額2,728円(税込)、少量のミニプランは毎月3GBがたった月額990円(税込)です。
項目 | スマホプラン | ミニプラン |
---|---|---|
データ量 | 20GB | 3GB |
月額基本料(税込) | 2,728円 | 990円 |
LINEギガフリー | 対応 | 対応 |
データ量超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大300kbps |
契約後のプラン変更 | ミニプランに変更可能 | スマホプランに変更可能 |
LINEMOの2つの料金プランは、LINEのトークや電話、ビデオ通話のギガ消費ゼロの「LINEギガフリー」を利用できます(※2)。
LINEアプリのデータ使用量が多い方や、これからLINEアプリの音声通話やビデオ通話を利用してみたいという方にもおすすめです。
iPhoneユーザーには、自然故障や画面、ガラスの損傷、紛失時のサポートサービスが受けられる「持込端末保証 with Apple Care Services」もご用意しています。
もしもの時の正規修理サービスも、お得な金額で受けられます。
たとえば、iPhone13の画面の損傷は、保証対象外だと36,680円(税込)(2022年4月現在)ですが、持込端末保証 with Apple Care Servicesに入っていると、3,700円(税込)で修理できます。
スマホを紛失した時も、ご自身の別のスマホやパソコンからおおよその位置を地図で確認できます。
持込端末保証with Apple Care Servicesの月額料金は次の通りです。
対象機種 | 月額料(税込) |
---|---|
iPhone 13 Pro Max iPhone 13 Pro iPhone 12 Pro Max iPhone 12 Pro iPhone 11 Pro Max iPhone 11 Pro iPhone XS Max iPhone XS iPhone X |
1,250円 |
iPhone 13 iPhone 13 mini iPhone 12 iPhone 12 mini iPhone 11 iPhone XR iPhone 8 Plus iPhone 7 Plus iPhone 8 iPhone 7 iPhone SE(第1/第2/第3世代) |
950円 |
今日ではさまざまなアプリでスマホの位置情報が活用されていますが、知らずに利用してプライバシーが流出するリスクもあります。ご自身の使い方に合わせて、アプリごとにオン/オフの設定をしておくことがトラブル回避につながります。
また、必要最低限の設定にすれば、データ使用量の抑制にもつながるでしょう。
アプリをたくさん使いたい方も月額料金を安価に抑えたい方も、ぜひLINEMOをチェックしてみてください。
※当ページの内容は公開日時点の情報です。
※表示価格は特に断りがない限り税込です。