多くの方にとって、今やコミュニケーションツールとして欠かせない存在となったLINEアプリ。
「基本的に家族や友達との連絡は、電話ではなくLINEでしている」という方も多いのではないでしょうか。
LINEアプリの通話機能は電話回線ではなくインターネット回線を使用するため、通話料を気にせず電話できるのもうれしいポイントです。
しかし、ここで気になるのが、LINE通話で消費するデータ通信量。
もし、LINE通話でデータ通信量を大量に消費してしまったら…。通信速度制限がかかるリスクも高くなってしまいます。
そこで今回は、LINE通話によって消費するデータ通信量や、データ通信量を節約する方法、LINEアプリを使ってLINEユーザー以外に通話をかける方法について解説します。
更新日:2021.12.24
使うデータ通信量が多くなればなるほど、通信速度制限になるリスクは高まります。
通信速度が制限されると動画やウェブサイトなどの読み込みが大幅に遅くなるため、普段のように快適にスマートフォンを使うことができません。
「LINE通話で長電話したいけど、データ通信量は大丈夫かな?」といった不安がある状態だと、仲の良い友達との会話も楽しめなくなってしまいますよね。
そこで、まずはLINE通話で消費するデータ通信量について
チェックしておきましょう。
LINEの無料通話で消費するデータ通信量の目安は、以下の通りです。
無料通話時間 | データ通信量 |
---|---|
1分 | 0.3MB |
10分 | 3MB |
30分 | 9MB |
1時間 | 18MB |
無料通話1分あたり0.3MBと、消費するデータ通信量はそこまで多くありません。
1GB分のデータ通信量を使うと仮定すると、55.5時間にわたって通話を楽しむことができる計算です。
毎日1時間30分から2時間ほどLINEで通話をしても1カ月で1GB程度なので、通信量の消費を過度に気にする必要はないでしょう。
LINE通話では、音声通話のほかにビデオ通話もできます。
実際に会うのが難しいときでも、お互いの顔を見ながら話せるのはうれしいですよね。
ビデオ通話で消費するデータ通信量の目安は、以下の通りです。
無料通話時間 | データ通信量 |
---|---|
1分 | 5.1MB |
10分 | 51MB |
30分 | 153MB |
1時間 | 307MB |
ビデオ通話では1分あたり5.1MBのデータ通信量がかかり、1分あたり0.3MBの音声通話と比べて多く通信量を消費します。
1GB分のデータ通信量があれば、ビデオ通話を3時間程度楽しむことが可能。
毎日6分ほどビデオ通話をした場合、1カ月でおおよそ1GB以内に収められる計算です。
ビデオ通話をメインで使用するとなると、時間的に少し物足りなさを感じるかもしれません。
音声通話を基本にして合間にビデオ通話を挟むなど、使い方を工夫しながら通話を楽しみましょう。
音声通話ならそこまで大量のデータ通信量を消費しないものの、「できるならもっと抑えたい……」と考えている方も少なくないでしょう。
そこでオススメなのが、LINEMOの「LINEギガフリー」です。
ここでは、LINE通話のデータ通信量が抑えられるLINEMOのLINEギガフリーの詳細や、今すぐできるデータ消費の節約方法について紹介します。
LINEMOでは、LINEアプリのトーク、音声通話、ビデオ通話など対象機能においてギガを消費しない「LINEギガフリー」を提供しています。
また、通信速度制限がかかっても対象の機能であればLINEアプリの通信速度は落ちないので、普段通りに使えるのもLINEギガフリーのうれしいポイント。
トークでの画像や動画の送受信でもデータ通信量を消費しないため、家族や友達との思い出をいつでも好きなときに共有できます。
「ギガが残り少ないから自由に使えない……」
「通信速度制限で通話が切れてしまう……」
といった心配もなくなるので、安心してトークや音声通話、ビデオ通話を楽しみましょう!
LINEアプリでのトークや通話でデータ通信量がカウントされなくなるLINEMOのデータギガフリーですが、「Liveの利用」「ニュース記事の閲覧」「スタンプショップの利用」など、一部機能は対象外となっているため注意が必要です。
「データギガフリーの対象ではない機能」においては、通常の使用時と同じようにデータ通信量を消費し、通信速度制限時には低速状態で通信が行われます。
LINEギガフリーの詳細・対象機能・注意事項についてはこちらをご確認ください。
LINEMOのLINEギガフリー以外で通信量を抑える方法として挙げられるのが、Wi-Fi接続です。
Wi-Fiにつながっていれば、通信量を消費することなくトークや通話を楽しめます。
また、通信速度制限も関係なくなるため、快適にスマートフォンを使うことが可能です。
自宅やカフェなどWi-Fiが使える環境であれば、積極的に活用しておきましょう。
ただし、街で使えるフリーWi-Fiを使用する際は、スマートフォンの乗っ取り被害などを防ぐために、接続するWi-Fiスポットが安全かどうかをしっかりとチェックしておくことが大切です。
LINE通話は、お互いにLINEアプリを使い、友達登録をしていなければ使うことができません。
「LINEを利用していない人に電話をかけたいけど、通話料がかかるのは避けたい」という方は、「LINE Out」を活用してみましょう。
「LINE Out」は、LINEが提供しているIP電話です。
LINEアプリから携帯電話や固定電話などに発信ができ、LINEを使っていない人やお店、問い合わせ先などに対し、普通の電話と同じように使うことができます。
LINE Outを利用するには電話番号認証が必要ですが、通常の電話よりも料金が安いのが特長です。
LINE Outは、「プリペイド式のコールクレジットを購入する」、または「購入から30日間、一定時間の通話代がお得になる30日プランに加入する」ことで使えるサービスです。
LINE Outは、次の国でLINEに登録しているユーザーのみご利用いただけます。
アジア: インド、日本、マレーシア、フィリピン、タイ
ヨーロッパ: トルコ
アメリカ: アルゼンチン、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー、アメリカ合衆国
オセアニア: オーストラリア、ニュージーランド
1分あたりの料金は以下の通りです。
ただし、料金は通話をかける相手のいる国によって変わるため注意しましょう。
・コールクレジット使用の場合(日本国内利用)
通話先 | 1分あたりの料金 (1円=1コールクレジット) |
1,000円で話せる時間 |
---|---|---|
固定電話 | 3円 | 333分 |
携帯電話 | 14円 | 71分 |
・30日プランの場合(日本国内利用)
通話先 | 最大通話時間 | 1分あたりの料金 | 料金 |
---|---|---|---|
固定電話 | 60分 | 2円 | 120円 |
携帯電話 | 60分 | 6.5円 | 390円 |
携帯電話 | 120分 | 6円 | 720円 |
最近では「5分以内の通話無料」や「通話定額」などのサービスも増えていますが、「普段はLINEで話すことがほとんど」という場合は、LINE Outの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
LINE Outは有料のサービスですが、広告を視聴すると無料でLINE Outを使うことができます。
通話ができる時間は電話をかける国によって変わりますが、日本国内では固定電話にかけた場合で3分、携帯電話にかけた場合で2分の無料通話が可能です。
LINE Out Freeで無料通話できる回数は通話タブで確認できます。
無料通話は対応していない国もあるため、海外にかける際は事前にチェックしておきましょう。
LINE通話では電話回線を使わないため、通話料を気にせず会話が楽しめます。
しかし、その代わりデータ通信を行う必要があるため、使い方によって通信速度制限がかかってしまう恐れがある点には注意が必要です。
特にビデオ通話では音声に比べてデータ通信量が多くなるので、長時間の通話を考えている場合は使い方を工夫するようにしましょう。
「データ通信量が気になる!」という方は、Wi-Fiを使ったりLINEMOのLINEギガフリーを利用したりするのがオススメです。
LINE通話を活用して、家族や友達と思う存分会話を楽しみましょう!
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