スマホやパソコンでインターネットを利用していると、「キャッシュ」というワードを目にする機会がよくあります。そしてそれに続くのは、大抵が「削除」の文字です。
このことから、「キャッシュは削除するもの」とイメージできますが、本当に削除して問題がないものなのでしょうか?
この記事では、モバイルでのキャッシュの役割と削除するメリット・ デメリット、削除の流れを紹介します。
更新日:2023.9.26
「キャッシュ(cache) 」とは、英語で「隠したもの」や「貯蔵所」を意味します。
インターネットブラウザアプリでは、一度アクセスしたWebサイトの再表示時のスピードを上げるために、端末が一時保存しているデータ、もしくはその機能を指します。
キャッシュは、次回以降の読み込み速度が上がる便利な仕組みですが、Webサイトにアクセスするたびに蓄積されるため、気づけばアプリに負荷がかかるほど大きなデータになっていることも少なくありません。
アプリの動作が重い場合は、キャッシュを削除することで改善するケースもあります。
キャッシュとともに扱われる「Cookie」も、次回以降の読み込みを短縮するために一時保存されるデータですが、以下のように中身の種類が異なります。
Cookieは、ユーザーがそのWebサイトで行った行動のデータで、ユーザーの識別を目的に保存されます。
Cookieを削除すると、ログインしていたWebサイトのIDやパスワードも消えてしまい、再ログインする手間が発生します。
一方のキャッシュ削除は、一部のWebサイトをもう一度読み込む際に表示が遅くなる可能性があるだけで、ほかに大きなデメリットはありません。そのため、Cookieは残し、キャッシュのみを削除する方法もあります。
キャッシュ機能は一部のSNSアプリやゲームアプリにも搭載されていますが、インターネットブラウザアプリのキャッシュに比べると少量です。
Webサイトの閲覧を頻繁にする場合は、インターネットブラウザアプリのキャッシュ削除をこまめに行うと良いでしょう。
スマホの動作が重いと感じる方は、以下記事もぜひ参考にしてください。
iPhone・iPad、Android、それぞれの標準ブラウザのキャッシュを削除する方法を紹介します。
閲覧した全てのWebサイトのキャッシュを削除する手順は次の通りです。
1.「設定」 アプリを開く
2.「Safari」 をタップする
3.「詳細」 をタップする
4.「Webサイトデータ」をタップする
5.「全Webサイトデータを削除」をタップする
6.「今すぐ削除」をタップする
特定のWebサイトのキャッシュだけを削除したい場合は、手順5で個別に削除したいWebサイトを選び、「今すぐ削除」をタップします。
閲覧した全てのWebサイトのキャッシュを削除する手順は次の通りです。
1.Google Chromeアプリを開く
2.画面右上のその他アイコン(縦に丸3つのマーク) をタップする
3.「履歴」をタップする
4.「閲覧データを削除」をタップする
5.削除する期間で「全期間」を選択する
6.「キャッシュされた画像とファイル」の横にあるチェックボックスをオンにする
7.「データを消去」をタップする
特定の期間内のキャッシュだけを削除したい場合は、手順5で削除する期間を選択し、手順6へ進んでください。
スマホのストレージ容量を空けるためには、キャッシュ削除以外の方法もあります。
以下の3つについて解説します。
1つ目は、前述したCookieを削除する方法です。Cookieを削除すると、これまでにWebサイトに入力したユーザー情報がリセットされるため、既にログインしていたページは再ログインが必要になる場合があります。
しかし、これまでにインターネットブラウザアプリでログインしていたWebサイトから まとめてログアウトできます。
今までに一度もCookieの削除をしていなければ、今はもう利用していないWebサイトからログアウトできるため、悪用などのリスクを防止できます。
Cookieの削除により、端末のセキュリティを高めることができるでしょう。
2つ目の方法は、写真や動画などのサイズが大きなデータを、端末内ではなくオンラインストレージに保存する方法です。
オンラインストレージとは、各社が提供しているインターネット上のプライベート空間で、データの倉庫のような役割を持っています。
同じIDでログインしている端末(スマホ、タブレット、パソコンなど) の場合は、オンラインストレージを介してデータの受け渡しができることも大きなメリットです。
オンラインストレージへデータを移した後は、端末内にあるデータは削除するのがおすすめです。
端末内に再度データを戻したい場合は、オンラインストレージからダウンロードすれば、写真や動画などを元のように楽しめます。
iOSユーザーには、標準でApple社が提供する「iCloudストレージ」が使えます。また、iCloudに初めて登録すると5GBまで無料で使用できます。
そのほかにも「Googleドライブ」や「OneDrive」などの多くのサービスが、モバイル向けのアプリ版をリリースしています。ぜひ活用してみてください。
3つ目は、端末内のアプリを削除する方法です。
アプリはいつでも再ダウンロードできます。長期間使わないアプリは削除して、ストレージの空きを作ると良いでしょう。
ただし、ゲームアプリなどの場合は、これまでに利用していたデータが利用できなくなる可能性があります。
データを消去したくない場合は、アプリ内の指示に従ってアカウントの紐づけやバックアップを行ってください。
スマホユーザーにとって、LINEはなくてはならないコミュニケーションツールです。
LINEアプリを頻繁に利用している場合には、「LINEMO」がおすすめです。
LINEMOでは、シンプルな2つの料金プランを用意しています(※1)。
スマホプラン | ミニプラン | |
---|---|---|
データ量 | 20GB | 3GB |
月額基本料(税込) | 2,728円 | 990円 |
LINEギガフリー | 対応 | 対応 |
データ量超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大300kbps |
契約後のプラン変更 | ミニプランに変更可能 | スマホプランに変更可能 |
インターネットブラウザアプリの閲覧が多い方には20GBのスマホプラン、Wi-Fiにつなげて使用する機会が多い方には3GBのミニプランがおすすめです。
いずれのプランも「LINEギガフリー」に対応しており、LINEアプリで行うトークや音声通話、ビデオ通話のギガ消費がゼロになります(※2)。
ご家族や友だちとの連絡のやり取りをLINEアプリで行っている方は、ぜひ利用を検討してみてください。
キャッシュは、一度アクセスしたWebサイトの再読み込みのスピードを上げるために、端末が一時的に保存している画像やHTMLなどのデータで構成されています。
アプリやブラウザの使用時に動作が重いと感じる方は、こまめに行うと良いでしょう。
また、月々のスマホの利用料も節約したい方には、「LINEMO」がおすすめです。
スマホの乗り換えを考えている方は、LINEの対象サービスをより快適に楽しめるキャリアサービス「LINEMO」をぜひご検討ください。
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