デュアルsimとは?組み合わせのポイントや設定方法をわかりやすく解説

デュアルsimとは?組み合わせのポイントや設定方法をわかりやすく解説

デュアルSIMは仕事とプライベートで2種類の電話番号を使いたい、あるいはスマホ代の節約などを考えている方におすすめの機能です。

ただし、デュアルSIMには注意すべきポイントがあります。

本記事ではデュアルSIMの組み合わせのポイントや設定方法などをわかりやすく解説します(※1)。

  • (※1)デュアルSIM対応端末では、サブ回線としてLINEMOをご利用できます。端末がデュアルSIMに対応しているかはメーカー公式Webサイトでご確認ください。

目次

デュアルSIMならSIMの併用ができる!

デュアルSIMとは、1台のスマホで2種類のSIMカードを使い分けることができる機能です。

2つの通信回線を利用できるので、1台のスマホで仕事とプライベートで電話番号を分けることができます。また、2枚のSIMカードをデータ通信専用と音声通話専用に分けて、スマホ代の節約をする使い方も可能です。

SIMカードとは

SIMカードとは、携帯電話会社と契約した方の情報が記録されている小型のICカードです。スマホやタブレットに挿入するとキャリア回線を利用でき、インターネットや電話につながります。

「標準SIM」、「microSIM」、「nanoSIM」の3種類があり、種類によって大きさが異なります。現在のスマホには、nanoSIMが多く使われています。

デュアルSIMの場合は、上記のSIMカードを2枚スマホに差し込んでいる状態、あるいは機能を指します。

デュアルSIMのメリット

デュアルSIMのメリット

デュアルSIMのメリットは以下の通りです。

  • SIMカードを差し替えずに別のキャリア回線を利用できる
  • 1台のスマホを目的ごとに使い分けられる
  • 複数のキャリア回線を利用できるので通信障害などに対応できる

デュアルSIMのメリットは、SIMカードの入れ替えをせずに、別のキャリア回線をすぐに利用できることです。スマホによってはSIMカードの入れ替えや設定は手間がかかるため、複数のキャリア回線を簡単に使い分けられるのは便利です。

また、1台のスマホを目的ごとに使い分けられるのもメリットとして挙げられます。例えば、仕事用とプライベート用で電話番号を分けたい時に、デュアルSIMは役立ちます。

2枚のSIMカードが別々のキャリア回線の場合、片方で通信障害が起きていても、もう片方の回線で対応できるのもデュアルSIMのメリットです。

デュアルSIMのデメリット

デュアルSIMのデメリットは以下の通りです。

  • 使用できるスマホが限定される
  • microSDカードが使えなくなる場合がある
  • バッテリーの消費が激しい

デュアルSIMに対応しているスマホは多くありません。例えば、AndroidスマホだとGoogleのPixelシリーズのほかはSIMフリースマホのみで、iPhoneだとiOS 12.1 以降を搭載した iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降です。

iPhoneでSIMロックがかかっている場合には、SIMロックを解除する必要があります。また、デュアルSIMに対応しているスマホでも、2枚目のSIMカードを挿入する場所がmicroSDカードと同じだと、microSDカードが使えません。

2枚のSIMカードを挿入したことで、1枚の時よりもバッテリーの消費が激しくなる可能性もあります。デュアルSIMの利用を考えている方は、上記のデメリットに注意しましょう。

デュアルSIMの種類

デュアルSIMとは、2種類のSIMカードが入っている状態を指します。ただし、次の表のように4種類あり、それぞれの機能が違います。

機能 概要
DSSS
(デュアルSIMシングルスタンバイ)
・2枚のSIMカードのうち、どちらか片方を有効にする
・有効にしたSIMカードの電話番号でのみ電話や通信が可能
・別のSIMカードに切り替える場合は手動で行う
DSDS
(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
・2枚のSIMカードが両方とも有効になっている
・自動で切り替え可能
・2つのSIMカードで同時に通信、通話はできない
・片方は3G回線を使用する
DSDV
(デュアルSIMデュアルVoLTE)
・2枚のSIMカードが両方とも有効になっている
・自動で切り替え可能で、基本的な機能はDSDSと同じ
・2つのSIMで同時に4G回線が利用できる
DSDA
(デュアルSIMデュアルアクティブ)
・2枚のSIMカードが両方とも有効になっている
・自動で切り替え可能で、基本的な機能はDSDVと同じ
・2つのSIMで同時に通信が可能

デュアルSIMに対応したスマホであっても、全ての機能に対応しているとは限りません。スマホを購入する際は、対応している種類を確認しましょう。

SIMカードはeSIMと組み合わせて使える?

SIMカードが物理的なICカードに対して、eSIMはスマホに埋め込まれているSIMカードの役割を果たすチップのことです。

携帯電話会社を乗り換える際にeSIMを選択すれば、自動的に書き換えられるので、SIMカードのように差し替えをする必要はありません。

SIMカードとeSIMを組み合わせてデュアルSIMとして利用できます。SIMカードとeSIMの組み合わせなら、SIMを差し替える手間も省けます。

ただし、スマホによってはSIMロック解除が必要な可能性もあるので、注意事項は事前にしっかりと確認しましょう。

デュアルSIMの組み合わせのポイント

デュアルSIMの組み合わせを考える際は、ご自身の目的に合った通信会社、格安SIM(MVNO)のサービスを選ぶと良いです。

例えば仕事とプライベートで電話番号を分けたい場合、音声通話に対応しているSIMカード同士を組み合わせれば、2つの電話番号を利用できます。

スマホの通信費を抑えたいという方は、音声通話とデータ通信の月額料金が安いSIMカードを組み合わせると、スマホ代の節約につながるためおすすめです。

また、ご自身の利用しているアプリをより快適に使えるサービスを提供しているSIMカードを組み合わせる方法もあります。

デュアルSIMの組み合わせはいくつかありますが、おすすめの組み合わせはデータ通信用のeSIMと通話し放題のSIMです。

SIMカードとeSIMの組み合わせならmicroSDカードを塞がずに済み、データ通信用と通話し放題組み合わせによってスマホ代を抑えることができます。

デュアルSIMの設定方法

デュアルSIMに対応しているスマホを用意して、SIMカードを2枚、あるいはSIMカードとeSIMの申し込みをしましょう。手続きが済んでSIMカードが届いたら、デュアルSIMの設定を行います。

次の表はAndroidスマホとiPhoneのデュアルSIMの設定方法をまとめたものです。

SIMカード2枚 eSIMとSIMカード
Androidスマホ 1. スマホの電源を切る
2. 2枚目のSIMカードを装着する
3. スマホの電源を入れる
4. 「設定」をタップする
5. 「ネットワークとインターネット」をタップする
6. 「モバイルネットワーク」をタップする
7. 携帯電話会社ごとのAPN設定を行う
1. 1枚目のeSIMの設定を行う
2. 設定したモバイルデータ通信をオフにする
3. 2枚目のSIMカードを装着する
4. スマホの電源を入れる
5. 「設定」をタップする
6. 「ネットワークとインターネット」をタップする
7. 「モバイルネットワーク」をタップする
8. 携帯電話会社ごとのAPN設定を行う
iPhone iPhoneはSIMカードを2枚挿入できない 1. 1枚目のeSIMの設定を行う
2. 設定したモバイルデータ通信をオフにする
3. 2枚目のSIMカードを装着する
4. スマホの電源を入れる
5. 携帯電話会社のAPN構成プロファイルをダウンロードする
6. 「許可」を選択する
7. ダウンロードが完了するまで待つ
8. 「設定」をタップする
9. 「モバイル通信」をタップする
10. 「モバイルデータ通信」をタップして、利用する回線をSIMカードのほうに切り替える
11. 「設定」に戻り「一般」をタップする
12. 「VPNとデバイス管理」をタップする
13. 「ダウンロード済みプロファイル」にある携帯電話会社のAPN構成プロファイルを選択する
14. 「インストール」をタップする
15. 「パスコード」をタップする
16. 「次へ」をタップする
17. 「インストール」をタップする
18. インストールが完了するのを待つ
19. 「完了」をタップして「構成ファイル」に携帯電話会社のサービス名が表示されているのを確認する

デュアルSIMの設定で注意すべきポイントは以下の通りです。

  • SIMカードを挿入する時はスマホの電源を切る
  • SIMカードを2枚使用する場合は、microSDカードを使えなくなる可能性がある
  • iPhoneはSIMカードを2枚挿入できない
  • スマホの機種やOSのバージョンによって手順が異なる

デュアルSIMの設定は複雑なので、携帯電話会社の公式ホームページやスマホの取り扱い説明書などを読んで行いましょう。

デュアルSIMで組み合わせるならLINEMO!

デュアルSIMでSIMを組み合わせたいという方には、LINEMOがおすすめです。

LINEMOではSIMカードとeSIMを選ぶことができ、ほかの格安SIM(MVNO)のサービスに比べて、通信状態が安定しているなどのメリットがあります。

また、「通話準定額」が実質月額0円、「通話定額」が実質月額1,100円(税込)で利用できるキャンペーンを開催しています(※2)。つまり、LINEMOの通話し放題のキャンペーンと、データ通信用の料金プランを組み合わせれば、スマホ代の節約につながります。

  • (※2)通話オプション割引キャンペーンについて
  • 通話準定額又は通話定額に加入していない月は割引適用されません。オプションに加入していない期間も通算して割引適用期間をカウントします。 一部定額対象外の通話あり。既にLINEMO利用中の方が本オプションを契約、または月途中に解除申し込みをした場合、翌請求月から適用。契約回線を解約する場合、本オプションの月額料金は日割計算を行いません。通話準定額における1回あたり5分を超える国内通話は、30秒につき22円(税込)の通話料が別途かかります。

スマホプランとミニプランから選べる!

LINEMOには20GB大容量のスマホプランと、3GB小容量のミニプランの2種類があります(※3)。

スマホプラン ミニプラン
データ量 20GB 3GB
月額基本料(税込) 2,728円 990円
LINEギガフリー 対応 対応
データ量超過後の通信速度 最大1Mbps 最大300kbps
契約後のプラン変更 ミニプランに変更可能 スマホプランに変更可能
  • (※3)「スマホプラン」「ミニプラン」について
  • ・時間帯により速度制御の場合あり。
  • ・通話従量制(22円/30秒)。ナビダイヤル(0570から始まる番号)など異なる料金の電話番号があります。
  • ・オンライン専用
  • ・その他の詳細は文末の(※5)を参照

スマホプランはデータ量が月間20GBで、月額が2,728円(税込)です。20GBと通信データ量が多いので、動画や音楽、ゲームアプリなどを楽しむことが可能です。

ミニプランはデータ量が月額3GBで、月額基本料が990円(税込)です。スマホプランに比べてデータ量は少ないですが、ミニプランだと年間のスマホ代が11,880円(税込)と1万円弱に抑えられます。

LINEアプリのギガ消費がゼロに!

LINEMOでは、LINEのトークや音声通話、ビデオ通話がギガ(データ量)の消費がゼロになる「LINEギガフリー」に対応しています(※4)。

  • (※4)「LINEギガフリー」について
  • ・トークでの位置情報の共有、スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧など、一部 LINE ギガフリーの対象外があります。
  • ・その他の詳細は文末の(※6)を参照

LINEアプリの音声通話やビデオ通話をどれだけ利用してもデータ量を消費しません。また、動画や音楽、ゲームアプリなどでスマホのデータ量を使いきって速度制限が発生しても、LINEアプリのトークや音声通話などは影響を受けません。

日頃からLINEアプリでお友達やご家族とコミュケーションを取っている方は、2枚目のSIMカードにLINEMOの検討をおすすめします。

SIMフリースマホでLINEMOを使ってみよう!

LINEMOではスマホの販売をしていません。LINEMOを利用したいと考えている方は、ご自身でデュアルSIMに対応したスマホ、あるいはeSIMに対応したスマホを用意する必要があります。

ご自身のライフスタイルやスマホの使用頻度に合った料金プランを選択でき、SIMカードのほかに、eSIMも選択できます。

LINEMOをご利用の際には、SIMフリースマホを用意する必要がありますが、デュアルSIMの組み合わせとしておすすめの携帯ブランドです。

LINEMOは、ソフトバンクの格安SIMブランドなので、月々の利用料金を低くしながら、安定した通信品質でスマホを利用できる点が魅力です。

まとめ

デュアルSIMは1台のスマホで2種類のSIMカードを使い分けることができる機能です。

仕事とプライベートの電話番号を分けたい、大規模な通信障害に備えておきたい、スマホ代の節約をしたいなど、さまざまなシーンや目的に役立ちます。

SIMカード2枚、あるいはSIMカードとeSIMの組み合わせが可能ですが、スマホの機種やOSのバージョンによって設定方法が異なります。そのため、デュアルSIMを利用する際は注意事項を確認したうえで申し込みをしましょう。

デュアルSIMの組み合わせでおすすめな LINEMOは、 SIMカードとeSIMのどちらも選ぶことができる格安SIM(MNO)なので 、自分のライフスタイルに合った料金プランを選択できます。

デュアルSIMの組み合わせ考えている方はぜひLINEMOをご検討ください。

  • (※5)「スマホプラン」「ミニプランについて」
  • ・時間帯により速度制御の場合あり。
  • ・通話従量制(22円/30秒)。ナビダイヤル(0570から始まる番号)など異なる料金の電話番号があります。
  • ・契約者年齢が18歳以上であることが必要です。
  • ・法人は対象外です。
  • ・3G専用端末、VoLTEに対応していない端末、SIMロック解除に対応していない端末など一部対象外端末あり。
  • ・キャリアメールは利用できません。
  • ・SMSや海外でのご利用分などは別途料金が発生します。
  • ・1カ月あたりのデータ利用量がデータ量上限を超えた場合、月末まで、送受信時の通信速度を最大で、スマホプランについては1Mbps、ミニプランについては300 kbps に制限します。
  • ・データ量上限を超過した場合、追加データ(550円/1GB)を購入することで、通常速度でご利用いただけます。
  • ・月途中に解約の場合(加入月に解約の場合を除く)は、日割り計算は行いません。
  • ・ネットワークサービスの安定的な提供のため、時間帯により、動画、ゲーム等のサービス、AR(拡張現実)等の機能を用いたサービス、その他トラヒックの混雑を生じさせるおそれのあるサービスのご利用にあたり、通信速度を制御します。
  • ・通信が混雑し、又は通信の混雑が生じる可能性がある場合、ネットワーク全体の品質を確保するため、通信の種類及び内容にかかわらず、速度を制御する場合があります。
  • ・一定期間内に著しく大量の通信を継続的に行い、機械的な通信と当社が判断した場合は、当該通信を行うお客さまに対して通信速度を制限することがあります。
  • ・余ったデータ量は翌月以降に繰り越しません。
  • (※6)「LINEギガフリー」について
  • ・トークでの位置情報の共有、スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧など、一部 LINE ギガフリーの対象外があります。
  • ・OS、ブラウザ又はアプリケーションのバージョンアップ、アップデート、Wi-Fiからの切替その他技術的要因により、ギガフリーの対象外となる場合があります。詳細は、LINEMOホームページをご確認ください。
  • ・iOS 15以降でiCloud+を利用する際に、プライベートリレーをオンに設定した状態でSafariブラウザからギガフリーの対象サービスを利用すると、データ量を消費する場合がございます。プライベートリレーをオフにした場合、iOS 14以前同様にギガフリーの対象サービスがデータ量を消費せずご利用いただけます。
  • ・ギガフリーの対象サービスは、変更、追加、廃止又はギガフリーの対象外となることがあります。
  • ・時間帯により速度制御される場合あります。
  • ・LINEサービス内で有料のサービスを利用する場合は、別途お支払いが必要です。

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