令和3年度の総務省の調査によると、スマホを利用している世帯は8割以上にのぼり、近年では日頃から持ち歩く連絡用ツールや、インターネット通信をするデバイスとして、高性能かつカスタマイズ力の高いスマホを選ぶ方が増えています。
現在モバイル(携帯電話)を使用している方のなかにも、高性能なスマホに切り替えたいと考えている方もいるかもしれません。
本記事では、モバイル(携帯電話)からスマホへの切り替えを検討している方に向けて、両者の違いやスマホを利用するイメージ、料金についてお伝えします。
更新日:2024.1.24
従来のモバイル(携帯電話)とスマホは、「持ち運びができるモバイルデバイス」と同じ役割ではあるものの、ビジュアルや機能は大きく異なります。
まずは、モバイル(携帯電話)とスマホの違いについて解説します。
モバイル(携帯電話)とは「移動式」「携帯できる」の意味を持つ英単語が語源の、音声電話(電話)に特化した携帯ができる電話です。
2001年頃から親しまれ、データ通信も利用できるものの、通信規格である3G回線でできることはメールや容量の軽いWebサイトの閲覧に限られていました。
「着うた」や「着メロ」、「ワンセグ」などの日本独自の特徴が進歩したため、最近では孤高の生態系を持つガラパゴス諸島になぞらえて 「ガラケー」とも呼ばれています。
そんなモバイル(携帯電話)ですが、3G回線を利用するものに関しては既にサービス終了済み、あるいはサービスの終了が迫っています。
<大手携帯キャリアの3Gサービス終了時期>
現在3G回線を利用するモバイル(携帯電話)を使っている方は、上記の期限を超えると音声通話(電話)もデータ通信(メールやインターネット)もできなくなり、事実上携帯電話としての機能が使えなくなります。
サービス終了後も今までと同様の機能を利用したい場合は、4G回線や5G回線を利用するスマホへ移行する必要があります。
スマホ(スマートフォン)は、音声通話だけでなく、パソコンと同じようにインターネットに接続するためのオペレーティングシステム(略してOS)を備えた携帯電話の総称です。
動画の視聴やライブ配信、オンラインゲーム、通話アプリなどの多くのデータ通信量を消費するコンテンツも利用できます。
また、これら1つ1つのソフトウェアは「アプリケーション(略してアプリ)」と呼ばれ、アプリストアから自由にダウンロードして利用できる点も特徴です。
携帯電話とスマホの見た目や機能面についての違いを、さらに詳しくチェックしてみましょう。
モバイル(携帯電話)とスマホの大きな違いの1つに、文字の入力方法があります。
モバイル(携帯電話)には物理的なキーパッドがありますが、一般的なスマホにはありません。代わりにスマホでは、ディスプレイに表示されるソフトウェアのキーボードを使います。
ソフトウェアキーボードでは、いくつかの入力方法を選択できます。
トグル入力では、「あ」「か」「さ」「た」「な」の五十音順に文字列が表示されます。あ行の「い」や「う」を入力したい場合は、「あ」のキーを2回、3回タップします。
携帯電話のキーパッドとよく似ているので、スマホへ移行して間もない方も直感的に操作しやすい入力方法です。
フルキー入力は、「か」を入力したい時に「K」「A」と打つローマ字入力方法です。英字に関してはワンタップで入力できます。フルキー入力は、パソコンのキーボードに慣れている方に好まれています。
フリック入力は、指の操作を使ったスマホ特有の入力方法です。キーボード配置はトグル入力と一緒ですが、目的の文字に触れた後、タップ回数ではなく指をはらう方向で文字を選択します。
たとえば「い」と入力したい場合、「あ」のキーを触り、上下左右に表示される「い」「う」「え」「お」の通りに、左にはらって「い」を入力します。
フリック入力は慣れるまでに時間がかかりますが、慣れてしまえばトグル操作よりも楽に、速く入力できます。
これらの入力方法は、スマホ上の設定からいつでも変更することが可能です。
モバイル(携帯電話)では、購入時からあらかじめインストールされているアプリがあるほか、通信キャリアが用意するごくわずかなアプリがダウンロードできるのみでした。
一方のスマホはハイスペックなOSが備わっています。パソコンでできることは、ほとんどスマホでもできるといっても過言ではありません。
インターネット検索やオンライン通販、動画・映画視聴、ラジオ、SNS、オンラインゲーム、乗換案内から家計簿まで多くの種類があり、これらのアプリをお好みでダウンロードできます。
会社によってアプリのダウンロード方法は異なりますが、Apple社が提供するiPhoneの場合は「Appストア」、Google社が提供するAndroidの場合は「Google Playストア」からダウンロード可能です。
スマホは、動画やゲーム、インターネットの閲覧に適した大画面が基本となっており、モバイル(携帯電話)と比べて解像度やディスプレイの精度も高くなっています。
解像度は、HD(画面内のドット数:1,280×720)~フルHDの4倍の細かさを誇る4K(画面内のドット数:3,840×2,160)まで上がっており、滑らかな描写が可能です。
またディスプレイの種類でいえば、液晶ディスプレイは価格が安いけれど寿命が長い、有機ELディスプレイはコントラスト比が高く鮮明な映像を実現できるなどの特徴があります。
スマホを利用する際は本体の価格とは別に、音声通話やデータ通信を行うための月額料金が発生します。
「音声通話(電話)」と「データ通信(インターネットを利用する通信)」をどれくらい利用するかを考慮して、適切な通信事業者のプランを選びましょう。
たとえば、使用用途は電話のみでデータ通信をほとんど行わない方には、音声通話がメイン+データ容量の少ないプランがベストです。
一方で、電話はあまり使用せずインターネットを多く利用したい方には、データ容量が多いプラン+通話オプションがおすすめです。
スマホはモバイル(携帯電話)より月々の費用が高いと思われがちですが、プラン次第では月額料金を1,000円以下に抑えることも可能です。
「LINEMO」は、通信事業者のソフトバンクが運営する格安SIM(MNO)です。シンプルなデータ通信専用の料金プランを2種類ご用意しています(※1)。
たくさんインターネットを利用したい方には20GBの「スマホプラン」、インターネットはあまり使わない方には3GBの「ミニプラン」がおすすめです。
スマホプラン | ミニプラン | |
---|---|---|
データ量 | 20GB | 3GB |
月額基本料(税込) | 2,728円 | 990円 |
LINEギガフリー | 対応 | 対応 |
データ量超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大300kbps |
契約後のプラン変更 | ミニプランに変更可能 | スマホプランに変更可能 |
LINEMOでは、音声通話対応SIMによる提供を行っており、通常の音声通話電話アプリで電話をかけることができます。通話オプションサービスに加入しない場合の通話料は、22円/30秒(税込)です。
通話オプションサービスは、短い電話をかける回数が多い方と、時間を気にせず好きなだけ通話を楽しみたい方に向けて2種類を選べます。
「通話準定額(※2)」:5分/回以内の国内通話が無料、550円/月(税込)
「通話定額(※2)」:国内通話が無料、1,650円/月(税込)
現在は「通話オプション割引キャンペーン2」実施中につき、「スマホプラン」、「ミニプラン」にご加入されてから6ヵ月間は「通話準定額」は実質月額0円、「通話定額」は実質月額1,100円(税込)で利用できます(※3)。
また、LINEMOの料金プランに適用される「LINEギガフリー」(※4)も大きなメリットです。
LINEギガフリーはLINEアプリ上でのトークや音声通話、ビデオ通話がギガ消費ゼロで利用できるサービスです。たとえひと月のデータ容量を使い切っても、LINEアプリの通信速度は落ちません。
この記事では、モバイル(携帯電話)とスマホの違いやスマホを利用する際のメリットをご紹介しました。
3G回線のモバイル(携帯電話)はまもなくサービスが終了しますが、お得にスマホへ乗り換えるタイミングでもあります。「スマホに変えたらインターネットを利用してみたいな」と考えている方は、データ通信専用プランが安いLINEMOをぜひ検討してみてください。
※当ページの内容は公開日時点の情報です。
※表示価格は特に断りがない限り税込です。