自宅のWi-Fiが遅い理由は何?考えられる原因とすぐにできる対処法をご紹介

自宅のWi-Fiが遅い理由は何?考えられる原因とすぐにできる対処法をご紹介

Wi-Fiは、スマホなどの端末をLANケーブルなしでインターネットにつなげられる無線LANの規格です。スマホやタブレット、パソコンでは、モバイル回線のデータ容量を消費することなく通信ができるため、普段から利用されている方も多いのではないでしょうか?

ですが、最近動画の再生速度が遅い、ゲームアプリにラグが発生するなど、Wi-Fiが遅いと感じるシーンはありませんか。

本記事では、そんな方に向けて、Wi-Fiが遅い理由、遅い時に試したい対処法を紹介します。

目次

自宅のWi-Fiの速度が遅い原因5つ

ご自宅で利用しているWi-Fi通信速度が遅い原因は、いくつか考えられます。

精密機械にありがちな接続部分の接触の問題もあれば、根本的な回線を見直さなければ改善しないケースもあります。

まずは、Wi-Fiの速度低下を招く可能性がある以下の項目を確認しましょう。

  • Wi-Fiルーターに接続しているデバイスが多い
  • Wi-Fiルーターとの間に障害物がある
  • ほかのデバイスの電波が干渉している
  • Wi-Fiルーターに原因がある
  • 使っている端末に原因がある

Wi-Fiルーターに接続しているデバイスが多い

1つ目は、Wi-Fiルーターに接続している端末の数が多いことです。

Wi-Fiルーターはそれぞれ快適に利用できる同時接続の推奨台数が決まっています。高性能なWi-Fiルーターほど多い傾向にあります。

また、Wi-Fi接続をしている1つの端末で大量の通信を行っている場合には、Wi-Fi接続をしているほかの端末の通信速度が遅くなることもあります。

例えば、ご家族3人で利用される場合、最低でも3台以上は同時接続可能なWi-Fiルーターが理想です。

最近では、電子レンジや冷蔵庫、掃除機、エアコン、スピーカーなどの家電製品もWi-Fに接続できる場合があります。

まずは、利用されているWi-Fiルーターの同時接続の推奨台数を確認しましょう。

Wi-Fiルーターとの間に障害物がある

Wi-Fiの電波は、障害物の影響を受けやすい点も特徴です。

壁や天井などを隔てて無線通信をする場合、障害物に使用されている素材によっては通信できない場合があります。

例えば、Wi-Fi電波を反射もしくは吸収してしまう性質がある「金属」、あるいは「金属性の素材が含まれたガラス」、勢いを減衰させる「コンクリート」などです。

土壁、木材、断熱材などを隔てることによっても、通信速度が落ちてしまう可能性があります。

ほかのデバイスの電波が干渉している

Wi-Fiで利用されている「2.4GHz帯」の周波数帯は、一般的な家電製品でも利用されています。そのため、電子レンジやテレビ、コードレス電話機、FAXなどの家電製品の近くは、電波が干渉して通信状態が不安定になることも考えられます。

Wi-Fiルーターに原因がある

Wi-Fiルーターに不具合がある場合は、Wi-Fiの通信速度が遅くなる、または接続が途切れることがあります。特に、在宅勤務などで長時間Wi-Fiを利用する方はルーター本体の管理にも要注意です。

Wi-Fiルーター本体に熱がこもると、故障を防ぐために処理能力が低下します。劣化が進んだ古いタイプの場合は、通信速度が遅いなどの問題が起こりやすくなります。

使っている端末に原因がある

Wi-Fiに接続している端末にだけ速度低下が見られる場合は、その端末に原因があるかもしれません。

最新でないOSを使っていると、Wi-Fiルーターとの相性によっては、接続が不安定になることがあります。スマホやタブレットの場合は、OSのアップデートを行い、最新の状態にしておきましょう。

すぐにできる!Wi-Fiが遅いときに試したい3つの対処法

すぐにできる!Wi-Fiが遅いときに試したい3つの対処法

まずは、すぐにできる対処法を試して様子を見てみましょう。

Wi-Fiルーターにつなげる端末を最小限にする

Wi-Fiルーターが発するWi-Fi電波は、子機にあたる端末で分け合っています。Wi-Fiに接続している端末を確認し、利用していないものがあればWi-Fiの設定をオフに切り替えましょう。

Wi-Fiルーターの設置場所を変える

Wi-Fiルーターは障害物の影響を受けやすいため、置き場所を変えるのも有効な手段です。

Wi-Fiルーターの置き場所は、できるだけ家の中央でやや高さがあり、周りに障害物のないところが理想です。

ガラス製品や家電製品の近くは、なるべく避けるようにします。どうしても部屋の隅に置くしかない場合は、壁から少し離すのがおすすめです。

一見影響のなさそうな水槽や花瓶も、水の電波を吸収しやすい性質が影響して減衰する可能性があるため、できるだけ避けて設置しましょう。

Wi-Fiルーターの周波数帯を変える

Wi-Fiで使われる周波数帯は「2.4GHz帯」と「5GHz帯」があります。

周波数帯 特徴
2.4GHz帯 周波数が低く、障害物にも強い、電波が遠方まで届きやすい
5GHz帯 Wi-Fi専用の電波で、2.4GHz帯に比べて他の機器との干渉を起こしづらく、通信が安定している

2.4GHz帯は遠くまで届く反面、家電やIHクッキングヒーター、Bluetoothなどのほか機器との干渉を起こしWi-Fiが弱まる可能性があります。

一方の5GHz帯は有効範囲がやや狭いものの、Wi-Fi専用の電波であるため、ほかの機器との干渉を起こしづらく、通信が安定しています。ただし、障害物により弱まる場合もあるため、ルーターの近くでWi-Fiを使用する場合などに向いています。

最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 6」に対応するWi-Fiルーターを利用している場合は、2.4GHz帯と5GHz帯のどちらに接続するかを、子機となる端末で選択できます。まずは、利用していない周波数帯に変更して様子を見てみましょう。

検討しよう!Wi-Fiが遅いときの対処法

これまでに紹介した、対処法を試しても通信速度が改善されない場合は、Wi-Fiルーターの買い替えや回線、プロバイダの見直しも検討しましょう。

Wi-Fiルーターや光回線・プロバイダの見直し

Wi-Fiの通信速度は、Wi-Fiルーターが対応している「通信速度の規格」と「通信方法の規格」が深く関係しています。

「通信速度の規格」は、Wi-Fi6が最新でWi-Fi 5よりも情報を処理するスピードが速い傾向にあります。

Wi-Fiの伝達規格は以下の通りです。なお「最大伝達速度」は、規格上の速度となるため、実際のデータ伝送速度はこれよりも遅くなります。

規格名 業界団体が定めたわかりやすい呼び方 使用する周波数帯 最大伝送速度(※1)
IEEE 802.11a 5GHz帯 54Mbps
IEEE 802.11b 2.4GHz帯 11Mbps
IEEE 802.11g 2.4GHz帯 54Mbps
IEEE 802.11n Wi-Fi 4 2.4GHz帯
5GHz帯
600Mbps
IEEE 802.11ac Wi-Fi 5 5GHz帯 6.9Gbps
IEEE 802.11ax Wi-Fi 6 2.4GHz帯
5GHz帯
9.6Gbps

「接続方法の規格」は、従来の「IPv4 PPPoE」という接続方式の利用者が増えたことにより、通信が混雑する状況にあります。そのため、新しく「IPv6 IPoE」が誕生しました。

IPv6 IPoEは、IPv4 PPPoEより混雑度が低く、通信速度が改善される傾向にあります。

IPv6 IPoEを利用の際には光回線・プロバイダとの契約、IPv6 IPoE対応のWi-Fiルーターが必要です。

現在契約しているWi-Fiルーターの規格は新しいものか、また、光回線・プロバイダで利用しているサービスの内容見直しましょう。

まとめ

このように、Wi-Fiが遅くなる原因は以下などがあげられます。

  • Wi-Fiルーターに接続しているデバイスが多い
  • Wi-Fiルーターとの間に障害物がある
  • ほかのデバイスの電波が干渉している
  • Wi-Fiルーターに原因がある
  • 使っている端末に原因がある

本記事で紹介した「すぐにできる対処法」を試しても改善されない場合は、Wi-Fiルーターや光回線・プロバイダの見直しを検討しましょう。

またスマホの通信速度でお悩みの場合は、スマホの通信プランをデータ容量が多いものに変更する方法もあります。

LINEMOにはデータ量が月間3GBの「ミニプラン」と、月間20GBの「スマホプラン」の2つのプランがあります(※1)。

スマホプラン ミニプラン
データ量 20GB 3GB
月額基本料(税込) 2,728円 990円
LINEギガフリー 対応 対応
データ量超過後の通信速度 最大1Mbps 最大300kbps
契約後のプラン変更 ミニプランに変更可能 スマホプランに変更可能

ミニプランは月額990円(税込)です。データ量は月間3GBと少ないですが、月額基本料が抑えられているので、スマホ代を節約したい方や普段Wi-Fiに接続して利用することが多い方におすすめの料金プランです。

スマホプランは月額が2,728円(税込)です。データ量が月間20GBなので、動画や音楽、ゲームアプリなどをたくさん利用できます。スマホに触る頻度が多い方におすすめの料金プランです。

LINEMOのスマホプランとミニプランには、LINEでのトークや音声通話、ビデオ通話のギガ(データ容量)の消費がゼロになる「LINEギガフリー」に対応しています(※2)。

  • (※1)「スマホプラン」「ミニプラン」について
  • ・時間帯により速度制御の場合あり。
  • ・通話従量制(22円/30秒)。ナビダイヤル(0570から始まる番号)など異なる料金の電話番号があります。
  • ・契約者年齢が18歳以上であることが必要です。
  • ・法人は対象外です。
  • ・3G専用端末、VoLTEに対応していない端末、SIMロック解除に対応していない端末など一部対象外端末あり。
  • ・キャリアメールは利用できません。
  • ・SMSや海外でのご利用分などは別途料金が発生します。
  • ・1カ月あたりのデータ利用量がデータ量上限を超えた場合、月末まで、送受信時の通信速度を最大で、スマホプランについては1Mbps、ミニプランについては300 kbps に制限します。
  • ・データ量上限を超過した場合、追加データ(550円/1GB)を購入することで、通常速度でご利用いただけます。
  • ・月途中に解約の場合は、日割り計算は行いません。
  • ・ネットワークサービスの安定的な提供のため、時間帯により、動画、ゲーム等のサービス、AR(拡張現実)等の機能を用いたサービス、その他トラヒックの混雑を生じさせるおそれのあるサービスのご利用にあたり、通信速度を制御します。
  • ・通信が混雑し、又は通信の混雑が生じる可能性がある場合、ネットワーク全体の品質を確保するため、通信の種類及び内容にかかわらず、速度を制御する場合があります。
  • ・一定期間内に著しく大量の通信を継続的に行い、機械的な通信と当社が判断した場合は、当該通信を行うお客さまに対して通信速度を制限することがあります。
  • ・余ったデータ量は翌月以降に繰り越しません。
  • (※2)「LINEギガフリー」について
  • ・トークでの位置情報の共有・Live の利用、スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧など、一部 LINE ギガフリーの対象外があります。
  • ・OS、ブラウザ又はアプリケーションのバージョンアップ、アップデート、Wi-Fiからの切替その他技術的要因により、ギガフリーの対象外となる場合があります。詳細は、LINEMOホームページをご確認ください。
  • ・iOS 15以降でiCloud+を利用する際に、プライベートリレーをオンに設定した状態でSafariブラウザからギガフリーの対象サービスを利用すると、データ量を消費する場合がございます。プライベートリレーをオフにした場合、iOS 14以前同様にギガフリーの対象サービスがデータ量を消費せずご利用いただけます。
  • ・ギガフリーの対象サービスは、変更、追加、廃止又はギガフリーの対象外となることがあります。
  • ・時間帯により速度制御される場合あります。
  • ・LINEサービス内で有料のサービスを利用する場合は、別途お支払いが必要です。

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