突然電話がかかってきたと思ったら「非通知設定」だった時、どう対応するか悩む方もいるのではないでしょうか。
無視する、恐る恐る取ってみる、取ろうか悩んでいるうちに切れたなど、どのような方法にせよ、もやもやした気持ちが残ってしまうのはいうまでもありません。
この記事では、非通知設定で電話がかかってきた時の一般的な対処法を解説します。非通知設定からの着信を拒否する方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
更新日:2023.7.21
非通知設定とは、ご自身の電話番号を相手に知らせないようしてかける電話の機能を指します。
非通知設定でかかってくる電話は、相手が何らかの理由によって、ご自身の名前や電話番号を特定させたくない場合に使用します。
それではなぜ、相手は非通知電話をかけてくるのでしょうか?想定される目的事例を見ていきましょう。
1つ目は、相手が個人情報を収集する業者である場合です。
個人情報は、時として商売に利用されます。氏名や性別、生年月日、住所、家族構成、電話番号やメールアドレスなどの個人情報を収集する名簿業者も存在するため、注意しなくてはなりません。
2つ目は、いたずらや嫌がらせを目的とした電話です。
その場合は、相手が適当に電話番号を入力した結果、たまたまあなたにつながったのか、それともあなた宛てにかけてきたのかによっても性質が異なります。何度も非通知設定の電話が届く場合は後者の可能性があるため、対応には十分気を付けましょう。
3つ目は、詐欺や空き巣による在宅確認の場合です。
令和3年度の警察庁の調べによれば、特殊詐欺の被疑者による、個人情報や現金の保有状況などを探る予兆電話は100,655件、月平均は8,388件です(※)。
空き巣の在宅確認の件数も含めると、さらに多くなるでしょう。いつどなたにかかってきてもおかしくはありません。
そのほかにも、営業電話やストーカーなどのさまざまなケースが考えられます。
ただし、「スマホを忘れて友達の電話を借りてかけているから、友達のプライバシーを守るために非通知でかけた」などの配慮による可能性もあるため、一概に非通知設定が悪いとは言い切れません。
非通知電話が多い場合は、スマホの設定やキャリアの着信拒否設定サービスを使って拒否設定を行いましょう。iPhoneとAndroid、それぞれの着信拒否の設定方法をご紹介します。
iPhoneの設定では、発着信履歴にある電話番号を着信拒否することはできますが、非通知電話を拒否する項目はありません。
その代わり、不明な発信者の着信を消音にすることができます。非通知電話の着信に困っている方は設定しておくと良いでしょう。
ただし、この方法では留守番電話は入れられてしまう点に注意が必要です。
完全にシャットアウトするためには、キャリアがオプションで提供している着信拒否設定サービスに加入する必要があります。
iPhoneで不明な発信者の着信を消音にする方法は、次の通りです。
1. 「設定」アプリをタップする
2. 「電話」をタップする
3. 「不明な発信者を消音」をタップしてオンにする
各キャリアは、オプションの着信拒否設定サービスを提供しています。
ソフトバンクでは、非通知を含む迷惑電話(最大20件)を着信拒否できる「ナンバーブロック」というオプションサービスをご用意しています。
月額110円(税込)がかかりますが、「iPhone法人基本パック」と「ナンバーブロック」の両方にご加入している場合は、「ナンバーブロック」の月額使用料が無料です。
「ナンバーブロック」に申し込んだ後は「144」へ発信し、ガイダンスに沿って操作を進めることで、着信拒否を設定することができます。
Androidでは、電話アプリから非通知着信拒否の設定ができます。デバイスやOSのバージョンによって細かな違いはありますが、基本の設定手順は次の通りです。
1. 「電話」アプリをタップする
2. 画面右上にあるメニューアイコン(メニュー)をタップする
3. 「ブロック」をタップする
4. 「設定」をタップする
5. 「番号指定ブロック」をタップする
6. 「通知不可能/非通知番号をブロック」の項目をオンに切り替える
ここまで非通知の着信を拒否する方法を説明してきました。ここからは、ご自身の発信を非通知設定にする方法を説明します。ご自身の発信を非通知設定にする方法は2つあります。
1つ目は、発信をする際に、相手の電話番号の前に「184(いやよ)」をつける方法です。
2つ目は、スマホの設定で「発信者番号通知」を「通知しない」に設定する方法です。
iPhoneとAndroidでの設定方法をご紹介します。
iPhoneで「発信者番号通知」を「通知しない」に設定する方法は、次の通りです。
1. 「設定」アプリをタップする
2. 「電話」をタップする
3. 画面下部にある「発信者番号通知」をタップする
4. 「発信者番号通知」をオフに切り替える
Androidで「発信者番号通知」を「通知しない」に設定する方法は、次の通りです。項目の名前や操作方法は、デバイスの種類によって多少異なります。
1. 「電話」アプリをタップする
2. 画面右上にあるメニューアイコン(メニュー)をタップする
3. 「設定」をタップする
4. 「通話」をタップする
5. 「通話設定」にある「その他の設定」をタップする
6. 「発信者番号」をタップする
7. 発信者番号の「番号を非通知」からオフにする
以上が、スマホでできる非通知設定の方法です。
友だちやご家族など気心の知れた相手と電話を楽しみたい場合は、LINEアプリもおすすめです。
LINEアプリはチャット形式のメッセージアプリですが、インターネット回線を使って音声通話やビデオ通話も行うことができます。
LINEMOの料金プランは2種類あり、どちらも「LINEギガフリー」に対応しています(※)。
LINEギガフリーとは、LINEのトークや音声通話、ビデオ通話がギガ消費ゼロになるサービスです。そのほかのアプリの使用で通信制限がかかっても、LINEアプリは通常の速度で楽しむことができます。
LINEアプリの利用頻度が多い方や、電話アプリからLINEの音声通話に切り替えて長時間電話をかけたい方と相性が良いでしょう。
LINEMOでは、「20GBのスマホプラン」と、「3GBのミニプラン」(※1)をご用意しています。ご自身のスマホの使い方にあわせて選べるのが良いところです。
これから電話ツールとしてLINEを使っていく場合は、通話オプション(※2)も必要ないかもしれません。少量のミニプランを選べば、月額料金は業界最安レベルの月額990円(税込)に抑えられます。
項目 | スマホプラン | ミニプラン |
---|---|---|
データ量 | 20GB | 3GB |
月額基本料(税込) | 2,728円 | 990円 |
LINEギガフリー | 対応 | 対応 |
データ量超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大300kbps |
契約後のプラン変更 | ミニプランに変更可能 | スマホプランに変更可能 |
また、「留守番電話サービス」「着信転送サービス」」「着信お知らせ機能」の3つのサービスがセットになった「留守電パック」というサービスを開始しました。
お得な料金のまま利便性高く利用いただくことが可能となりました(※3)。非通知の着信が気になる方は、留守電サービスを利用することで発信元の人物を確認できる可能性があるため、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
なお、LINEMOで利用する場合は、スマホプラン(※3)や通話準定額、留守電パックへの加入がご利用の条件であるため注意してください。
サービス詳細は、以下の表をご参照ください。
項目 | 詳細 | 料金(月額) |
---|---|---|
月額基本料 | 加入~7カ月目 | 2,948円(※5) |
8カ月目以降 | 3,489円 | |
データ容量 | 20GB | 2,728円 (時間帯により速度制限の場合あり) |
国内通話料金 | 5分無料(※6) | 550円(※7) |
留守電電話 | あり | 220円 |
非通知設定の電話がかかってくると、つい身構えてしまうものです。キャリアがオプションで提供している着信拒否設定サービスを利用して、対策を整えましょう。
友だちやご家族など知り合いと電話を楽しみたい方は、LINEアプリの音声通話やビデオ通話もおすすめです。
多くのLINE機能がデータ使用量にカウントされない「LINEMO」、ぜひチェックしてみてください。
※当ページの内容は公開日時点の情報です。
※表示価格は特に断りがない限り税込です。