格安SIMに乗り換えてスマホ料金を節約したいけど、本当に契約しても大丈夫なのか、デメリットはないのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、格安SIMにするなら注意したいデメリット10選を紹介します。事前にデメリットを押さえて、ご自身にとって最適な契約を検討していきましょう。
更新日:2024.01.24
格安SIMにするなら注意したいデメリットとしては、以下の10個が挙げられます。
時間帯によって通信速度に若干の差を感じる可能性があるほか、サービス面でも大手キャリアとはいくつか異なるところがあります。格安SIMで注意すべきデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
格安SIMは、具体的には自社で通信設備を持つ大手携帯会社から、ネットワークを借りて携帯電話サービスを提供している「MVNO」と呼ばれるサービスを指しています。
ネットワークの一部を借り受けている性質上、回線の混雑時には大手キャリアに比べると通信速度が低下しやすい傾向にあります。
特に通勤時間帯やお昼時など利用者の多い時間帯には、大手キャリアと比べて通信が少し遅く感じる可能性があります。
格安SIMはキャリアショップのような店舗を持たないところや、店舗があってもかなり店舗数が少ないところが多いです。サポートは電話やチャットサポートがメインとなります。
直接スタッフの方に料金プランの相談がしづらいことや、実機を触ってスマホを選びにくいところは大手キャリアと比較するとデメリットといえます。
店舗の利用頻度が少なく、機種変更の時ぐらいしか来店をしない人であれば特に問題ないかもしれませんが、頻繁に店舗で相談をしたり、サポートを受けたりする人は注意が必要です。
格安SIMへの乗り換え後は、電話やオンラインでのサポートを利用する方向へ切り替えていく必要があります。
格安SIMの料金プランは10GB以内の低容量のプランや、20GBほどの中容量のプランが充実していますが、一方で20GBを超える大容量のプランや使い放題のプランは提供していないブランドもあります。
20GB程度では足りない方は、選べる契約先の数は限られます。データ容量を節約して、20GB以内におさめることも選択肢になるでしょう。
格安SIMはオンラインでの契約がメインで、初期設定も基本的に自分で行います。
商品受け取り後はスタートガイドや公式サイトを参照し、回線の切り替え、SIMカードのセット、通信のための設定を進めていくことになります。
特に初めて格安SIMを契約する人にとっては、ご自身で契約から初期設定までしなければならないというのは少しハードルが高いように感じるかもしれません。格安SIMを契約した際には、1つずつ手順を確認しながら必要な手続きを進めていきましょう。
格安スマホでは、スマホの取り扱いがあっても選べるスマホの種類がキャリアに比べると限られるところが多いです。
なおソフトバンク、ドコモ、auでは、いずれもオンラインショップでの端末単体での購入に対応しています。格安SIMを利用する際も、事前にキャリアでスマホを購入して格安SIMに持ち込んで使うことは可能です。その他、SIMフリースマホとしてメーカー公式ストアや家電量販店などでもスマホの販売があります。
格安SIMで目当ての機種がない場合や、スマホの取り扱い自体がない場合は他のところで購入する方法も検討してみると良いでしょう。
クレジットカード払いのみに対応していて、口座振替に対応していない格安SIMも少なくありません。
クレジットカードがない場合は、事前に支払方法を確認の上、口座振替などに対応している契約先を検討する必要があります。
LINEのID検索を利用するためには、事前に年齢確認が必要です。LINEの年齢確認への対応は、契約している携帯電話会社によって異なり、多くの格安SIMではLINEの年齢確認には対応していません。
大手キャリア以外では、大手キャリアの提供する多くの格安ブランドと、格安SIMの一部でのみ年齢確認が可能となっています。
なお、契約中の携帯電話会社がLINEの年齢確認に対応しているのであれば、事前に年齢確認を済ませてから格安SIMに乗り換えれば、乗り換え後もID検索が利用可能です。一度年齢確認を済ませておけば、乗り換え後も認証した状態が引き継がれます。
格安SIMではキャリアメールの利用はできません。キャリアから格安SIMへ乗り換えた場合には、キャリアで使用していたキャリアメールは何もしなければ使えなくなります。
ただしキャリアメール持ち運びのサービスを利用すると、キャリアメールのメールアドレスが継続して使用することは可能です。2021年12月からソフトバンク、ドコモ、auで、メールアドレス持ち運びのサービスのサービスがスタートしています。
料金はいずれも月額330円(税込)で、ソフトバンクは年間3,300円(税込)での年間契約も可能です(申込要)。
災害時伝言板は、災害時に電話の利用が集中してつながりにくくなった時でも、インターネット上の伝言板で、安否の登録・確認ができるサービスです。大手キャリアが提供している災害用伝言版は、格安SIMでは利用できません。
ただし、格安SIMのユーザーも、NTTの災害用伝言板(web171)は利用可能です。格安SIMへ乗り換えた際には、こちらのサービスを利用しましょう。
格安SIMでは、大手キャリアで用意されているような家族割引や、光回線やホームルーターなどとのセット割引は用意されていない場合があります。
家族割引やセット割引が適用された時の大手キャリアの料金よりも、格安SIMの方が安く利用できるケースは多いですが、割引に期待したい方は注意しましょう。
格安SIMに乗り換えるデメリットをいくつか紹介しましたが、メリットもあわせて見ていきましょう。主なメリットしては、以下の3つが挙げられます。
格安スマホに乗り換える最大のメリットが、毎月の料金を抑えられることです。
格安SIMでは月額3,000円を切るプランも多く、毎月1~2GBほどが使えるプランであれば、月額1,000円以内で契約できることも多いです。大手キャリアから乗り換えれば、毎月数千円、年間で数万円ほどの節約ができる可能性も十分にあります。
スマホの料金を見直したい方は、プラン変更と合わせて格安SIMへの乗り換えはぜひ検討したいところです。
乗り換えなどのユーザーを対象に、豪華なキャンペーンが用意されている格安SIMもあります。月額料金の割引、ポイント還元、機種代金の割引など、お得な特典が適用できます。
定期的に携帯電話会社を見直して乗り換えを検討することで、月額料金の節約だけでなく、キャンペーンでお得に利用できる可能性があります。
格安スマホでは、大手キャリアにないような独自のサービスを提供しているところも数多くあります。
特定サービスがギガフリーになるオプションサービス、各種の保証サービスなど、格安SIMごとに様々なオプションやサービスがあります。ご自身にぴったりのサービスやオプションがあるところに乗り換えれば、もっとお得にスマホが使えます。
ここまで格安SIMのデメリットとメリットを紹介してきましたが、格安のプランがある契約先を探しているなら、格安SIMと合わせて大手キャリアの提供する格安ブランドも検討するのもおすすめです。
大手キャリアの提供する格安ブランドではキャリアの回線が使用でき、通信品質に強みがあります。
ソフトバンクでは、オンライン専用の格安ブランドとして「LINEMO」を提供しています。LINEMOはソフトバンク回線が利用でき、大手キャリアの品質の通信が提供可能です。エリアもソフトバンクと同一で、全国エリアで電波が繋がるため、回線混雑時も快適な通信が期待できます。
料金プランはスマホプラン・ミニプランの2種類※1で、必要なデータ量に合わせてシンプルにプランを選べます。
各プランには、独自のサービス「LINEギガフリー※2」があり、LINEのトークや音声通話、ビデオ通話がギガ消費ゼロで利用できます。
スマホプラン | ミニプラン | |
---|---|---|
データ量 | 20GB | 3GB |
月額基本料(税込) | 2,728円 | 990円 |
LINEギガフリー※2 | 対応 | 対応 |
データ量超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大300kbps |
契約後のプラン変更 | ミニプランに変更可能 | スマホプランに変更可能 |
またLINEMOでは、毎月おトクなキャンペーンを実施中です。詳細はLINEMO公式サイトのキャンペーン一覧からご確認ください。
毎月の料金を節約しながら通信品質やキャンペーンにもこだわりたい方は、ぜひLINEMOを検討してみてはいかがでしょうか。
格安SIMは料金の安さが大きな魅力ですが、事前に確認しておくべきデメリットもあります。通信やサービスで、大手キャリアと異なるところもあるので事前によく確認しましょう。
また、大手キャリアの提供する格安スマホでも料金を抑えることは可能です。通信品質に強みがあり、安さと通信の両方にこだわりたい方におすすめです。
ぜひ格安SIMやキャリアの格安スマホを理解して、ご自身にぴったりの契約をご検討ください。
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