スマートフォンのスペックを比較していると、「RAM」や「ROM」、「ストレージ」などの見慣れない単語を目にするかと思います。RAMやROMは、スマートフォンの性能の高さを知るために覚えておくと便利です。
この記事では、RAMやROM、ストレージなどの用語の意味や違いをわかりやすく解説します。スマートフォンやパソコンを快適に利用したい方は、ぜひ参考にしてください。
更新日:2023.7.21
RAMとは、「Random Access Memory」の略称で、日本語に訳すと「自由(ランダム)に読み書き(アクセス)ができるメモリ(記憶領域)」です。主に、パソコンやスマートフォンに搭載されている作業用のメインメモリを指します。
用いられる単位は「GB(ギガバイト)」で、単位の前につく数字が大きいほど容量が大きくなります。
簡単に説明すると、RAMは「作業する机の面積」です。机の面積が大きいと、様々な道具や資料を置くことができ、一度に多くの作業ができます。RAMも同じで、容量が大きくなるほど多くの作業ができるようになります。
RAMの容量が大きくなると、複数のWebサイトを開いたり、ゲームアプリの処理速度が向上したりするなど、パソコンやスマートフォンの動作が速くなります。一方で、RAMの容量が大きいとバッテリーの消耗が早くなるというデメリットはあります。
なお、RAMはデータを一時的に読み込んだり書き込んだりしますが、パソコンやスマートフォンの電源を切るとデータは失われます。そのためRAMを「揮発性メモリ」と呼びます。
画像や動画、作成したファイルなど消したくないデータの保存は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、ROM(Read Only Memory)などの「不揮発性メモリ」に保存します。
RAMはデータの保持方法により、大きく分けて2つの種類があります。
順に解説します。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)は、半導体記憶装置の一種で「ディーラム」と読みます。
RAMは部品に電気を流すことで「1(電圧の高い状態)と0(電圧の低い状態)」を表して、データを保存します。DRAMは回路が切断された状態でも、データを保存する部品の電気が漏れてしまい、電圧が変化します。
電圧が変化するとデータが消えるので、パソコンやスマートフォンが起動している間は一定時間ごとにデータの書き直し(リフレッシュ)を行います。そのため、DRAMは英語で動的を意味する「Dynamic」が用いられています。
パソコンやスマートフォン、タブレットで用いられているメモリはDRAMになります。ただし、スマートフォンやタブレットはモバイル向けのDRAMが使用されており、スペック表には単に「RAM」と表記されています。
SRAM(Static Random Access Memory)も、半導体記憶装置の一種で「スタティックラム」と読みます。
SRAMも電気を流すことでデータを保存しますが、記憶部分に特別な回路があるので、DRAMのように電気が漏れる心配はなく、書き直し(リフレッシュ)をする必要がありません。そのため、SRAMは英語で静的を意味する「Static」が用いられています。
DRAMと比べて回路構成が複雑で、容量あたりの単価が高いなどの理由からSRAMはCPUやキャッシュメモリに使用されています。
RAMの容量が大きいと、パソコンやスマートフォン、タブレットの作業速度が向上します。
例えばスマートフォンで複数のアプリを起動していると、動作が遅くなる、画面が止まってしまう、フリーズするなどのトラブルが発生する場合があります。
アプリを起動するたびに、スマートフォンに搭載されているRAMの容量が圧迫され、動作に影響を与えます。そのため、RAMの容量が小さいスマートフォンだと、アプリを複数起動しただけで止まってしまうことがあります。
RAMの容量が大きいと、複数のアプリや容量を多くとるゲームアプリも起動できます。また、パソコンで動画の編集や画像の加工などの作業をしたい場合でも、RAMの容量が大きいほど作業速度がアップします。
パソコンやスマートフォン、タブレットを選ぶ時はRAMの容量を比較してみましょう。
ROMとは、「Read Only Memory」の略称で、日本語に訳すると「読み出し専用メモリ」です。文字通り、保存されているデータだけを読み込むことができるメモリで、書き込む(保存する)ことは基本的にできません。
ただし、日本ではスマートフォンやタブレットのデータの保存領域をROMと呼び、「ROM〇〇GB」と表記されます。スマートフォンやタブレットのROMが大きいほど、画像や動画、アプリなどを多く保存できます。
ストレージはデータを長期保管できる記憶媒体です。RAMやROMと違い、利用者が自由にデータの読み書きをすることが可能で、電源を切ってもデータが消えることはありません。
主にHDDやSSDを指しており、用いられる単位は「MB(メガバイト)」、「GB(ギガバイト)」、「TB(テラバイト)」の順で大きくなります。
スマートフォンやタブレットを利用していて動作が遅いと感じたら、RAMの容量が不足している可能性があります。RAMの不足により動作が遅くなった時は、次の方法を試してみましょう。
キャッシュとは、パソコンやスマートフォンで開いたWebサイトやアプリの情報を一時的にRAMに保存する方法です。キャッシュメモリが保存されていると、同じサイトやアプリを再び読み込む際に速度が速くなります。
しかし、キャッシュメモリが多すぎるとRAMの容量を圧迫し、パソコンやスマートフォンの動作に影響を及ぼします。そのため、パソコンやスマートフォンに搭載されているジャンクファイル(不要なファイル)を削除するツールを使って、キャッシュを削除しましょう。
パソコンやスマートフォンでは、目に見えない形(バックグラウンド)でソフトやアプリが動いています。バックグラウンドで実行中のソフトやアプリがRAMの容量を圧迫している場合もあるので、不要なソフトやアプリを終了してみましょう。
スマートフォンでインターネットやゲームアプリを快適に楽しむ場合は、RAMの容量だけでなく、契約する事業者もこだわりましょう。
例えば、LINEMOは容量を気にせずにLINEアプリが使えるなど、お得なプランを提供しています。
料金プランは、毎月20GBが月額2,728円(税込)の「スマホプラン」と毎月3GBが月額たった990円(税込)の「ミニプラン」の2種類です(※1)。
どちらもソフトバンク回線が利用できるため、ネット利用者が多い昼休みや帰宅時間帯でも、快適にインターネットを楽しむことができます。
項目 | スマホプラン | ミニプラン |
---|---|---|
データ量 | 20GB | 3GB |
月額基本料(税込) | 2,728円 | 990円 |
LINEギガフリー | 対応 | 対応 |
データ量超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大300kbps |
契約後のプラン変更 | ミニプランに変更可能 | スマホプランに変更可能 |
また、ソフトバンクが展開している高速大容量5G通信(新周波数)も、限定エリア内であれば利用できるのも魅力的です(※2)。
LINEMOのスマホプランとミニプランでは「LINEギガフリー」が利用できます(※)。
「LINEギガフリー」とはLINEのトークや音声通話、ビデオ通話などのサービスをどれだけ利用してもデータ通信量が消費されないサービスです。
LINEMOのデータ通信量はスマホプランが月間20GB、ミニプランは月間3GBです。データ量を使いきると通信速度制限がかかりますが、LINEアプリの通信速度は低下しません。
LINEMOの通信回線は大手キャリアのソフトバンク回線なので、LINEの音声通話やビデオ通話の品質が安定して高いです。LINEで家族や友達とコミュニケーションを取る機会が多い方は、LINEMOがおすすめです。
RAMはスマートフォンやタブレット、パソコンなどで用いられる作業用のメインメモリのことで、容量が大きいほど動作が早くなり、快適に作業ができます。一方のROMは、スマートフォンではデータの保存領域のことで、数字が大きいほど動画や画像を多く保存できます。
スマートフォンで動画の保存や編集、画像の加工などを考えている方は、RAMの容量が大きいデバイスを選ぶとスムーズに作業が行えるので、スマートフォンを選ぶ際は比較しましょう。
また、スマートフォンのスペックだけでなく、便利なサービスが利用でき、満足度の高い事業者を選ぶとインターネットやアプリを快適に楽しめるでしょう。LINEMOは、自分の使い方に合った料金プランを選べて、「LINEギガフリー」などの便利なサービスが利用できます。
スマートフォンを快適に利用したいと考えている方は、LINEMOへの申し込みの検討をおすすめします。
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※表示価格は特に断りがない限り税込です。