更新日:2021.11.17
スマートフォンの世帯保有率は、2019年に80%を超えました。
今やスマートフォンは、「1人1台持っているのが当たり前」といってもいい時代。
最近ではスマートフォンを1人で2台持ち、用途やシーンによって使い分けるという方も少なくありません。
「スマートフォンを2台持つ必要はある?」「2台も使っていたら料金が高そう……」などと感じている方もいるでしょう。
実は、スマートフォンの2台持ちは非常に便利で、場合によっては利用料金を安くすることも可能です。
今回はスマートフォンの2台持ちについて、その活用方法やメリット・デメリットなどを解説します。
徐々に増えつつある、スマートフォンの2台持ち。一体どのような方が2台持ちをしているのでしょうか。
会社員の方はもちろん、自営業やフリーランスの方など、仕事における連絡やデータのやり取りにスマートフォンを使用する方も多いはず。
しかし、1台のスマートフォンでそれをしてしまうと、プライベートとビジネス関係の連絡先やデータが混ざってしまいます。
「LINEなどの連絡先に友達と取引先が混ざってしまうのをどうにかしたい」「仕事でやり取りするデータが多く、ストレージの容量を圧迫してしまう」など、使い勝手に不便さを感じる瞬間もあるでしょう。
そういった事態を解消するために、スマートフォンを2台所有し、仕事用とプライベート用で使い分けるというのは非常に有効な手段といえます。
また、2台持ちにしておくことで、「仕事用は電池の容量が大きいものを選ぶ」など、用途に合った端末を使えるのもポイントです。
最近では、通話はLINEなどのアプリで行う方も多く、「電話をあまりかけない」というケースも増えています。
そのため、ゲームや動画の視聴、SNSなどの「データ通信用」と「通話用」で、スマートフォンの使い分けをしている方も少なくありません。
1台は「通話機能がなくデータ容量が大きい、もしくはデータ通信が使い放題のSIM」にし、もう1台は「通話機能と最低限のデータ容量だけを有したSIM」にする、といった使い分けをすれば、全体の利用料金を抑えることも不可能ではありません。
「子どもにスマートフォンを持たせたいけれど、月々の料金が気になる……」という親御さんも多いでしょう。
そういった場合には、格安SIMで2台目のスマートフォンを契約し、子どもに持たせるという選択肢もあります。
格安SIMであれば月々の料金も安く抑えられるので、子どもにスマートフォンを持たせることも前向きに検討できるかもしれません。
以下では、スマートフォンを2台持ちするメリットとデメリットについて、それぞれ解説します。
2台持ちについて、「スマートフォンが1台増える分、単純に利用料金が2倍になるのでは?」と考えている方も多いかもしれません。
しかし、用途によって使い分けたり、格安SIMを活用したりすることで、1台持ちと同じくらいの料金、あるいはそれより安い料金で運用することもできます。
「2台目に格安SIMを契約し、現在の契約プランを見直す」「大手携帯電話会社から格安SIMに乗り換え、2台持ちにする」など、組み合わせによってスマートフォンにかかる月々の料金を節約することも可能です。
持つスマートフォンが増えるということは、その分保存できるデータも増えるということ。
写真、動画、アプリなどでいっぱいになっていたデータ量を分けることで、より快適にスマートフォンを使うことができます。
「外出先でスマートフォンの電池が切れて連絡できない」「急に不具合で使えなくなった」という経験をしたことがある方もいるでしょう。
今や、連絡手段としてだけではなく、仕事にも生活にも必須といえるスマートフォンが使えなくなるのは非常に不便です。
モバイルバッテリーがあれば電池切れの不安を解消することもできますが、モバイルバッテリー自体の充電が切れていて使えないというケースも想定されます。
もちろん、スマートフォン自体が故障してしまった場合は、モバイルバッテリーがあっても意味がありません。
スマートフォンが2台あれば、1台目の充電が切れたり故障したりしても、2台目でその場をしのぐことができます。
現在では日本のほとんどの場所で通信ができますが、回線によっては一部通信可能地域から外れてしまうこともあります。
また、回線の不具合で一時的に通信が不可能になってしまうケースもあるかもしれません。
1台目と2台目で契約する回線を変えれば、通信エリアを広げたり、回線に不具合があっても安心して通信できたりする可能性が高くなります。
「通話しながら情報を調べたい」という際も、2台持ちであればより簡単に行うことができます。
イヤホンマイクやスピーカー機能を使えば1台でも可能ですが、イヤホンマイクやスピーカーを使わずに音声通話と検索が同時にできるのは2台持ちならではの使い方でしょう。
メリットでは「用途や契約方法によって利用料金が安くなる」と解説しましたが、持つスマートフォンが増えることに変わりはありません。
そのため、最適な契約や効率的な利用法を選択しなければ、利用料金は高くなる恐れがあります。
スマートフォンの2台持ちを検討する際は、携帯電話会社の乗り換えや、契約プラン、利用方法など、「最適な運用」を考えることが重要です。
2台持ちをしていると、「あのデータはどっちの端末に入っていたっけ?」「今はどっちのスマホの通信が使えるんだっけ?」と、ややこしくなりがちです。
2台持ちの管理に慣れるまでは、明確に用途を分けたりスマートフォンの本体で見分けがつくよう工夫したりする必要があるかもしれません。
スマートフォンの2台持ちをする際には、契約する携帯電話会社や端末などいくつかの組み合わせが考えられます。
それぞれのケースについて見ていきましょう。
大手の携帯電話会社は格安SIMよりも値段が高くなる分、ショップの利用やサービスの豊富さが強み。
そこで、大手携帯電話会社のスマートフォンは通話をメインにし、利用料が安い格安SIMの携帯電話会社のスマートフォンで通信をメインにすることで、料金を抑えながら2台持ちが可能です。
現在、大手携帯電話会社と契約している方も、乗り換えなどの作業が必要なく、契約中のプランの変更と格安SIMの新規契約だけで済むのもメリットといえます。
より安く2台持ちを実現したいのであれば、2台とも格安SIMで運用をするのがオススメです。
通話用とデータ通信用で分けて使えば、大幅な節約につながる可能性も。
格安SIMでは回線を選ぶことができるので、2台とも同じ回線にするのか、違う回線にするのかも事前に考えておきましょう。
LINEMOはソフトバンクのサブブランドで、大手携帯電話会社と同様の安定した通信と利用料の安さが大きな魅力の格安SIMです。
「大手携帯電話会社のスマートフォン+格安SIM」と同じように使いながら、料金も抑えることが可能です。
契約する携帯電話会社だけでなく、端末の使い分けができるのも2台持ちならでは。
メインをiPhone、サブ機にAndroidなど、異なるOSの端末を選ぶことで、用途の幅を大きく広げることができます。
iPhoneにしかない機能、あるいはAndroidにしかない機能なども多いため、プライベートではもちろん、ビジネスでも活用の機会は多いかもしれません。
「デュアルSIM」とは、1つのスマートフォンに2つのSIMカードを入れることにより、回線の切り替えができる端末の機能です。
「2台持ちするほどではないけど、用途に合わせて回線やプランを切り替えたい」という方は、デュアルSIM対応のスマートフォンを選ぶのがオススメです。
LINEMOでは、「eSIM」に対応した端末の使用も可能です。
eSIMとは、通常は挿入する必要があるSIMカードが、チップとしてスマートフォン本体に内蔵されているタイプのSIMのこと。
eSIMでは、回線契約後にデータとして回線の情報を管理するため、SIMカードを抜き差しする作業が必要ありません。
複数契約したeSIMを端末操作で簡単に切り替えられるのが、大きなメリットです。
端末によっては、eSIMとは別にSIMカードを挿入することで、デュアルSIMとして使えるようになるものもあります。
※LINEMOでeSIMを利用するためには、eSIM対応の端末が必要です。
スマートフォンを2台持ちすると、仕事やプライベートなどあらゆるシーンで便利に活用することができます。
また、格安SIMへの変更や既存プランの見直しによって、2台持ちでも料金を上手に抑えられる場合があります。
また、1台の端末で回線を切り替えたいという方は、デュアルSIM対応のスマートフォンがオススメです。
端末の買い替え時期が近いという方は、デュアルSIMやeSIM対応の端末を検討してみましょう。
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