SMS(ショートメッセージサービス)は、電話番号でメッセージのやり取りができるサービスです。既に使っている方も、これから利用予定の方もいるかと思います。特に初めて利用する方は、具体的にどんなサービスなのか、どれぐらい料金はかかるのか、画像は送れるのかなど疑問も多いでしょう。
本記事では、SMSの概要、メッセージの送り方、注意点などを紹介していきます。普段のメッセージのやり取りに便利なSMSについて理解を深めていきましょう。
更新日:2023.5.31
SMSは、携帯電話の電話番号を利用してチャット形式でシンプルにメッセージのやり取りができるサービスです。
SMSは、ご自身でのアプリのインストールは基本的に不要で、スマホを購入した時に既にインストールされている「メッセージ」のアプリを利用してSMSを始めることができます。
「SMS」と似た名前のサービスとして、「MMS」もあります。
「MMS」はマルチメディアメッセージングサービスの略で、キャリアメールのアドレスを利用してチャット形式のメッセージのやり取りができるサービスです。大手キャリアではソフトバンクとauでMMSのサービスが提供しています。
SMSとMMSの違いは、例えばソフトバンクの場合だと、次の通りです。
SMS | MMS(S!メール) | |
宛先 | 携帯電話番号 | Eメールアドレス 携帯電話番号(ソフトバンク宛のみ利用可) |
送信先 | ケータイ | ケータイ パソコン |
最大送受信サイズ | 全角670文字(半角1530文字)まで ※絵文字などを使う場合や機種によって異なります。 |
最大2MB ※機種によっては300KB |
SMSは、電話番号へのみ送信が可能です。一方、MMSでは、ソフトバンクの場合、Eメールアドレス、ソフトバンク宛の電話番号への送信が可能です。
その他、送受信できるデータサイズにも違いがあります。SMSは全角で最大670文字まで、MMS(S!メール)は最大2MBまでが上限です。MMSでは、より大容量の送受信が可能です。
SMSでは、送信する文字数に応じて送信料が発生しますが、受信は無料です。
LINEMOの場合、SMSの送信にかかる料金は次の通りです。全角70文字以内であれば1回あたりの料金は3.3円です。それを超える文字数では、文字数に応じて~33円の料金が発生します。文字数が多くなるほど、料金が多くかかる仕組みとなっています。
送信文字数 | 1回あたりの料金 | |
2Byteで換算した場合(※1) | 半角英数字のみの場合 | |
1~70文字 | 1~160文字 | 3.3円 |
71~134文字 | 161~306文字 | 6.6円 |
135~201文字 | 307~459文字 | 9.9円 |
202~268文字 | 460~612文字 | 13.2円 |
269~335文字 | 613~765文字 | 16.5円 |
336~402文字 | 766~918文字 | 19.8円 |
403~469文字 | 919~1071文字 | 23.1円 |
470~536文字 | 1072~1224文字 | 26.4円 |
537~603文字 | 1225~1377文字 | 29.7円 |
604~670文字 | 1378~1530文字 | 33円 |
※1 絵文字などは4Byte換算のものもあります。
SMSの送信は、スマホを購入した時にすでにプリインストールされている「メッセージ」アプリから可能です。iPhone、Androidのそれぞれについて、SMSの送り方を見ていきましょう。
iPhoneでのSMSの送り方は次の通りです。
1. 「メッセージ」アプリを開く
2. 新規メッセージのマークをタップする
3. 宛先を入力する
4. 本文を入力後、送信ボタンをタップし送信する
メッセージアプリを開いたら、画面右上にある新規メッセージのマークをタップします。宛先は、直接入力、または「+」マークをタップして連絡先から選択することで入力できます。その後は、本文を入力して送信ボタンをタップすると、メッセージを送信できます。
AndroidでのSMSの送り方は次の通りです。
1. 「メッセージ」アプリを開く
2. 「チャットを開始」をタップする
3. 宛先を入力する
4. メッセージを入力し、送信ボタンをタップする
メッセージアプリを開いたら、「チャットを開始」をタップします。宛先に相手の名前、電話番号、メールアドレスのいずれかを入力後、メッセージを入力して送信ボタンをタップすると、メッセージを送信できます。
SMSでは、法人向けのSMS送信サービスを利用すると、SMSを複数人に一斉送信することが可能です。従業員への連絡や災害時の安否確認、サービスへ登録している会員への告知など、特にビジネスシーンで便利に活用できます。
SMSの一斉送信を利用する際には、キャリアやクラウドサービスの事業者が提供するSMS送信サービスを契約し、サービスを導入した上で利用することになります。
SMSを利用する時に事前に確認しておきたい注意点をまとめています。それぞれチェックしていきましょう。
SMSで送信できる文字数には制限があり、通常、全角で最大670文字、半角で最大1530文字までです。しかし、利用する機種や、アプリよって送信できる文字数は異なります。
さらに長文のテキストの送信が必要な場合には、メールやLINEを利用するなど、別の方法を検討しましょう。
データ通信専用のプランの場合、基本的にSMSを利用することはできません。
SMSを利用するためには、音声通話付きのプランや、SMS機能付きのプランを選ぶ必要があります。なお、携帯電話会社によっては、SMSを有料オプションで提供しているところもあります。
SMSでは、文字によるやり取りのみが可能です。写真や動画を添付したり、スタンプを送ったりすることはできません。また、メールのように件名を付けることもできません。
SMSでは、あくまでテキストによる、シンプルなメッセージのやり取りのみが可能です。
SMSではアドレス帳に登録された名称で、送信者が表示されます。アドレス帳に登録のない人から送信された場合は、電話番号のみの表示となるため、送信者が分かりません。電話番号が分からないとなると、誰だか判別ができないことになります。
SMSでやり取りをする可能性のある方の連絡先は、忘れずにアドレス帳へ登録しましょう。こちらから送信をする場合も、相手がアドレス帳に登録していない可能性がある場合には、名前を名乗って送信をしましょう。
SMSは、複数人でメッセージのやり取りを共有できるグループメッセージには対応していません。SMSでは、一対一でのメッセージのやり取りのみを行うことができます。
グループメッセージを利用したい場合には、電話番号でメッセージのやり取りができる「+メッセージ」や、「LINE」の利用を検討してみると良いでしょう。
今後もっと便利にメッセージのやり取りをしていきたいと考えている方は、スマホの契約先は「LINEMO」がおすすめです。LINEMOは、SMSの送信料は有料ですが、受信料や月額料は無料で利用できます。
また、LINEMOでは、全プランでLINEギガフリー(※2)のサービスを提供しています。LINEのトーク、音声通話、ビデオ通話がギガ消費ゼロで利用可能です。普段の家族や友人とのやり取りに、気兼ねなくLINEを使うことができます。
LINEでは、写真や動画の送信、グループトーク、音声通話などSMSにはない使い方もできます。ぜひSMSと合わせて活用していきましょう。
また、LINEMOでは、月額990円(税込)から利用できる格安料金でプランを提供しています。必要なデータ量に合わせて、2つのプランの中からご自身に合うプランを選択可能です(※3)。
ぜひLINEギガフリーと格安料金が魅力のLINEMOで、もっと便利にスマホを使っていきましょう。
スマホプラン | ミニプラン | |
---|---|---|
データ量 | 20GB | 3GB |
月額基本料(税込) | 2,728円 | 990円 |
LINEギガフリー | 対応 | 対応 |
データ量超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大300kbps |
契約後のプラン変更 | ミニプランに変更可能 | スマホプランに変更可能 |
SMS(ショートメッセージサービス)は、電話番号でメッセージのやり取りが可能です。
「全角670文字を超える長文は送れない」「写真や動画は送れない」など、LINEや+メッセージと比べるとできないこともありますが、テキストだけでシンプルにやり取りができるのは大きな魅力です。
ぜひ、普段のメッセージのやり取りに、SMSを活用していきましょう。
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