スマホユーザーの方のなかには、「リーディングリスト」という言葉を最近知ったものの、まだ使ったことがないという方もいるかもしれません。
本記事では、リーディングリストとはどんな機能なのか、SafariやChromeでの使い方などを紹介します。
更新日:2023.11.22
リーディングリストは、Webページを端末に保存して、後からでも閲覧できる機能です。
スマホ内にデータとして保存されるため、飛行機の機内や山の中など電波の届かないオフラインの環境でもWebページを閲覧することができます。
リーディングリストは、iPhoneの「Safari」「Chrome」などで利用することが可能です。また、Androidの「Chrome」でもWebページを保存する機能があり、リーディングリストと同様の使い方ができます。
リーディングリストと似た機能として、「ブックマーク」というものもあります。
ブックマークは、WebページのURLを登録する機能のことです。一度URLを登録しておくと、登録ページに素早くアクセスできますが、後から読み返すためにはインターネットへの接続が必要となります。
一方のリーディングリストはWebページをデータとして保存するため、オフラインの環境でも閲覧できます。
Webページが更新されている可能性も考えて最新のページにアクセスしたい場合はブックマーク、オフラインでも閲覧できるように保存しておきたい場合はリーディングリストが便利です。
後から読み返す時に、インターネットへの接続が必要か、オフラインでも閲覧ができるかが、ブックマークとリーディングリストの大きな違いとなります。
iPhoneのSafariのリーディングリストの使い方を見ていきましょう。Webページをリーディングリストへ追加する方法、追加したページを閲覧する方法をそれぞれ紹介していきます。
iPhoneのSafariでWebページをリーディングリストへ追加する方法は、次の通りです。
1.「Safari」のアプリを開く
2.共有ボタンをタップする
3.「リーディングリストに追加」をタップする
Safari内の共有ボタンをタップすると、「リーディングリストに追加」が選択できます。
なお、オフラインでも閲覧したい場合は、iPhoneのSafariでは、事前に設定が必要です。「設定」→「Safari」の手順で進み、リーディングリストの項目の「自動的にオフライン用に保存」をオンに設定しましょう。
iPhoneのSafariでリーディングリストを閲覧する方法は、次の通りです。
1.「Safari」のアプリを開く
2.本のアイコンをタップする
3.メガネのアイコンをタップする
4.リストから読みたいWebページを選択する
Safariを開いた時に表示されるブックマークのボタンを選択後、リーディングリストのタブを選ぶと、保存したWebページが閲覧できます。なお、読み終わったページは、リスト内で左にスワイプすると削除が可能です。
続いて、Chromeアプリについても見ていきましょう。
iPhoneのChromeアプリでは、「リーディングリストに追加」のボタンからWebページの保存が可能です。一方のAndroidについては、リーディングリストの機能自体はありませんが、Webページをダウンロードすることで、リーディングリストに近い使い方ができます。
2つの方法を、それぞれ見ていきましょう。
iPhoneのChromeアプリでの、リーディングリストへの追加方法、閲覧方法をそれぞれ紹介します。
iPhoneのChromeアプリで、Webページをリーディングリストへ追加する方法は、次の通りです。
1.Chromeアプリを開く
2.保存するページにアクセスする
3.その他アイコン「⋯」をタップする
4.「リーディングリストに追加」をタップする
また、iPhoneでは、Safariなどの別のブラウザアプリから、WebページをChromeアプリのリーディングリストへ追加することもできます。手順は次の通りです。
1.ブラウザアプリを開く
2.保存するページにアクセスする
3.「共有」ボタンをタップする
4.共有できるアプリの候補のリストから、Chromeアプリを選択する
5.「リーディングリストに追加」をタップする
なお、共有リストの中にないアプリは「その他」から選択できます。共有リストにChromeアプリが表示されない場合は、こちらを選択しましょう。
iPhone のChromeアプリでリーディングリストを閲覧する方法は、次の通りです。
1.Chromeアプリを開く
2.その他アイコン「⋯」をタップする
3.「リーディングリスト」をタップする
4.リストの中から、読みたいページをタップする
その他アイコン「⋯」から「リーディングリスト」を選択すると、リーディングリストに追加したページの閲覧ができます。保存したページを削除する場合は、リスト内で削除するページを左にスワイプしましょう。
続いて、AndroidでのWebページの保存方法、保存したページの閲覧方法を見ていきましょう。
AndroidのChromeアプリで、Webページをリーディングリストへ追加する方法は、次の通りです。
1.Chromeアプリを開く
2.保存するページにアクセスする
3.アドレスバーの右のその他アイコン「⋮」をタップする
4.ダウンロードのマークをタップする
Chromeアプリで保存するページにアクセスし、その他アイコン「⋮」からメニューを開き、ダウンロードを実行しましょう。
保存したWebページは「ダウンロード」の項目から閲覧できます。Android で保存したWebページを閲覧する方法する手順は、次の通りです。
1.Chromeアプリを開く
2.アドレスバーの右のその他アイコン「⋮」をタップする
3.「ダウンロード」をタップする
4.ダウンロードリストの中から保存したページをタップする
Chromeアプリを開き、その他アイコン「⋮」→「ダウンロード」の順に選択すると、ダウンロードしたデータのリストが表示されます。リストの中から保存したページを探してタップすると閲覧可能です。
なお、リストの中で保存したページを長押しすると、ゴミ箱のボタンが表示されます。ダウンロードしたページを削除する場合は、そちらをタップしましょう。
リーディングリストに関するQ&Aをまとめています。それぞれ見ていきましょう。
SafariのリーディングリストがiPhoneとiPadで同期できないなど、複数の端末間での同期が上手くいかない場合には、以下の点を見直してみましょう。
iCloudブックマークのオン・オフは、「設定」→「[ユーザ名]」→「iCloud」の順にタップして表示されるページで、「Safari」の項目から切り替えができます。なお、ソフトウェアアップデートを実施する場合は、事前にiCloudブックマークがオンになっているかを確認の上、実行しましょう。
iPhoneのSafari、Chromeでリーディングリストのある場所をあらためてまとめると、次の通りです。
リーディングリストへの追加 | ||
---|---|---|
Safari | 追加 | 「Safari」内の、「共有ボタン」→「リーディングリストに追加」から追加が可能 |
閲覧 | 「Safari」→ブックマークのボタン>リーディングリストのタブ から閲覧可能 | |
Chrome | 追加 | Chrome内の、その他アイコン「⋯」→「リーディングリストに追加」から追加が可能 |
閲覧 | Chrome内の、その他アイコン「⋯」→「リーディングリスト」から閲覧が可能 |
AndroidのChromeアプリでのリーディングリストにあたる機能であるWebページの保存については、その他アイコン「⋮」→ダウンロードのマークを順に選択して行います。
ダウンロードしたページは、その他アイコン「⋮」→「ダウンロード」を順にタップすると、ダウンロードしたデータの中から閲覧できます。
リーディングリストを利用すれば、端末上にWebページを保存でき、オンライン・オフライン問わず、いつでも保存したページを閲覧できます。
時間がある時にWebページをじっくり読み返したい、Webページをとりあえず保存しておきたい時に、リーディングリストは便利です。ぜひリーディングリストを理解して、各ブラウザでのWebページの閲覧に役立てていきましょう。
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