iPhoneユーザーであれば、「AirDrop(エアードロップ)」を一度は使用したことや耳にしたことがあるのではないでしょうか。
AirDrop(エアードロップ)は有線接続をする必要がなく、通信データ容量を消費しないでコンテンツのやり取りができますが、場合によっては送受信がうまくできない時があります。
この記事では、AirDrop(エアードロップ)の送受信のやり方や、うまくできない時の対象法などをわかりやすく解説します。
更新日:2023.7.21
AirDrop(エアードロップ)とは、iPhoneやiPad、iPad touchなどのApple製デバイス同士で、写真や動画などのコンテンツを簡単に送受信できる機能です。
コンテンツを送る相手が近くにいて、条件を満たしたApple製デバイスを所有している場合は、無線でコンテンツを送受信できます。ケーブル接続をしなくてもMacとiPhoneのコンテンツを送受信することもできます。
今回は、iPhoneでAirDrop(エアードロップ)の送受信を行う手順について順番に解説します。なお、利用しているiPhoneの種類やiOSのバージョンによっては、操作方法が異なる場合があります。
まずは、次の手順でiPhoneのAirDrop(エアードロップ)の設定をオンにしましょう。
1. iPhoneの「設定」をタップする
2. 「一般」をタップする
3. 「AirDrop」をタップする
4. 表示されたオプションで【連絡先のみ】もしくは【すべての人】を選択する
AirDrop(エアードロップ)の送受信設定は、【受信しない】【連絡先のみ】【すべての人】の3種類があります。
【受信しない】は、受信を受け付けないオフの設定で、オンにするには【連絡先のみ】、もしくは【すべての人】のどちらかを選択します。
なお、特定の人物のみとコンテンツの送受信をしたい場合は、「AirDrop」の設定を【連絡先のみ】にして、利用しているデバイスに相手の連絡先を登録しましょう。
【すべての人】を選択すると、 AirDrop(エアードロップ)をオンにしている近くのApple製デバイスで、ご自身のiPhoneが認識されます。そのため、【すべての人】だと不特定多数の方からコンテンツを受け取ってしまう可能性があるので注意が必要です。
また、iPhone X以降のデバイスや、iOS12以降またはiPad OSでは、画面の右上隅から下にスワイプをすればコントロールセンターが開けます。
コントロールパネルの左上隅にあるネットワーク設定のカードを、強めに押すか長押しすると、「AirDrop」の設定を行えます。
iPhone 8以前またはiPod touchでは、画面の下部から上にスワイプするとコントロールセンターが開けるので、利用しているデバイスに合った方法でAirDrop(エアードロップ)をオンにしましょう。
AirDrop(エアードロップ)をオンにしたら、アプリを通じてコンテンツを送信できます。データを送信する手順は以下の通りです。
1. 写真や動画アプリを開く
2. 共有したいコンテンツを選択する
3. 「共有」また共有ボタンをタップする
4. 「Air Drop」ボタンをタップする
5. 表示されている相手のプロフィール画面やデバイスをタップする
ご自身と相手がiPhone 11以降のモデルを使用している場合は、ご自身のiPhoneを相手のiPhoneに向けます。問題がなければ、送りたいコンテンツが相手のデバイスに届きます。
ご自身のiPhoneに誰かがAirDrop(エアードロップ)でコンテンツを送信した場合、画面にプレビューが付いた通知が表示されます。そこで、ユーザー名と共有したいコンテンツの種類と数、内容が確認できます。
通知には「受け入れる」、または「辞退」の2つが表示されます。「受け入れる」をタップすると、 送った側と同じアプリにコンテンツが入ります。写真アプリは写真アプリで 、WebサイトはSafariで共有できます。
「辞退」をタップすると、エアードロップは共有されません。もし間違えて押してしまった場合は、相手にもう一度コンテンツを送信してもらうように頼みましょう。
なお、AirDrop(エアードロップ)でコンテンツを送受信するデバイスが、どちらも同じApple IDだと、「受け入れる」「辞退」の選択肢は表示されず、コンテンツが受信されます。
エアードロップは便利な共有方法ですが、まれにうまくできない時もあります。この後で、AirDrop(エアードロップ)がうまくできない時の対処法について解説します。
コンテンツを送信するデバイスに、受け取ってほしい(受信側)のデバイスが表示されていない場合、相手側のApple製デバイスのAirDrop(エアードロップ)がオフになっている可能性があります。
相手のエアードロップの設定を確認し、【連絡先のみ】、もしくは【すべての人】に変更しましょう。なお、設定が【連絡先のみ】で表示されない場合は、送信する側のデバイスに相手の連絡先が登録されていないために 、表示されない可能性があるので注意しましょう。
AirDrop(エアードロップ)は、BluetoothとWi-Fiを用いてコンテンツを送受信します。そのため、BluetoothとWi-Fi機能がオフになっていると、コンテンツの送受信ができません。
「設定」、もしくはコントロールセンターでお互いのデバイスのBluetoothとWi-Fiをオンにしましょう。
AirDrop(エアードロップ)の設定が【連絡先のみ】の場合、送信側・受信側共に「iCloud」にサインインする必要があります。
iCloudはAppleが提供しているクラウドサービスで、連絡先のデータと紐づいています。そのため、設定が【連絡先のみ】の場合は、iCloudにログインしていないと、AirDrop(エアードロップ)が行えません。
iCloudにサインインする手順は以下のとおりです。
1. 「設定」をタップする
2. 「デバイスにサインイン」をタップする
3. Apple IDとパスワードを入力する
iPhoneには、パソコンやタブレットにインターネット接続できる「テザリング機能」があります。iOSではテザリング機能を「インターネット共有」と呼びます。
インターネット共有がオンになっていると、AirDrop(エアードロップ)が利用できない場合があります。下記の手順でインターネット共有を確認し、オフにしましょう。
1. 「設定」をタップする
2. 「モバイル通信」をタップする
3. 「インターネット共有」または「設定」をタップする
4. 「インターネット共有」をタップする
5. 「ほかの人の接続を許可」の横にあるスライダを操作する
Wi-Fiの接続にトラブルが起きている可能性もあるので、次の手順でネットワーク設定をリセットしてみましょう
1. 「設定」をタップする
2. 「一般」をタップする
3. 「リセット」をタップする
4. 「ネットワーク設定をリセット」をタップする
なお、上記の手順でネットワーク設定をリセットすると、Wi-Fiのパスワードやモバイルデータ通信設定などもリセットされるので注意しましょう。
上記までの対処法を試してもAirDrop(エアードロップ)ができない場合は、iPhoneを再起動してみましょう。
再起動することで、内部のエラーが解消されてAirDrop(エアードロップ)が行える場合があります。なお、iPhoneは種類によって再起動の方法が異なるので、次の表を参考にしてください。
機種 | 再起動の方法 |
---|---|
iPhone X、11、12、13 |
・片方の音量調整ボタンとサイドボタンを長押しして、電源オフスライダをドラッグする ・電源が落ちたら、iPhoneの右側にあるサイドボタンを長押しする |
iPhone SE(第2または第3世代)、8、7、6 |
・サイドボタンを長押しして、電源オフスライダをドラッグする ・電源が落ちたら、再びサイドボタンを長押しする |
iPhone SE(第1世代)、5以前 |
・トップボタンを長押しして、電源オフスライダをドラッグする ・電源が落ちたら、再びトップボタンを長押しする |
AirDrop(エアードロップ)でコンテンツを送受信する際は、端末同士の距離やデータサイズも重要です。
公式サイトによると、双方のデバイスが9メートル以内の位置にないと、安定してAirDrop(エアードロップ)が行えません。
また、受信側の容量(ストレージ)に対してデータサイズが大きいと、受け取ってもらえないことがあります。データサイズが大きいと無線通信では時間が掛かるので、別の方法で共有することも考えてみましょう。
iPhoneユーザーには、LINEMOがおすすめです。
LINEMOはソフトバンクと同一の回線を利用した格安SIM(MVNO)です。お得な料金プランでiPhoneが利用可能で、Appleユーザーに便利なサービスがあります。
LINEMOでは、ご自身のスマホの使い方にあわせて選べる2つの料金プランをご用意しています(※1)。
項目 | スマホプラン | ミニプラン |
---|---|---|
データ量 | 20GB | 3GB |
月額基本料(税込) | 2,728円 | 990円 |
LINEギガフリー | 対応 | 対応 |
データ量超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大300kbps |
契約後のプラン変更 | ミニプランに変更可能 | スマホプランに変更可能 |
スマホプランは、通信データ容量が毎月20GBで月額2,728円(税込)です。
20GBもあれば、高画質な動画を視聴したり、ゲームアプリでオンライン対戦をしたりできます。ソフトバンク回線が利用できるので、スマートフォンをたっぷりと快適に利用したい方におすすめの料金プランです。
ミニプランは、通信データ容量が毎月3GBで月額990円(税込)です。
スマホプランと同様にソフトバンク回線が利用できます。低価格のプランなので、コストを抑えつつインターネットを快適に使用できます。
このように、LINEMOはご自身のスマートフォンの使い方に合わせて料金プランを決めることができます。
LINEMOでは、「持込端末保証with Apple Care Services」が利用できます。利用中のiPhoneでトラブルに遭っても、修理代金の割引や交換などを受けられるサービスです。
自然故障や画面、または背面ガラスの損傷などのトラブルが起きても修理できます。また、iPhoneを修理に出す前に交換機が届く「iPhoneエクスプレス交換サービス」が特典として付きます。
なお、便利な特典やサービスが付きますが、「持込端末保証with Apple Care Services」は有償サービスです。対象機種によって、月額1,250円(税金)、もしくは月額950円(税込)がかかります。
LINEMOのスマホプランとミニプランには「LINEギガフリー」を提供しています(※2)。「LINEギガフリー」はLINEアプリのトークや音声通話、ビデオ通話利用時のデータ消費がゼロになるサービスです。
通信データ通信量を使いきって通信速度制限が掛かっても、LINEのトークや音声通話の通信速度が低下することはありません。
また、AirDrop(エアードロップ)はApple製デバイス同士でコンテンツを送受信できますが、OSがAndroidのスマートフォンでは利用できません。しかし、LINEMOの「LINEギガフリー」は、LINEのトーク画面でファイルを送受信する際に通信データ容量が消費されません。
つまり、iPhoneユーザーがLINEMOを利用すれば、Apple製デバイスへコンテンツを送る時はエアードロップを利用し、Androidスマートフォンに送信する時はLINEを利用すれば、通信データ容量を消費しません。
AirDrop(エアードロップ)はiPhoneやiPadなどのApple製デバイス同士で動画や画像を送受信したい時に、通信データ容量を消費せずに行える機能です。設定や注意点を知っておけば、誰でも簡単にコンテンツの送受信ができます。
もしAndroidユーザーと、データ容量を消費せずにデータの送受信を行いたい場合は、LINEのトークや音声通話、ビデオ通話がギガ消費ゼロのLINEMOがおすすめです。
LINEアプリでデータの送受信を行えば、AirDrop(エアードロップ)と同じように通信データ容量を消費しません。
お得に利用できるスマホの料金プランを探している方は、ぜひLINEMOをチェックしてみてください。
※当ページの内容は公開日時点の情報です。
※表示価格は特に断りがない限り税込です。