iPhoneやiPadを利用していると、「iCloud」というワードを耳にすることがあるでしょう。iCloudの利用は任意なので利用しなくても問題ありませんが、デバイスを超えて大事なデータを管理できる便利なコンテンツでもあります。
この記事では、iCloudでできることや便利な使い道をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
更新日:2023.9.25
iCloudは、Apple社が提供するオンラインストレージで、プライベートなインターネット空間に写真や動画などのデータを保管できるコンテンツです。
iPhone、iPad、MacなどのApple製デバイスに組み込まれており、最初に用意されている5GBの容量は誰でも無料で利用できます。
同じApple Accountでサインインしているデバイスでアクセスが可能なため、たとえばiPhoneで撮った動画をMacへ移動することも可能になります。
Windows用の「iCloud for Windows」 が提供されてからは、Apple製デバイスとWindows間も簡単にデータの受け渡しができるようになりました。
また、iPhoneやiPadで設定を行えば、デバイス内のデータをiCloudへ自動的にバックアップできます。たとえモバイルデバイスが故障や紛失をしても、大事なデータはオンラインストレージに残っているので復旧も簡単です。
iCloudへバックアップできるデータは次の通りです。デバイス内のデータを丸ごとバックアップすることも、写真やLINEのトーク履歴などの特定の内容のみを保存することもできます。
iPhoneのバックアップをiCloudに作成する手順は次の通りです。
1. デバイスをWi-Fiネットワークにつなぐ
2. ホーム画面上の「設定」 を選択する
3. 一番上の「ユーザー名」を選択する
4. 「iCloud 」 を選択する
5. 「iCloud バックアップ」 を選択する
6. 「iCloudバックアップ」 を選択してONにする
7. 「今すぐバックアップを作成」 を選択する
iCloudにバックアップをする際は、対象デバイスがWi-Fiネットワークにつながっている状態で行いましょう。
モバイル通信経由でバックアップを取ることも可能ですが、通信事業者と契約している料金プランのデータ容量を大量に消費するため、注意が必要です。
たとえば、LINEMOにはデータ量が「3GB」プランと「20GB」プランがありますが、iPhoneの64GBモデルをフルに活用した場合、64GBも消費することになります(※1)。
ご自宅にWi-Fi環境がない場合は、Wi-Fiを利用できるスポットで行うか、iTunesでバックアップを取ることをおすすめします。
iCloudは5GBまでであれば誰でも無料で利用できますが、それ以上の容量が必要な場合は、「iCloud+」にアップグレードを行い、新たにストレージを購入する必要があります。
iCloud+(アイクラウドプラス)とは、バックアップの保管用のストレージの容量を増やせるほか、以下のプレミアム機能が搭載されたサービスです。
iCloud+は、「iCloud+ 50 GB ストレージ付き」、「iCloud+ 200 GB ストレージ付き」、「iCloud+ 2 TB ストレージ付き」の3種類のプランから選択します。
プランの違いは、使用できる容量と、HomeKit セキュアビデオでサポートできるカメラの台数のみとなっています。
iCloud+ の月額料金は国によって異なります。日本の場合は、50GBが月額130円(税込)、200GBが月額400円(税込)、2TBは月額1,300円(税込)です。
iCloudのストレージの容量を使い切ると、空き容量が不足している旨の警告メッセージが出ます。このメッセージが出ると、追加でバックアップを取ることができなくなります。
バックアップを取った後は、ストレージ容量の残量がどのくらいか確認しておくと良いでしょう。
iCloudストレージの空き容量は、iCloudを利用しているデバイスの設定からチェックできます。
iPhone、iPad、iPod touchでiCloudストレージの空き容量を確認する方法は、次の通りです。
1. iPhone、iPad、iPod touchのホーム画面上の「設定」を選択する
2. 一番上のユーザー名を選択する
3. 「 iCloud」を選択する
上記では、全体的なストレージ使用量を棒グラフで確認できます。棒グラフの下の「ストレージを管理」を選択すると、より詳しいデータ容量を確認することができます。
MacでiCloudストレージの空き容量を確認する方法は、次のとおりです。
1. MacでAppleメニューを選択する
2. 「システム環境設定」を選択する
3. 「Apple Account」をクリックしてから、「iCloud」を選択する
詳しい内容は、「管理」から見ることができます。
iCloudストレージの容量が足りなくなると、それ以上バックアップを取ることができなくなります。
以下では、容量が足りない時の対処法を紹介します。
使用しているデバイス内に不要なデータがある場合は、データを削除することで、削除した分のストレージの容量を確保することができます。
不要なバックアップを削除する方法は、次の通りです。
1. iPhone、iPad、iPod touchのホーム画面上の「設定」を選択する
2. 一番上のユーザー名を選択する
3. 「iCloud」 を選択する
4. 「ストレージを管理」 を選択する
5. 「バックアップ」 を開く
6. 作成した日時などを参考にしながら、削除するバックアップデータを選択する
7. 「バックアップを削除」 を選択する
1. Macのデスクトップ上のAppleメニューを選択する
2. 「システム環境設定」を選択する
3. 「Apple Account」をクリックしてから、「iCloud」を選択する
4. 「管理」をクリックし、左側の「バックアップ」を選択する
5. 右側に表示される「iCloudバックアップ」がONになっているデバイスのうち、バックアップを削除するものを選択する
6. 「削除」を選択する
必要になるかもしれないデータや、削除に抵抗がある場合は、iCloudに保存してあるバックアップをパソコンなどに移し替えれば、同じデータをiCloudストレージに入れておく必要はなくなります。
一度パソコンに移し替えたうえで、iCloudにあるバックアップデータを削除しましょう。
iCloudは、各種デバイスの設定で「 iCloud バックアップ」 をONにしていると、Wi-Fi接続時に自動でバックアップを作成します。iCloudは常時最新のバックアップを作成しようとするため、意図せずにストレージ容量を消費する場合があります。
自動バックアップを行わない場合は、iCloudバックアップをOFFにしておきましょう。
手動でバックアップを行う場合は、任意のタイミングでONに戻し、「今すぐバックアップを作成」をすれば作業が完了します。
iCloud+にアップグレードすると、ストレージ容量を追加で購入できます。
ストレージ容量の追加は、各種デバイスから行えます。各デバイスのアップグレード方法は次の通りです。
1. iPhone、iPad、iPod touchのホーム画面上の「設定」を選択する
2. 一番上のユーザー名を選択する
3. 「 iCloud」を選択する
4. 「ストレージを管理」 または「iCloud ストレージ」を選択する
5. 「さらに容量を購入」 または「ストレージプランを変更」を選択する
6. プランを選択し、画面に表示される指示に従って購入を完了させる
1. Macのデスクトップ上のAppleメニューを選択する
2. 「システム環境設定」を選択する
3. 「Apple Account」を選択する
4. 「iCloud」を選択する
5. 右下の「管理」を選択する
6. 「ストレージプランを変更」または「さらにストレージを購入」を選択する
7. プランを選び、「次へ」を選択する
8. Apple Account のパスワードを入力し、画面に表示される指示に従って購入を完了させる
このように、iPhoneには大量のデータを保管するオンラインストレージが用意されています。Wi-Fi環境があれば、撮った写真や動画なども、通信事業者の料金プランのデータ容量を気にせずに移動できます。
格安SIM(MVNO)のLINEMOでは、2種類の料金プランを用意しています。大手キャリアサービスと比較すると月額料金が下がるので、コストを抑えたい方にもおすすめです。
また、他社で購入したiPhoneを持ち込む方へ向けたサービスもご用意しています。
LINEMOの料金プランは、3GBのミニプランと、20GBのスマホプランの2種類のみです(※1)。
ミニプランは月額990円(税込) 、スマホプランも月額2,728円(税込)で利用できます。ご自身のスマホの使い方に合わせてどちらか選択すると良いでしょう。
スマホプラン | ミニプラン | |
---|---|---|
データ量 | 20GB | 3GB |
月額基本料(税込) | 2,728円 | 990円 |
LINEギガフリー(※2) | 対応 | 対応 |
データ量超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大300kbps |
契約後のプラン変更 | ミニプランに変更可能 | スマホプランに変更可能 |
LINEアプリでの通話やトークによるデータ使用量がゼロになるLINEギガフリーサービスがあるため、iCloudにとどまらずiPhoneのデータ使用量を減らしたい方には最適です。
iPhoneを利用している方にとって、故障や紛失した時のリスクや出費は悩みの種ではないでしょうか?Apple製デバイスの修理サポートやバッテリー交換は、保証に入っていないと高額になる可能性があります。
そんな方のために、LINEMOではSIM単体契約者向けの「持込端末保証with AppleCare Services」をご用意しています。
持込端末保証with AppleCare Servicesは、Apple Inc.の協力の下、もしもの時に安心できるサポートを提供するアフターサービスです。
Apple社の「AppleCare Services」と同様に、バッテリー交換を含む自然故障や、画面・背面ガラスの修理サービス、エクスプレス交換サービスなどのサービスが利用でき、万が一のことがあっても負担額を抑えることができます。
サービス対象のデバイスは、正規店で購入したiPhone SE以降のiPhoneで、iPhone 6s以前の機種は対象外になります。
申し込み料金は、次の通りです。
対象機種 | 月額料 | |
---|---|---|
2022年8月16日以前にお申し込み※ | 2022年8月17日以降にお申し込み※ | |
iPhone 15 Pro iPhone 15 Pro Max |
- |
1,580円 |
iPhone 14 Pro Max iPhone 14 Pro iPhone 13 Pro Max iPhone 13 Pro iPhone 12 Pro Max iPhone 12 Pro iPhone 11 Pro Max iPhone 11 Pro iPhone XS Max iPhone XS iPhone X |
1,250円 |
1,480円 |
iPhone 15 Plus | - |
1,380円 |
iPhone 14 Plus |
- |
1,350円 |
iPhone 15 iPhone 14 iPhone 13 iPhone 13 mini iPhone 12 iPhone 12 mini iPhone 11 iPhone XR iPhone 8 Plus iPhone 7 Plus iPhone 8 iPhone 7 |
950円 |
1,180円 |
iPhone SE(第1/第2/第3世代) | 950円 |
950円 |
詳しい「持込端末保証 with AppleCare Services」の内容については、こちらからご確認ください。
また、LINEMOの料金プランには、「 LINEギガフリー」 という機能がセットされています(※2)。これは、LINEアプリで行うトークやビデオ通話を、月々のデータ容量にカウントしない仕組みです。
たとえ、ほかのアプリでデータ容量を使い切っても、LINEアプリの通信速度はそのままに、ストレスなく楽しめます。
容量を気にせずお得な料金で利用できるスマホプランを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
この記事では、iPhoneユーザーが利用できるiCloudについてご紹介しました。
iCloudのストレージを利用すれば、複数のデバイス間でデータのやりとりや、バックアップを簡単に行えます。5GBまでは誰でも無料で利用できるので、ぜひ活用してみてください。
iPhoneユーザーで月額料金を抑えたい方には、LINEMOもおすすめです。iPhoneを持ち込まれる方が入れる持込端末保証もご用意してお待ちしています。
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