格安SIMと大手キャリアの格安ブランド・プランの違いは?メリットやデメリット、使い始めるときの手順を解説

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ニュースやメディアを通して「格安SIM」という言葉を聞く機会が増えたのではないでしょうか。これは、スマホの利用料金を安く抑える仕組みのひとつです。

最近では、大手キャリアが提供する「格安ブランド」「格安プラン」も登場しています。格安SIMも格安ブランド・プランにもそれぞれ格安に伴うメリット、デメリットが当然あります。

ここでは、格安SIMとは何かをおさらいするとともに、どのような格安ブランド・プランがあるのか解説していきます。

目次

格安SIMとは

格安SIMとは、その名の通り「格安な料金で利用できるSIMカード」のことです。

「SIMカード」とは、スマホに入れる小さなICカードであり、電話番号や利用者の契約情報などのデータが保存されています。SIMカードをスマホに挿入することで、初めて通話やデータ通信が可能となります。スマホ利用者は、通信事業者と契約することでこのSIMカードを入手できます。

一般的にスマホ料金というと、スマホの購入料金に加えて、毎月の通話料とデータ通信料、その他オプション機能などが含まれています。契約と引き換えにSIMを手に入れるわけですから、スマホ利用者は実質的にはSIMカードの使用料金を支払っていることになります。

その通話料と通信料が大手キャリアと比較して低価格なものが格安SIMなのです。格安SIMは料金が低額なだけではなく、料金プランがシンプルなことがほとんどです。データ通信のみのプランも少なくありません。

また大手キャリアの場合、SIMロックされたスマホ本体とそのキャリアのSIMカードをセットで販売します。一方で格安SIMの場合は、SIMカードのみを提供するプランがあり、契約者はSIMフリーのスマホを自分で用意して利用することができます。もちろんスマホとセットのプランもありますが、その場合ははじめからSIMフリーのスマホが提供されます。

現在多くの格安SIMが提供されています。その中から、主要なサービスの代表的な料金の概要などを以下にピックアップします。料金プランなどの詳細は、各格安SIMサービスのWebサイトを確認してください。

・mineo
料金プラン:デュアルタイプ(音声通話+データ通信 20GB)月額料金2,178円
https://mineo.jp/

・UQモバイル
料金プラン:くりこしプランM(音声通話+データ通信 15GB)月額料金2,728円
https://www.uqwimax.jp/mobile/

・IIJmio
料金プラン:15ギガプラン(音声通話+データ通信15GB)月額料金1,848円
https://www.iijmio.jp/

・イオンモバイル
料金プラン:さいてきプラン10GB(音声通話+データ通信10GB)月額料金2,068円
https://aeonmobile.jp/

・OCNモバイルONE
料金プラン:10GB/月コース(音声通話+データ通信10GB)月額料金1,760円
https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html

ここではデータ通信容量10GB~20GBのプランをピックアップしてみましたが、いずれのサービスでも月額利用料が2,000前後から3,000円と安価なことがわかります。

安くできる理由

では、低コストで格安SIMを提供できるからくりとは、いったいなんでしょうか。

安くできる理由

格安SIMを提供する通信事業者は「MVNO」と呼ばれることもあります。MVNOは「Mobile Virtual Network Operator」の略称で、日本語では「仮想移動体通信事業者」となります。これは、大手キャリアの通信回線を借りてサービスを提供している事業者ということを意味しています。

通信回線を借りているので、格安SIMを提供する通信事業者は自社で基地局や収容局を管理したり、回線を維持したり、新規技術を開発したりといったことが不要となり、それに関連する費用が不要になります。また、格安SIMを提供する事業者は実店舗を持たないことが多く、ネットのみで契約できるサービスがほとんどです。つまり、店舗の維持に必要な人件費やテナント料も削減できます。

これらの要因でコストを削減できるので、その分をユーザーに還元することで低価格なサービスを実現しているのです。

大手キャリアの格安ブランド・プランとは

最近では、大手キャリアも格安SIMに対抗するように格安ブランド・プランを立ち上げ、低価格な料金プランで提供しています。

格安SIMが大手キャリアの通信回線を ”借りて” サービスを提供しているのに対して、大手キャリアの格安ブランド・プランは、大手キャリアの通信回線をそのまま利用しているため、格安SIMに見られるような通信速度の低下などが起こりにくいという点です。

大手キャリアの格安ブランド・プランとは

いずれも、サービスの内容を簡素化することで利用料金を低価格に設定しており、格安SIMと同様に、SIMのみの契約も可能です。

大手キャリアが提供している低価格なサブブランドには以下のようなものがあります。代表的な料金プランは以下です。

・ahamo(キャリア:ドコモ)
料金プラン:名称なし(音声通話+データ通信20GB)月額料金2,970円
https://ahamo.com/

・povo(キャリア:au)
料金プラン:名称なし(音声通話+データ通信20GB)月額料金2,728円
https://povo.au.com/

・LINEMO(キャリア:ソフトバンク)
料金プラン:スマホプラン(音声通話+データ通信20GB)月額料金2,728円
ミニプラン(音声通話+データ通信3GB)月額料金990円)
https://www.linemo.jp/

いずれもデータ容量が20GBで月額利用料金が3,000円未満と、格安SIMとほぼ同じ月額利用料金であることがわかります。

なお、先に紹介した「UQ mobile」はKDDI(au)が提供しているMVNOサービスであり、場合によっては「サブブランド」と呼ばれることもあります。ここでは格安SIMとして分類しています。

メインブランドとの違い

大手キャリアが提供する低価格プランは、格安SIMに近いように設定されています。そのため、本来のプランにあるような利用データ容量によって料金が変動するといった仕組みはありません。格安SIMと同様に基本的にネットで契約する必要があり、キャリアのショップ店頭では契約できません。

ahamoの場合は店頭でのプラン変更サポート(有償)を受け付けていますが、あくまでサポートであって、実際の契約や端末操作はユーザー自身で行わなければなりません。

格安SIMのメリット・デメリット

格安SIMのメリット・デメリット

メリット

・低コスト
まずは、利用料が安いことが挙げられます。大手キャリアの一般的なプランであれば月額5,000円を超えることも珍しくはありませんが、格安SIMなら2,000円前後に抑えることも可能です。

・料金プランがシンプル
料金プランがわかりやすいのもメリットです。複雑なオプションや割引といった設定がなく、「データ容量○○GB」「月額○○円」と明確にしている格安SIMサービスがほとんどです。

・目的に合わせてプラン選択可能
データ通信を重視したプランも多いため、通話よりもネット利用を重視してスマホを使いたい人にとって魅力的でしょう。少ないデータ容量のプランが充実している格安SIMサービスもあり、そちらは毎月のデータ容量をそれほど使わない人に向いています。

・契約期間の縛りがない
大手キャリアでの契約プランにある「2年縛り」のような最低契約期間がありません。月単位で解約でき、解約金についても低価格であり、請求されないサービスも多いです。

デメリット

・通信速度・品質が不安定
通信速度が安定しないことが稀にあります。先に触れたように、格安SIMは大手キャリアの通信回線を借りています。基本的には借りている大手キャリアのサービス提供エリアや最大通信速度と同等で利用できるのですが、ユーザーが集中する時間帯には通信が不安定になったり、通信速度が低下したりしたりといったことが起こる可能性があります。

・契約・設定が利用者任せ
格安SIM事業者の多くは、実店舗を持ちません。新規契約の申し込みはもちろんですが、修理サポートの依頼などもネットで行わなければなりません。

実店舗がないことにも関連しますが、契約や各種設定などについてはすべて自分で対応する必要があります。操作や契約で不明なことがあっても、基本的には店頭でサポートを受けることはできません。

・支払い方法が少ない
支払いについては、クレジットカード払いが基本です。クレジットカードを持っていない人、現金主義の人にとってはネックになる可能性もあります。

大手キャリアの格安ブランド・プランのメリット・デメリット

次に、大手キャリアが提供する格安サブブランドのメリットとデメリットを解説しましょう。

メリット

・安定した通信速度、品質
ほぼ格安SIMと同じですが、格安サービスとはいえ各キャリアと同じ通信回線を使っているため、通信速度や通信品質も同等であるということです。

端末によっては最新の5G規格を使えることもあり、通信についてはキャリアと同じというところが大きなメリットと言えるでしょう。

・データ容量が多い
毎月のデータ容量については同じキャリアの通常契約と比較して低価格でありながら大容量を利用できます。

データ容量を使い切ってしまって通信制限が発生した場合でも、通信速度が大きく低下しないところも魅力です。たとえばLINEMOのスマホプランでは、毎月のデータ量20GBを使い切ったあと、通信速度は1Mbpsに低下します。ソフトバンクのデータ定額プランではデータを使い切ると128kbpに低下しますから、それに比べればやさしい制限と言えるでしょう。

・通話オプション
音声通話については、ahamoなら5分以内の通話が無料で、LINEMOとpovoでは月額550円で5分以内の通話が無料というオプションが設定されています。通話をほとんどしない人には大きなメリットになります。

またLINEMOなら、LINEアプリを使った場合にはトーク、音声・ビデオ通話によるデータ通信がカウントされず、毎月のデータ容量に影響しません。LINEをたくさん使う人なら見逃せません。

デメリット

・キャリアメールが使えない
大手キャリアのサービスと考えていて足をすくわれるのが「キャリアメール」が使えないところでしょう。大手キャリアでスマホを契約すると、独自のメールアドレス(○○@docomo.ne.jp、○○@au.com、○○@softbank.ne.jpなど)を利用できました。

しかし、同じキャリア内で通常プランから格安サブブランド・プランへ移行した場合でも、今まで使ってきたキャリアメールは使えなくなりますし、もちろん新規で格安サブブランド・プランと契約した場合にもキャリアメールは付与されません。

・割引サービス、オプションサービスが適用されない
各キャリアが用意しているさまざまな割引サービスを利用できないのがデメリットと言えます。例えば、家族で同じキャリアを利用しているときには「家族割」が適用されますが、格安サブブランドでは対象外となります。また、キャリアでの契約では普通に利用できた留守番電話サービスや転送サービスなども、利用できない格安ブランド・プランがほとんどです。

・店頭サポートが受けられない
従来の契約なら、街角にあるキャリアのショップ店頭で気軽に操作方法など尋ねることもできましたが、店頭での各種サポートも受けられません。基本的にすべてネットで対応するか、チャットサポートで相談するか、自分で調べる必要があります。

同じキャリアの通常プランを利用していた人が格安サブブランドへ移行したとき、従来手厚く受けられてきたキャリアのサービスやサポートといったものが受けられなくなるのをデメリットに感じる人も多くいるはずです。

申し込みに必要なもの

格安SIMや格安サブブランド・プランへ申し込むにはどうしたらよいのでしょうか。両者とも申し込みの手順や必要なものは共通点が多いので、ここではLINEMOでの具体的な手順を例に解説していきましょう。

もちろん、契約する通信事業者によって異なる部分はありますから、申し込み前には各サービスのサイトでしっかりと確認してください。

端末を用意する

格安SIM、格安サブブランドともに、基本的には自分でスマホ端末を用意する必要があります。もちろん現在自分の使っているスマホでも構いません。

端末を用意する

まず自分の使っているスマホがそのサービスで利用できるかを確認します。

LINEMOの場合は、動作確認端末 から確認できます。

なお、ドコモからahamoへ、auからpovoへ、ソフトバンクからLINEMOへ乗り換える場合には、スマホのSIMロックはそのままでも構いませんが、違うキャリアやその他の格安SIMから乗り換える場合は、スマホのSIMロックが解除されていなければなりません。SIMロックの解除については、端末を購入した時のキャリアのサイトにて手続きします。

<ドコモで購入した端末のSIMロック解除方法>

マイドコモにログイン

メニューの「サービス一覧」を選択

「SIMロック解除」を選択

必要項目を入力

手続き完了

<ソフトバンクで購入した端末のSIMロック解除方法>

マイソフトバンクにログイン

メニューの「契約・オプション管理」を選択

必要項目を入力

手続き完了

<auで購入した端末のSIMロック解除方法>

My auにログイン

メニューの「契約内容手続き」を選択

「SIMロック解除のお手続きはこちら」を選択

必要項目を入力

手続き完了

電話番号を引き継ぐ場合はMNP予約番号を用意する

新しい電話番号でLINEMOを利用する場合は、特にこの準備は不要です。

現在使っているスマホの電話番号を引き継ぐ場合は、各キャリアで「MNP予約番号」を取得する必要があります。各キャリアのマイページからMNP取得の手続きを行うか、電話もしくは店頭でMNP予約番号を取得できます。

なお、ドコモからahamo、auからpovo、ソフトバンクからLINEMOへ番号を引き継いで移行する場合にはMNPの手続きは必要ありません。

本人確認書類を用意する

申し込みには、運転免許証や健康保険証のような「本人確認書類」が必要となります。

本人確認書類はスマートフォンやデジタルカメラで撮影した画像データをアップロードします。本人確認書類に不備があると契約できないので注意しましょう。

また格安SIM、格安サブブランド・プランでの契約では、契約者が未成年の場合に親権者の同意が必要だったり、そもそも契約できなかったりしますので、これについても各サービスでよく確認してください。

格安SIM、格安ブランド・プランへ移行してみよう!

格安SIMと格安ブランド・プランは、MVNOか大手キャリアかという違いこそあれ、サービス内容や料金に大きな違いがないことがわかります。どちらも「スマホ料金を安くしたい!」という人におすすめできます。

格安SIMの場合は、サービスによってはかなり小さなデータ容量のプランも用意されていますので、「あまりデータは使わないけどスマホは持っていたい」という人なら各サービスの低容量プランを検討してみるといいでしょう。

大手キャリアの提供している格安ブランド・プランは、「いままでと同じ通信品質で低価格プランを使ってみたい」という人におすすめです。

いずれにしても、従来の大手キャリアのプランから移行することでいくつかのデメリットが生じることに注意してください。料金が安いことには理由があるということを心に留め、格安SIM、格安ブランド・プランへの移行をぜひ検討してみてください。

※当ページの内容は公開日時点の情報です。
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