LINEMOはVoLTE非対応の機種でも使えるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
お手持ちのスマホがLINEMOで対応している端末なのかは、事前に確認しておきましょう。
本記事では、LINEMOはVoLTE対応機種じゃないと使えないのかという点や、動作確認端末の確認方法、VoLTEがそもそもどのようなものなのかなど解説します。
更新日:2023.7.21
LINEMOでは、VoLTEに非対応の端末は利用できません。VoLTE対応の端末が必要となります。
比較的新しい機種であればほとんどは問題なくVoLTEに対応していますが、かなり古い機種となるとVoLTE非対応の機種も多くなります。
LINEMOを利用する際は、お手持ちのスマホがLINEMOが利用できる端末かは必ず確認しておきましょう。LINEMOの対応機種はこちらの動作確認端末に関するページで確認できます。本記事の後半でも確認方法を紹介しているので、併せてご確認ください。
なお、キャリアの3Gのサービスはソフトバンクで2024年1月下旬、ドコモで2026年3月末、auで2022年3月末にそれぞれ終了予定です。VoLTE非対応の機種をお持ちの方は、少なくとも音声通話が使えなくなるので、お気を付けください。
VoLTEは、Voice over LTE(=Voice over Long Term Evolution)の略です。音声データをデジタルデータに変換し、LTEの回線上でやり取りすることで、高音質な音声通話を可能にしています。
少し前までは3Gのネットワークを利用した通話が主流でしたが、現在ではこのVoLTEによる通話が主流となっています。
続いて、VoLTEを利用するメリットを見ていきましょう。VoLTEのメリットとしては、具体的には以下が挙げられます。それぞれ詳しく紹介していきます。
VoLTEは、従来の音声通話より高音質な通話(HD Voice)が可能です。
VoLTE(HD+)は、VoLTEをさらに高音質化する音声コーデック技術EVS(Enhanced Voice Services)に対応し、今までのVoLTEよりも、さらに高い音まで聞こえ、よりクリアな音質の通話がご利用いただけます。
人の耳で聴こえる音声周波数の範囲が、20Hzから20,000Hzと言われています。このうち、従来の3Gの通話の場合、4000Hz程度の周波数までをカバーしています。一方、VoLTEの場合8,000Hz程度までをカバーしています。さらに高音質なVoLTE(HD+)の場合、15,000Hz程度までをカバーします。
VoLTEの技術により、高周波数の高い音まで聞こえるようになるので、音がこもらずクリアで聞き取りやすくなります。
また、VoLTEによりビデオ通話の画質も向上します。3Gでのビデオ通話に比べると、より高画質の映像の送受信が可能です。
なお、VoLTEはソフトバンク、ドコモ、au、楽天モバイルはもちろん、MVNO(格安SIM)でも利用できます。同じ携帯電話会社同士でなくても、相手も自分もVoLTEが使える環境であれば、もちろんVoLTEでの通話が可能です。
VoLTEでは、通話中も4Gでの高速通信が可能です。
VoLTE非対応の機種の場合、通話中は3Gへ回線が切り替わり、通信も3Gとなります。通話中はデータ通信の速度は大幅に低下してしまいます。
一方で、VoLTE対応機種の場合、通話中も4Gへ接続したままです。通話中であっても、高速通信が可能となります。
VoLTEでは、3Gに比べると電話をかけてから呼び出されるまでの時間が短くなります。
VoLTE以前のLTE端末では通話の際、通信方式を4Gから3Gの回線へ切り替える作業が必要になるため、発信・着信をする前に少し時間がかかってしまいます。
一方で、VoLTEでの通話の場合、データ通信も電話も4Gの回線上で行うため、通話による切り替え作業が発生しません。発着信に時間がかかることはなく、呼び出しまでの時間は短くなります。
端末のVoLTEの設定がオフになっていると、通話は3Gで繋がります。3Gでの通話となると、通話の音質が低下し、相手の声が聞き取りにくくなってしまいます。また通話中のデータ通信も低速化します。
お手持ちのスマホのVoLTE の設定がオフになっていないかは、あらためて確認しておきましょう。特に「何となく、通話の音質が良くない気がする」といった場合は、設定を再確認しておきたいところです。
iPhone、Android それぞれでのVoLTEの設定の確認方法は以下の通りです。
▼iPhoneでの確認方法(※1)
1. 「設定」アプリを開く
2. 「モバイル通信」>「通信のオプション」>「音声通話とデータ」の順に選択
3. 回線が「LTE」、VoLTEがオンになっているかを確認
▼Androidでの確認方法(※2)
1. 「設定」アプリを開く
2. 「ネットワークとインターネット」>「モバイルネットワーク」>「優先ネットワークタイプ」の順に選択
3. 「4G」を含む項目が有効になっているかを確認
LINEMOの対応機種はこちらの動作確認端末に関するページから確認できます。
ソフトバンク、ドコモ、au、SIMフリーのiPhoneについては、iPhone 6s以降の全機種が動作確認端末となっており、音声通話、データ通信、SMS、テザリングの全ての機能が利用可能です(※)。
▼iPhoneで動作確認端末(ソフトバンク、ドコモ、au、SIMフリーの場合) ※2022年3月執筆時点
LINEMOを契約する際は、お手持ちの機種がLINEMOの各機能に対応しているのかは、ぜひ事前に確認しておきましょう。
LINEMOではVoLTE非対応の機種は利用できません。かなり古い機種の場合は、VoLTE非対応の可能性もあるので注意が必要です。
LINEMOを契約する際は、お手持ちのスマホが動作確認端末に含まれているか、ぜひ事前に確認しておきましょう。
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