スマホの空き容量が足りなくなると、アプリやOSのアップデートができなくなり、スマホでエラーが起きる可能性があります。
本記事では、短時間でスマホの空き容量を増やす方法や、パソコンにデータを移行する手順などをわかりやすく解説します。
スマホの空き容量を増やす方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
更新日:2023.8.4
スマホの容量とは、主に内蔵ストレージの容量を指します。
ストレージは音楽や写真、アプリなどのデータを保存しておく場所のことで、単位はGB(ギガバイト)です。数字が大きいほど多くのデータを保存しておくことができます。
スマホには内蔵されているストレージがあり、内蔵ストレージの容量はスマホごとに異なります。なお、途中で容量が足りなくなっても、より大きい容量のストレージに交換することはできません。
そのため、多くのデータを保存したい場合は、オンラインストレージや外部ストレージを用意する、不要なデータを削除するといった方法を検討してみましょう。
スマホの内蔵ストレージの容量は上限が決まっており、増やすことはできません。そのため、スマホの空き容量を増やしたい場合は、次のような方法があります。
スマホの種類によって適切な選択肢は異なるので、順番に解説します。
iPhoneにはSDカードを差し込むスロットがありません。SDカードリーダーを接続すればiPhoneでもSDカードが利用できますが、データを移行するたびに機器を用意するのは面倒なので、オンラインストレージがおすすめです。
オンラインストレージとは、インターネット上のサーバーにデータを保管できるストレージのことです。さまざまな事業者からサービスが提供されていますが、iPhoneの場合は 「iCloud+」がおすすめです。
「iCloud+」はApple社が提供しているオンラインストレージで、5GBまで無料で保管できる「iCloud」よりもデータ容量が多い有料サービスです。また、「iCloud+」に加入すると、オンラインストレージ以外に、次のような機能を利用できるメリットもあります。
概要 | |
---|---|
iCloud プライベートリレー | ・ユーザーのプライバシーを守る機能 |
メールを非公開 | ・ランダムなメールアドレスを発行し、メッセージを個人用のメールアドレスに転送できる |
カスタムメールドメイン | ・iCloudで独自ドメインのメールアドレスを使用できる |
HomeKit セキュアビデオのサポート | ・HomeKitセキュアビデオ対応カメラのサポート範囲がストレージ容量に応じて増える |
家族共有 | ・最大5人までの家族を登録でき、「iCloud+」の機能が利用できる |
ただし、「iCloud+」は有料のサービスで、ストレージ容量が50GBの場合は月額130円(税込)、200GBの場合は400円(税込)、2TBの場合は1,300円(税込)がかかります。
Androidの場合は、SDカードのような外部ストレージがおすすめです。外部ストレージとは、SDカードやHDDなどの記録メディアのことで、差し込んだり 接続したりするだけでデータを移行できます。
SDカードとは、スマホやデジタルカメラなどに利用されている記録メディアのことで、スマホに差し込めば、音楽や動画、アプリなどのデータを保管できます。
次の表はSDカードとmicroSDカードの特徴をまとめたものです。
特徴 | |
---|---|
SDカード |
・切手サイズの記録メディア ・主にデジタルカメラやノートパソコンに使用される |
microSDカード |
・SDカードよりもコンパクトな記録メディア ・主にスマホに使用される |
SDカードとmicroSDカードの最大の違いは物理的なサイズです。SDカードは24mm×32mm程度ですが、microSDカードは11mm×15mmと一回り以上小さいため、スマホや携帯電話などの小型機器に使用される傾向があります。
Androidはスマホにもよりますが、基本的にSDカードやmicroSDカードを差し込むスロットがあります。差し込むだけで容量を増やすことが可能なため、Androidのスマホの空き容量を増やしたい方は、まずSDカードやmicroSDカードのような外部ストレージを検討してみましょう。
スマホの空き容量を増やす方法として、不要な画像や動画、アプリを削除することも一つの手段です。不要なデータを削除して、スマホの空き容量を増やしてみましょう。
スマホのアプリを削除する方法をアンインストールと呼び、次の手順で実行できます。
手順 | |
---|---|
iPhone |
1.Appライブラリで不要なアプリを探す 2.アプリをタッチして押さえたままにする 3.「Appを削除」をタップする 4.「削除」をタップする |
Android (Google Pixelの場合) |
1.Google Playストアアプリを開く 2.右上のプロフィールアイコンをタップする 3.「アプリとデバイスの管理」をタップする 4.「管理」をタップする 5.削除したいアプリをタップする 6.「アンインストール」をタップする |
削除したアプリはApp StoreやGoogle Playストアアプリで再ダウンロードが可能です。
キャッシュとは、起動したアプリが再読み込みする際に、時間短縮のために一時的に保存しておくデータのことです。
キャッシュが蓄積するとストレージを圧迫するため、定期的に削除すると良いでしょう。ただし、iPhoneの場合は空き容量が不足すると自動的にキャッシュを削除してくれる ので、ご自身で削除する必要はありません。
また、Androidの場合は、OSのバージョンや機種によってキャッシュを削除する手順が異なります。次の手順はAndroid 11でLibero 5Gの場合です。
1.ホーム画面でステータスバーを下にスワイプする
2.「クイック設定」をタップする
3.「アプリ」をタップする
4.「アプリをすべて表示」をタップする
5.キャッシュを削除したいアプリを選択する
6.「ストレージとキャッシュ」をタップする
7.「キャッシュを削除」をタップする
なお、キャッシュを削除すると、アプリを起動する時に時間がかかるようになる可能性があります。
オンラインストレージや外部ストレージとは別に、パソコンで動画や音楽などのデータを管理する方法もあります。パソコンへのファイル転送の方法は幾つかありますが、確実な方法はUSBケーブルやアダプタを使用する方法です。
ケーブルを使用して、パソコンにデータを移行する手順は以下の通りです。
手順 | |
---|---|
iPhone |
1. iPhoneのロックを解除する 2. ケーブルをiPhoneとパソコンのポートに接続する 3. iPhoneに「このコンピュータを信頼しますか?」が表示されたら「信頼」をタップする 4. 保存したいデータを移行する |
Android (スマホはGoogle Pixel、パソコンはWindowsの場合) |
1. スマホのロックを解除する 2. ケーブルをスマホとパソコンのポートに接続する 3. スマホに「このデバイスをUSBで充電中」の通知が表示されたらタップする 4. 「USBの使用」の下にある「ファイル転送」をタップする 5. 保存したいデータを移行する |
「iCloud+」のようなオンラインストレージをクラウドと呼びます。Apple社やGoogle社以外にもさまざまな企業がクラウドを提供しており、サービスによって料金や使用できる容量が異なるので、ご自身の使い方に合ったクラウドを選ぶのがおすすめです。
写真や動画などを一時保存したい時は、アプリを利用するのがおすすめです。
例えば、代表的なアプリとして次のようなサービスがあります。
概要 | |
---|---|
Googleドライブ |
・Google社が提供している無料オンラインストレージ ・写真や音楽、動画などさまざまなデータを保管できる ・データを共有したい相手を簡単に設定できる |
ドロップボックス |
・インターネット上でファイルを共有・管理できるクラウドサービス ・削除したファイルの復元が可能 |
OneDrive |
・Microsoft社が提供している無料オンラインストレージ ・さまざまな端末からアクセスでき、複数のメンバーで共有できる |
上記以外にも、さまざまなアプリが配信されているので、比較しながら自身に合ったアプリを選びましょう。
本記事ではスマホの容量を増やす方法を紹介しました。
容量でお悩みの方のなかには、「自分に合った料金プランで、スマホをもっと快適に使いたい」とお思いの方もいらっしゃると思います。
LINEMOにはスマホプランとミニプランがあり、ご自身の使い方に合わせて選択できます(※1)。
スマホプラン | ミニプラン | |
---|---|---|
データ量 | 20GB | 3GB |
月額基本料(税込) | 2,728円 | 990円 |
LINEギガフリー(※2) | 対応 | 対応 |
データ量超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大300kbps |
契約後のプラン変更 | ミニプランに変更可能 | スマホプランに変更可能 |
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スマホの空き容量を増やすには、オンラインストレージや外部ストレージを利用する、不要なデータを削除するなどの方法があります。ただし、スマホの種類や予算によって最適な方法は異なるため、注意が必要です。
普段利用しているスマホのストレージ容量や予算をもとに、ご自身に合った方法を見つけてスマホの容量を増やしてみましょう。
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