長年スマホやパソコンを利用していると、インターネットブラウザの動作が重くなったり、ダウンロードによってストレージが圧迫されたりするケースが増えてきます。そんな時に対処法として挙げられるのが、「キャッシュ削除」です。
聞いたことはあるけれど、キャッシュの意味や、削除して問題がないか気になるという方もいるのではないでしょうか。
この記事では、キャッシュ削除の概要、キャッシュ削除の前に知っておきたいポイントを解説します。iPhoneとAndroidそれぞれの操作方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
更新日:2023.6.13
「キャッシュ」とは、アクセスしたWebサイトなどのデータを一時的にデバイス内に保存することで、次回以降の読み込み速度をスムーズにする仕組みです。
主に「Safari」「Google Chrome」「Microsoft Edge」などのインターネットブラウザで活用されています。
キャッシュは、インターネットの閲覧をより快適にしてくれる機能ですが、その反面でアクセスしたWebサイトの数だけデータが蓄積されるため、ストレージを圧迫し、インターネットブラウザの挙動に負荷をかけてしまうことも少なくありません。
動作が重いと感じたときは、そのアプリのキャッシュを削除することで改善するケースもあります。
キャッシュを削除する方法は、iPhoneとiPad、Androidで異なります。以下ではそれぞれのデバイスでの操作方法を紹介します。
機種やバージョンによっては、細かな手順が異なる場合があるので、詳しくは公式の情報を確認してください。
iOSデバイスのデフォルトのインターネットブラウザアプリは、「Safari」に設定されています。
使用中のiPhoneやiPadで個別に「Microsoft Edge」や「Google Chrome」、「Firefox ウェブブラウザー」などのインターネットブラウザアプリをダウンロードして使っている場合は、そのアプリの正規のキャッシュ削除方法をお試しください。
iPhoneやiPadで「Safari」のキャッシュを削除する方法は次の通りです。以下では、iOS 15.4.1の操作方法を紹介します。
「Safari」で閲覧した全てのWebサイトのキャッシュを削除したい場合
1.「 設定」 アプリを開く
2.「 Safari」 をタップする
3.「 詳細」 をタップする
4.「 Webサイトデータ」 をタップする
5.「 全Webサイトデータを削除」 をタップする
6.「 今すぐ削除」 をタップする
「 Safari」 で閲覧した特定のWebサイトのキャッシュを削除したい場合
1.「 設定」 アプリを開く
2.「 Safari」 をタップする
3.「 詳細」 をタップする
4.「 Webサイトデータ」 をタップする
5.右上の「 編集」 をタップする
6.削除したいWebサイトの名前の左側に表示される「 - 」 をタップする
7.右側に表示される「 削除」 をタップする
次に、Androidのデフォルトのインターネットブラウザアプリとして設定されている「Google Chrome」 のキャッシュを削除する方法をご紹介します。
使用中のAndroidで個別に「Microsoft Edge」 や「Firefox ウェブブラウザー」 などのインターネットブラウザアプリをダウンロードして使っている場合は、この後の「指定のアプリ」 のキャッシュ削除方法をお試しください。
Androidで「Google Chrome」 のキャッシュを削除する方法は次の通りです。
1.Google Chromeアプリを開く
2.画面右上のその他アイコン(縦に丸3つのマーク) をタップする
3.「履歴」 をタップする
4.「閲覧データを削除」 をタップする
5.削除するキャッシュの期間を選択する
6.「キャッシュされた画像とファイル」 の横にあるチェックボックスをオンにする
7.「データを消去」 をタップする
Androidには、設定アプリから個々のアプリのキャッシュを削除する方法もあります。
Androidのデバイス機能を使ってキャッシュを削除する方法は次の通りです。
1.「設定」 アプリを開く
2.「アプリと通知」 をタップする
3.「◯個のアプリをすべて表示」 からキャッシュ削除したいアプリをタップする
4.「ストレージ」 をタップする
5.「キャッシュを削除」 をタップする
続いて、キャッシュ削除をする前に注意しておきたいポイントを3つ解説します。
キャッシュとセットで扱われることが多いものに「Cookie」 があります。どちらもWebサイトを訪れた際に保存される一時的なデータですが、取り扱う情報の種類に違いがあります。
キャッシュファイルは、Webサイトの画像やHTML(Webページを表示するための言語)で構成されています。
一方でCookieとは、Webサイトに入力した内容のうち、サーバーではなくデバイス側に保存されるIDやパスワードなどの履歴のことで、ユーザーの識別を目的として保存されています。
一度ログインしたWebサイトに再度ログインせずに入れたり、買い物かごの中身がそのままになったりしているのはCookieによるものです。
次回以降の操作をスムーズにしたい方は、キャッシュだけ削除してCookieは残すようにしておくと良いでしょう。
キャッシュファイルを大々的に活用しているのはインターネットブラウザですが、SNSアプリやゲームアプリのなかにもキャッシュ機能を持つものがあります。LINEやInstagramもその1つです。
動作が重いアプリはキャッシュ機能がないかチェックし、ある場合は削除を試してみましょう。
参考までに、LINEのキャッシュを削除する方法を紹介します。削除するデータを選ぶ際は、トークなどのほかのデータにチェックを入れないように気をつけてください。
LINE全体のキャッシュを削除する場合
1.LINEアプリを開く
2.「ホーム」 をタップする
3.右上にある「 設定」 ( 歯車のマーク) をタップする
4.「トーク」 をタップする
5.「データの削除」 をタップする
6.キャッシュの右側にある「削除」をタップする
キャッシュは、入力したIDやパスワードを記録しているCookieと比較すると、削除するデメリットは少ないでしょう。
実際のWebサイトの最新情報ではなく、キャッシュを元にした以前のアクセス情報を表示してしまうこともあると考えると、こまめに削除した方が良いかもしれません。
最近では、キャッシュをまとめて簡単に削除できるアプリも登場しています。
最後に、LINEアプリを使う方におすすめの「LINEMO」のサービス を紹介します。
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スマホプラン | ミニプラン | |
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月額基本料(税込) | 2,728円 | 990円 |
LINEギガフリー(※3) | 対応 | 対応 |
データ量超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大300kbps |
契約後のプラン変更 | ミニプランに変更可能 | スマホプランに変更可能 |
インターネットブラウザを始め、LINEなどのアプリには、次回以降の読み込みをスムーズにするキャッシュファイルが存在します。
キャッシュ削除にはこれといったデメリットはありません。使っているアプリが重い場合は、削除して改善するか試してみましょう。
ただし、よく似た機能である「Cookie」 には、アクセスしたWebサイトで保存したIDやパスワードも含まれているので、一緒に削除するかどうかはご自身で選択してみてください。
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