デュアルSIMとは？利用するメリット・デメリットやおすすめの使い方を解説

「デュアルSIM」という言葉をなんとなく聞いたことはあるけど、実際どう便利なのか、お得な使い方はあるのか気になっていた方もいるかもしれません。

本記事では、デュアルSIMのおすすめの使い方や注意点、始め方などを解説します。デュアルSIMを知って、お得にスマホを使いましょう。

デュアルSIMとは1台のスマホに2枚のSIMカードをセットして使用する方法

デュアルSIMとは、1台のスマホに2枚のSIMカードをセットして使用する方法です。SIMカードとは、電話番号や情報などが登録されているICカードのことで、契約先の回線を使用するためにはこのSIMカードをスマホにセットする必要があります。

2つの回線を使用するとなると、2台のスマホが必要になるイメージを持っている方もいると思いますが、デュアルSIMとして1台のスマホにSIMカードを2枚セットすれば、1台で2つの回線を同時に契約できます。2枚のSIMカードは、全く別の携帯電話会社との契約でも可能です。

デュアルSIMの種類

デュアルSIMには、以下の4つの種類があります。

DSSS（デュアルSIMシングルスタンバイ）は2枚のSIMカードを挿入して使いますが、一度に有効にできるのは1枚のみです。2つのSIMで電話を同時に受けることはできません。

DSDS（デュアルSIMデュアルスタンバイ）とDSDV（デュアルSIMデュアルVoLTE）は、どちらも2つのSIMで電話を受けることが可能です。この2つの違いは、DSDSが4G回線＋3G回線の組み合わせになるのに対し、DSDVは両方のSIMで4G回線が使用できる点です。

DSDA（デュアルSIMデュアルアクティブ）になると、片方のSIMで通話しながら、もう片方のSIMでデータ通信ができます。DSSSはもちろん、DSDSやDSDVも対応していない使い方ができます。ただしDSDAに対応する機種は現状ではほとんどありません。

2022年現在の最新機種では、多くのデュアルSIM対応スマホはDSDV（デュアルSIMデュアルVoLTE）へ対応しています。ただし、古い機種になると対応していない可能性があるのでよく確認しておきましょう。

デュアルSIMのメリットとおすすめの使い方

ここからは、デュアルSIMのメリットをもとに、おすすめの使い方を紹介していきます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

• スマホ料金を安くできる
• 電話番号を使い分けられる
• 通信障害に備えた予備の回線として使用できる
• 海外への旅行・出張で活用できる

スマホ料金を安くできる

デュアルSIMの組み合わせを工夫して契約をすれば、スマホ料金が節約できる可能性があります。

「今のところキャリアを乗り換えるつもりはない」という方も、サブ回線として格安料金で利用できる「格安スマホ」を契約すれば、スマホ料金を抑えることが可能です。

また、通話料金を節約するために、通話料金の安いところや、LINEアプリの音声通話やビデオ通話がギガを消費せずに使えるLINEMOなどのサービスを組み合わせるのもおすすめです。

電話番号を使い分けられる

デュアルSIMを利用すれば、電話番号を2つ持つことができます。仕事用とプライベート用など、用途に合わせて電話番号を使い分けることが可能です。

スマホを2台持ちして使い分けることももちろん可能ですが、デュアルSIMなら持ち歩くスマホは1台で済みます。電話番号を使い分けたいと考えている方にも、デュアルSIMが便利です。

通信障害に備えた予備の回線として使用できる

異なる回線を契約しておけば、万が一メインで使っている回線で通信障害があった時も、予備の回線で通信・通話が利用できます。

通信障害は頻繁に発生するものではありませんが、いざ発生した時に通信や通話が使えなくなると支障をきたす場合もあります。格安スマホで維持費を抑えながら、予備の回線を1つ持っておけば、大きな不便がなくスマホを使える可能性が高まります。

海外への旅行・出張で活用できる

海外へ旅行や出張に行く際には、現地で使えるSIMカードを2枚目にセットするという使い方もできます。

ECサイトなどで、行き先で使えるSIMカードを事前に入手しておけば、到着後の切り替え作業のみでスマートに通信・通話が始められます。もちろん現地の空港などで、2枚目のSIMカードを購入して追加することも可能です。

海外での通信手段となると、レンタルのWi-Fiルーターを利用する方法がありますが、海外で使えるSIMカードを使うとより安く済むケースも多いので、方法の1つとして検討してみることをおすすめします。

デュアルSIMを使う時のデメリット・注意点

便利なデュアルSIMですが、事前に確認しておくべきデメリット・注意点もあります。契約前にそれぞれ確認しておきましょう。

• デュアルSIMに未対応の機種もある
• micro SDカードと同時に利用できない機種もある

デュアルSIMに未対応の機種もある

デュアルSIMは、全てのスマホに対応しているわけではありません。デュアルSIMを使用するためには、デュアルSIMに対応した機種が必要です。

iPhoneの場合は、iPhone XS/XR以降の機種がeSIMを利用したデュアルSIMに対応しています。

eSIMとはスマホ本体と一体型のSIMのことで、SIMカードをセットする代わりに、内蔵のSIM情報の書き換えを行います。iPhoneにセットできるSIMカードは1枚までですが、SIMカード1枚＋eSIM1つの組み合わせで、デュアルSIMが実現できます。

お手持ちのスマホがデュアルSIMに対応しているかについては、各機種の公式ページなどから確認ができます。追加のSIMを契約する前に確認しておきましょう。

micro SDカードと同時に利用できない機種もある

2枚目のSIMカードと、micro SDカードをセットするところが共用になっていて、どちらかしか使えない仕様のスマホも多くあります。デュアルSIMも、micro SDカードもどちらも使用したいと考えている方は、スマホを購入する前によく確認しましょう。

デュアルSIMの利用を始める方法

デュアルSIMを始めるため手順は、次の通りです。基本的な手順は、1回線目の利用開始手順と同じです。

▼デュアルSIM利用を始める手順

1.2回線目の契約を申し込む

2.自宅でSIMカードを受け取る

3.SIMカードのセット、開通手続き、APN設定などの初期設定をする

まずは、2回線目として契約したい携帯電話会社の公式ページなどから、契約の手続きを進めましょう。

お手持ちのスマホに2枚目のSIMカードをセットして使うのであれば、スマホを購入せずにSIMカードのみの契約で問題ありません。

申し込み後、SIMカードが自宅に届いたら、2枚目のSIMカードをスマホにセットし、通信のための初期設定などを行います。設定方法はお手持ちのスマホの機種や、契約先によって異なるので、SIMカードと一緒に届くスタートガイドなどを参考に進めましょう。

デュアルSIMを使う場合はLINEMOがおすすめ！

デュアルSIMを使う場合は、サブ回線はLINEMOがおすすめです。格安料金でソフトバンクの高品質な通信が使用でき、2枚目のSIMにピッタリです。

LINEMOでは、月額2,728円（税込）のスマホプランと月額990円（税込）のミニプランを提供中です（※1）。

• ※1「スマホプラン」「ミニプラン」について
• ・時間帯により速度制御の場合あり。
• ・通話従量制（22円/30秒）。ナビダイヤル（0570から始まる番号）など異なる料金の電話番号があります。
• ・オンライン専用
• ・その他の詳細は文末の※3を参照

各プランには、LINEアプリのトークや音声通話、ビデオ通話などの対象機能がギガの消費ゼロで使えるサービス「LINEギガフリー」も付いています（※2）。家族や友人との通話で、LINEの音声通話を積極的に利用すれば、通話料金の節約に役立ちます。

• ※2「LINEギガフリー」について
• ・トークでの位置情報の共有、スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧など、一部 LINE ギガフリーの対象外があります。
• ・その他の詳細は文末の※4を参照

なお、LINEMOは2018年以降に発売したiPhoneシリーズのみ「eSIM」に対応しています。iPhoneでデュアルSIMを使いたい場合は、SIMカード＋eSIMの組み合わせのみ可能です。LINEMOをサブ回線にすれば、iPhoneでもデュアルSIMが実現できます。

デュアルSIMのために追加のSIMの契約を考えている場合は、ぜひLINEMOもご検討ください。

デュアルSIMでもっと便利にスマホを使おう

デュアルSIMを使えば、1つのスマホで2つの回線の同時契約ができます。携帯料金の節約や電話番号の使い分け、予備の回線としての使用など、スマホの使い方の幅が大きく広がります。

LINEMOでは、月額990円（税込）からの格安料金で、ソフトバンク回線の高品質な通信が使えます。お得なキャンペーン特典もあるので、ぜひサブ回線でも利用も検討してみてください。

• ※3「スマホプラン」「ミニプランについて」
• ・時間帯により速度制御の場合あり。
• ・通話従量制（22円/30秒）。ナビダイヤル（0570から始まる番号）など異なる料金の電話番号があります。
• ・契約者年齢が18歳以上であることが必要です。
• ・法人は対象外です。
• ・3G専用端末、VoLTEに対応していない端末、SIMロック解除に対応していない端末など一部対象外端末あり。
• ・キャリアメールは利用できません。
• ・SMSや海外でのご利用分などは別途料金が発生します。
• ・1カ月あたりのデータ利用量がデータ量上限を超えた場合、月末まで、送受信時の通信速度を最大で、スマホプランについては1Mbps、ミニプランについては300 kbps に制限します。
• ・データ量上限を超過した場合、追加データ（550円/1GB）を購入することで、通常速度でご利用いただけます。
• ・月途中に解約の場合は、日割り計算は行いません。
• ・ネットワークサービスの安定的な提供のため、時間帯により、動画、ゲーム等のサービス、AR（拡張現実）等の機能を用いたサービス、その他トラヒックの混雑を生じさせるおそれのあるサービスのご利用にあたり、通信速度を制御します。
• ・通信が混雑し、又は通信の混雑が生じる可能性がある場合、ネットワーク全体の品質を確保するため、通信の種類及び内容にかかわらず、速度を制御する場合があります。
• ・一定期間内に著しく大量の通信を継続的に行い、機械的な通信と当社が判断した場合は、当該通信を行うお客さまに対して通信速度を制限することがあります。
• ・余ったデータ量は翌月以降に繰り越しません。

• ※4「LINEギガフリー」について
• ・トークでの位置情報の共有、スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧など、一部 LINE ギガフリーの対象外があります。
• ・OS、ブラウザ又はアプリケーションのバージョンアップ、アップデート、Wi-Fiからの切替その他技術的要因により、ギガフリーの対象外となる場合があります。詳細は、LINEMOホームページをご確認ください。
• ・iOS 15以降でiCloud+を利用する際に、プライベートリレーをオンに設定した状態でSafariブラウザからギガフリーの対象サービスを利用すると、データ量を消費する場合がございます。プライベートリレーをオフにした場合、iOS 14以前同様にギガフリーの対象サービスがデータ量を消費せずご利用いただけます。
• ・ギガフリーの対象サービスは、変更、追加、廃止又はギガフリーの対象外となることがあります。
• ・時間帯により速度制御される場合あります。
• ・LINEサービス内で有料のサービスを利用する場合は、別途お支払いが必要です。