スマホユーザーの方のなかには、「SIMカードを差し込んでみたけど認識しない」「急にSIMカードを認識しなくなった」などの理由で悩んでいる方がいるかもしれません。
SIMカードを認識しない場合には、SIMカードとスマホのどちらかに問題があります。いくつかの対処法を実践することで問題を解決できる可能性があるので、ぜひ基本的な対処方法を押さえておきましょう。
本記事では、SIMカードを認識しない原因と対処法について詳しく紹介します。
更新日:2023.12.7
SIMカードは、通信・通話を利用するために、スマホに差し込む小型のICカードです。加入者を識別するための契約者情報や電話番号などが記録されていて、携帯電話会社の通信・通話を使うための身分証のような役割を果たしています。
SIMカードがスマホ認識されていない状態だと、契約先の携帯電話会社の通信も通話も利用することはできません。通信や通話を利用するためには、正常にSIMカードを認識させる必要があります。
SIMカードを認識しない原因には、SIMカードの問題、スマホ側の問題の両方が考えられます。
SIMカードの問題の場合、認識しない原因には以下などが考えられます。
SIMカードの故障や変形による接触不良であれば、交換が必要になるでしょう。SIMカードの表面の汚れであれば、汚れをふき取ることで解決できる場合もあります。SIMカードはデリケートなので、扱いには注意しましょう。
スマホ側の問題の場合、認識しない原因として以下が考えられます。
スマホ側の一時的な不良でSIMカードを認識しない場合があります。不具合については、スマホの再起動やシステムアップデートなどで解決できる場合があります。SIMスロットの変形、スマホの故障などが理由の場合は、スマホの買い替えや修理が必要になる可能性があります。
その他、スマホが契約先の回線へ対応していない場合や、回線を利用するための初期設定(APN設定)が済んでいないことなども、スマホ側の原因として考えられます。
SIMカードが認識しない時の対処法は、主に次の7つが挙げられます。
まずは、スマホの再起動、動作確認端末や対応製品の確認などから進めていきましょう。接触不良は、SIMカードの抜き差しで解決できる場合があります。
その他、APN設定、SIMロック、回線切替、SIMカードの故障などが原因の場合もあるので、状況を確認の上、必要な対処法を実践しましょう。
SIMカードが認識しない時の対処法7つを、それぞれ詳しく紹介していきます。
スマホ側の一時的な不良であれば、再起動で解決できる場合があります。
機種により方法は異なりますが、Androidの場合は電源ボタン長押しなどで「電源オフ」や「再起動」が選択できるので、再起動を選択しましょう。
iPhoneの場合は、iPhone X以降は、片方の音量調節ボタンとサイドボタンの長押しiPhone 6、7、8、SE (第 2 または第 3 世代)はサイドボタン長押しで電源をオフできます。電源オフを確認後、再び起動させましょう。
契約先の携帯電話会社の公式サイトなどで、動作確認端末や対応製品を確認してみましょう。
動作確認端末や対応製品に含まれないスマホの場合は、契約している回線がそもそも利用できない可能性があります。利用できるスマホとして含まれていなかった場合は、別のスマホの購入や、回線の乗り換えを検討しましょう。
SIMカードを抜き差しすることで、接触不良が解決できる場合があります。端末の電源をオフにした上で、SIMカードの抜き差しをしましょう。
スマホ側面にある小さな穴に、SIMピンと呼ばれる細いピンをその穴に差し込むことで、SIMカードトレーが引き出されます。 SIMピンは通常、スマホを購入した際の付属品として同封されています。SIMピンが手元にない場合は、市販のペーパークリップや安全ピンで代用することも可能です。
トレーからSIMカードを取り出ししてから再びセットし、SIMカードを認識するかを確認してみましょう。
なお、SIMカードを取り出した際には、変形や汚れがないかもチェックしてみてください。汚れがある場合は、キレイな布で丁寧に拭き取ってからセットしましょう。
他社で購入したスマホを、持ち込みして利用する場合などでは、APN設定と呼ばれる通信を行うための初期設定が必要です。
携帯電話会社の乗り換え後に、APN設定をしていなかった方は、契約先での設定方法を確認の上、必要に応じて設定を行いましょう。
携帯電話会社の乗り換え後は、今まで利用していた回線から新しく利用する回線へ切り替えるための回線切替の手続きが必要です。回線切替が済んでいないと、新しい契約先の回線を利用することはできません。
携帯電話会社の乗り換え後に初めてSIMカードをセットした時に、通信・通話が利用できずに悩んでいるのであれば、回線切替が済んでいないことが原因の1つとして考えられます。店頭ではなく、オンラインで契約の申し込みをした場合には、ご自身で回線切替の申し込みをする必要があります。
回線切替の方法は、契約後にSIMカードともに届く書類や、契約先の公式サイトなどで確認できます。
「SIMが無効です」「有効にできませんでした」などの表示が出る場合は、SIMロックが解除されていないことが原因として考えられます。
SIMロックの解除は、端末購入元のキャリアの会員ページなどから可能です。手順を公式サイトで確認の上、SIMロック解除を完了させましょう。すでに解約済みの場合は、端末購入元にお問い合わせください。
SIMカードに目立つキズがあったり、変形していたりする場合は、SIMカード自体の故障も疑われます。SIMカードのキズや変形が確認された場合は、SIMカードの交換も検討しましょう。
SIMカードの交換方法は、契約先の携帯電話会社の公式ページなどから確認できます。手順を確認の上、交換の申請を進めていきましょう。LINEMOでは、SIMカードの交換やSIMカードの再発行手数料は無料です。
SIMカードを認識しない原因としては、SIMカードの故障・変形・汚れや、スマホ側の故障・不具合や設定の問題などが考えらえます。
対処法としては、スマホの再起動や動作確認端末の確認、SIMカードの抜き差し、APN設定・回線切り替え・SIMロック解除などに不備がないかの確認、SIMカードの交換などが挙げられます。基本的な対処法で解決できる可能性があるため、1つずつ対処法を実践しましょう。
なお、ソフトバンクのオンライン専用ブランド「LINEMO」では、申し込みから最短1時間(※3)で利用開始ができるeSIM(※4)のサービスが利用できます。こちらはSIMカードではなく、スマホに内蔵された本体一体型のSIMを利用したサービスです。
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