格安SIMといえば、「データ通信」を基本にした料金プランが一般的ですが、(国内)通話のかけ放題はないのかと探している方もいるかもしれません。
格安SIMのかけ放題サービスのなかにも、時間や日数に制限があるもの、プランに含まれているもの、オプションで追加するものなどさまざまです。
本記事では、安心して格安SIMの(国内)通話かけ放題を利用するための情報を紹介します。
更新日:2023.10.11
通信事業者と契約するSIMカードには、「データSIM」と「音声通話SIM」の2種類があり、データSIMのみを提供する格安SIMでは、モバイル回線を使用した音声通話は利用できません。
同様に、スマホの電話番号を使って行うSMS(ショートメッセージサービス)は、別途料金が必要になる場合があります。
そのため、電話番号による音声通話を少しでも行いたい方は、前提として「音声通話対応SIM」を提供する格安SIMを選びましょう。
格安SIMのかけ放題を利用するメリットは、大きく以下の2つです。
大手通信キャリアの料金プランでは、「データ通信」と「音声通話」がセットになっています。
一方で、格安SIMは「音声通話対応SIM」であっても料金プランは「データ通信」単体のものが多く、「音声通話」はオプションサービスで選択しない限り、通話した時間に応じて料金が発生する通話従量制となります。
LINEMOの場合は通話従量制となり、ソフトバンクと同じ22円/30秒(税込)です。
たくさん電話をかける方は音声通話をする分、月々の通話料金が高額になります。しかし一部制限があるものの、かけ放題に入っていれば通話時間が長い方も追加料金を気にせずに通話を楽しめます。
電話番号を利用しない音声通話には、LINE や Messenger などの通話アプリがあります。
これらのアプリは、データ通信用の通信回線を使って通話するIP電話を利用するため、データ通信が 混み合うと通話品質が落ちることがあります。
格安SIMの通話品質は、各社により少しずつ異なります。しかし、大手キャリアから通信回線を借りて回線を提供する格安SIMの場合、大手通信キャリアの回線とほぼ同一品質の回線を利用できる点が魅力です。
続いて、格安SIMのかけ放題プランを利用する際の注意点をご紹介します。
格安SIMの「かけ放題」には、回数や時間に縛りがないものと、1回の通話時間や月間の合計通話時間に制限があるケースがあります。
前者は、「通話定額」や「国内通話がかけ放題」、「時間無制限かけ放題」、「国内通話完全定額オプション」などと呼ばれています。月額料金はやや高めですが、回数や時間を気にせずに利用したい方におすすめのサービスです。
このように、「かけ放題」のサービス内容は、各通信事業者によって異なります。よく確認された上で比較してみてください。
格安SIMのかけ放題には、通常の電話回線を利用する音声通話と、データ回線を使って通話を行う「IP電話」があります。
また専用音声通話アプリから電話を使う「プレフィックス(中継電話)」を提供する格安SIMもあります。
プレフィックスとは、専用音声通話アプリからの発信時、電話番号の前に特定の番号を付与して安価な回線を中継することで、通話料を抑える仕組みです。この場合、通話料金が半額や無料提供になる場合もあります。
プレフィックスやIP電話の場合は、専用アプリを使うことになるため、対象アプリの使いやすさも重要です。
格安SIMのかけ放題は、国内通話に限定されている場合がほとんどです。
日本から海外へかける場合の通話料は、通話先の国によって異なるため注意しましょう。
かけ放題サービスに入っていても、ナビダイヤル(全国共通の「0570」に続く6桁の専用番号)や衛星電話などの一部の電話番号にかける場合は、固定の通話料が発生します。
ナビダイヤルは、再配達受付窓口やチケット販売、キャンペーン窓口や事故、紛失窓口などで利用されています。これらの電話番号によくかける方は気をつけましょう。
格安SIMのかけ放題について紹介していますが、そもそも通信事業者の通話プランや通話オプションを利用しなくても通話できる方法もあります。
前章でご紹介したIP電話にあたるLINEやMessengerなどは、「電話回線」ではなく「データ通信」を利用して通話をする仕組みのため、アプリ間の通話料が無料です。
相手側もそのアプリを使っている必要はありますが、決まった相手と長時間電話をしたい場合に便利です。
ただし、通信時はデータ量を消費するため使用する際には注意しましょう。
格安SIMのかけ放題を選ぶ際には、ご自身の音声通話の利用頻度や、通話時間などを考慮して総合的に決めると良いでしょう。
「かけ放題」といっても、通話時間などに制限がある場合があります。プランを選ぶ際には、制限があるのか、もしある場合はどのような制限があるのか確認しましょう。
また、今まで使ったことがないアプリを使用する必要がある場合は、使い慣れるまでに時間がかかるでしょう。そのプランで「かけ放題」になる対象が、電話アプリでの通話なのか、または専用アプリが必要なのかも重要です。
LINEMOでは、音声通話対応SIMによる提供を行っており、通常の音声通話電話アプリで電話をかけることができます。通話オプションサービスに加入しない場合の通話料は、22円/30秒(税込)です。
通話オプションサービスは、短い電話をかける回数が多い方と、時間を気にせず好きなだけ通話を楽しみたい方に向けて2種類を選べます(※1)。
※1 通話オプションについて
・国際通話、0180、0570等の電話番号への通話料、番号案内(104)等は無料通話の対象外。
・通話準定額の場合、5分を超える国内通話は、30秒につき22円の通話料が別途かかります。
・その他の詳細は文末の※6を参照
現在は「通話オプション割引キャンペーン」実施中につき、「スマホプラン」、「ミニプラン」にご加入されてから1年間は「通話準定額」は実質月額0円、「通話定額」は実質月額1,100円(税込)で利用できます(※3)。
※3通話オプション割引キャンペーンについて
通話準定額又は通話定額に加入していない月は割引適用されません。オプションに加入していない期間も通算して割引適用期間をカウントします。 一部定額対象外の通話あり。既にLINEMO利用中の方が本オプションを契約、または月途中に解除申し込みをした場合、翌請求月から適用。契約回線を解約する場合、本オプションの月額料金は日割計算を行いません。通話準定額における1回あたり5分を超える国内通話は、30秒につき22円(税込)の通話料が別途かかります。
LINEMOの料金プランはこちらです(※4)。
スマホプラン | ミニプラン | |
---|---|---|
データ量 | 20GB | 3GB |
月額基本料(税込) | 2,728円 | 990円 |
LINEギガフリー | 対応 | 対応 |
データ量超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大300kbps |
契約後のプラン変更 | ミニプランに変更可能 | スマホプランに変更可能 |
LINEMOではどちらの料金プランを選んでも、LINEアプリによる音声通話やビデオ通話のデータ消費がゼロになるになる「LINEギガフリー」に対応しています(※5)。
LINEアプリを利用しているお友達やご家族同士で、通話料もデータ使用量も気にせずに会話を楽しめます。
格安SIMのかけ放題は、通信事業者ごとにサービス内容や名称、利用方法が異なります。それぞれの概要をチェックしながら、ご自身の電話のかけ方に合ったものを選択しましょう。
格安SIMブランドのLINEMOは音声通話対応SIMで、「通話定額」、「通話準定額」の2つの通話オプションサービスを用意しています。
「通話準定額」が実質月額0円、「通話定額」が実質月額1,100円(税込)で利用できるキャンペーンも実施しているので、ぜひご活用ください(※3)。
※当ページの内容は公開日時点の情報です。
※表示価格は特に断りがない限り税込です。